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◆今日の内容を10秒でチェック！
・日経平均は続伸、商社株の上昇を追い風に300円超高
・三菱商事はバフェット氏投資会社が買い増し、SOMPOは米社買収へ
・9月のイベントで「iPhone 17」発表？ 「アップル」関連株に注目
【1】今日の株式相場＆話題株 早わかり！
続伸、商社株の上昇を追い風に300円超高
【今日の相場】
日経平均株価は続伸！ 今日の高値で取引を終えた。米半導体大手エヌビディアが27日の取引終了後に決算発表したが、8～10月期の売上高見通しが予想に届かなかった。エヌビディアの株価が時間外取引で下落した影響を受け、今日の日経平均株価は反落して始まった。しかし、その後は急速に切り返して上昇に転じた。ソフトバンクグループやアドバンテスト、東京エレクトロンなどが日経平均株価の上昇をけん引した。また、ウォーレン・バフェット氏率いる米投資会社の保有株比率が10％を超えた三菱商事は年初来高値を更新。他の大手商社株も軒並み買われ、日経平均株価は上げ幅を広げた。日本株に対する海外投資家の関心は根強いとの見方につながったようだ。
今晩の米国市場では、改めてエヌビディアの決算に対する反応が注目されそうだ。東京市場と同様にネガティブな反応が限られるようなら、安心感につながりそうだ。なお、国内では明朝、8月の東京都区部消費者物価指数（CPI）や7月の鉱工業生産などが発表される。
【日経平均】42828.79円↑（+308.52円）
【グロース250】776.06↓（-2.62）
【NYダウ】45565.23ドル↑（+147.16ドル、27日）
【ナスダック】21590.140↑（+45.870、27日）
■日経平均株価チャート／日足・6カ月
（出典：SBI証券公式サイト）
【今日の話題株】
◆三菱商事（8058）
3311円（＋60円）
年初来高値を更新。米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイの子会社、ナショナル・インデムニティー・カンパニーによる三菱商事株の保有比率（議決権ベース）が10％を超えたと発表している。3月10日時点で9.74％だったが、8月28日時点では10.23％に上昇した。バフェット氏は5大商社株の買い増しの意向を示していた。
◆SOMPOホールディングス（8630）
4824円（＋152円）
一時4979円まで上昇し、取引時間中の上場来高値（株式分割考慮）を更新。海外子会社を通じて米アスペン・インシュアランス・ホールディングスの買収手続きを開始することで合意したと発表している。アスペンは世界最大の保険市場である米国を中心に事業基盤を持つ。SOMPOは政策保有株の売却を前倒しで進め、順調に資本が積み上がっており、成長投資の機会を模索していた。
◆ダイドーグループホールディングス（2590）
2494円（－179円）
年初来安値を更新。27日に発表した2026年1月期の上期（2～7月）決算は、最終損益が13億6100万円の赤字（前年同期は48億9400万円の黒字）となった。また、従来未定としていた通期の業績予想を公表し、最終損益は30億円の赤字（前期は38億400万円の黒字）となる見通し。トルコ事業を巡る「超インフレ会計」の影響が響く。
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【2】木曜コーナー「今日の注目株」
米アップル、9月のイベントで「iPhone 17」発表？
米アップルは9月9日（日本時間10日未明）にイベント「Awe Dropping.（言葉にできない。）」を開催すると発表した。例年、この時期に新型スマートフォンやスマートウォッチが発表されることから、今回も「iPhone 17」や「iPhone 17 Pro」「Apple Watch Series 11」が発表されると予想されている。また、告知映像ではブルーやイエロー、オレンジの色合いが目立ち、新型スマートフォンのカラーバリエーションとみられている。予想通り「iPhone 17」などが発表されれば、年末商戦に向けた期待が高まるとともに、アップルのサプライヤーも投資家の関心を集めそうだ。
一方、アップルはトランプ米政権による中国への関税措置を回避する狙いから、6日には米国内で新たに1000億ドル（約14兆7000億円）の追加投資を行うと発表。4年間で総額6000億ドルを投資する。また、米コーニングとのパートナーシップを大幅に拡大することも発表。「iPhone」と「Apple Watch」のカバーガラスすべてを、ケンタッキー州ハロッズバーグにあるコーニングの工場で生産するため投資を行う。アップルは主要部品の米国内での製造をさらに促進することを奨励しており、米国に生産拠点を持たないサプライヤーは選択を迫られる可能性もありそうだ。先行きについて注意しておく必要もあるだろう。
上の表には、注目のアップル関連銘柄を挙げた。いずれも2024年に発表された2023年版サプライヤーリストに掲載されている企業だ。ソニーグループはアップル向けにイメージセンサーを独占供給してきた。ただし、前述の通りアップルは米国での製造拡大を打ち出しており、来年発売される予定の「iPhone 18」からは、テキサス州に工場を建設しているサムスン電子に切り替わるとみられている。AGCについてもコーニングへのシフトが進む可能性があり、今回のアップルの新製品発表が好感されても、先行きを注視する必要がありそうだ。
一方、電子部品の村田製作所や半導体のルネサスエレクトロニクスは、サプライヤーリスト内に米製造拠点の記載がある。アップルの米製造シフトが進む中でも安心感がありそうだ。村田製作所はアップル関連銘柄としての位置づけが強いため、特に注目しておきたい。
■村田製作所株価チャート／日足・6カ月
（出典：SBI証券公式サイト）
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