【9月の株主優待の内容と利回りを調査(2025年版)】特別優待のオリエンタルランドをはじめ、利回り5％超の金券優待、人気の森永乳業やヤマダHDなどを紹介！

◆1月～12月までのお得な株主優待の内容はココでチェック！◆

2025年9月に権利が確定する株主優待の中から
注目すべきお得な銘柄＆株主優待内容を徹底調査！

　9月に権利確定する株主優待は約420銘柄。1年の中では3月に次いで2番目に多く、ヤマダホールディングス（9831）や力の源ホールディングス（3561）などの株主優待券がもらえる注目銘柄や、カタログギフトで人気の日本管財ホールディングス（9347）など、バラエティに富んだ銘柄が揃っている。

　特に、今回だけの特別優待を実施するオリエンタルランド（4661）は見逃せない！ また、「QUOカード」や「デジタルギフト」がもらえる利回り5％以上の"高利回り金券優待"も充実している。株主優待の内容や利回りはもちろん、株価の動向や最新の業績も確認して、目当ての銘柄をしっかり絞り込もう！

ハムがもらえる丸大食品、カタログギフトの日本管財HDなど、
自社商品詰め合わせやカタログギフトで注目したい8銘柄を紹介！

　まずは、自社関連商品やカタログギフトなど「モノ」がもらえる株主優待の中から、注目したい8銘柄を取り上げる。

■自社商品やカタログギフトがもらえる注目の8銘柄！
最低投資額	株主優待＋ 予想配当利回り	株主優待利回り	予想配当利回り	詳細情報
◆新日本製薬（4931） 【確定月】9月
24万1000円	4.65%	2.49%	2.16％
【株主優待内容】 100株で6000円相当、300株以上で1万8000円相当の自社商品
【備考】今回の株主優待の内容は、通常分＋記念優待分で今回限り。100株保有時の内容は、パーフェクトワンモイスチャージェル＋パーフェクトワン薬用ホワイトニングセラム。長期保有優遇制度があり、6カ月以上の継続保有で、100株は1万2000円相当、300株以上は3万5000円相当に増額（いずれも記念優待分を含む）
◆大冷（2883） 【確定月】9月
19万8900円	4.27%	1.26%	3.02%
【株主優待内容】 100株以上で市場価格2500円相当の自社商品
【備考】前回の株主優待品は、楽らく国産骨なし秋さけ、楽らく骨なしさば、ミニパックカスタードワッフルの詰め合わせ（すべて冷凍品）
◆日本インシュレーション（5368） 【確定月】9月
31万3500円	4.18%	0.64%	3.54％
【株主優待内容】 300株で2000円相当、1000株で5000円相当、3000株以上で6000円相当のオリジナルカタログギフト
【備考】今回から株主優待を新設。カタログ掲載内容は、自社製品の高吸水性・新感覚バスマットをはじめ、グルメ商品や社会貢献ギフトなど20アイテム以上を予定
◆マルイチ産商（8228） 【確定月】9月
11万7000円	3.59%	1.71%	1.88％
【株主優待内容】 100株で2000円相当、200株で3000円相当、500株で4000円相当、1000株以上で7000円相当の自社関連商品
【備考】今回から株主優待の内容を一部拡充。100株の株主優待品はオリジナルレトルトカレー5食の詰め合わせ、200株はレトルトカレー2色、魚の缶詰6缶の詰め合わせ、500株以上は複数の選択肢を用意。2026年9月以降は6カ月以上の継続保有が条件
◆丸大食品（2288） 【確定月】9月
39万4800円	3.55%	0.76％	2.79%
【株主優待内容】 200株以上で3000円相当の自社商品（ハムなど）
【備考】前回の株主優待品は煌彩ロースハム特撰（540g）
◆日本管財ホールディングス（9347）　【確定月】9月／3月
28万円	3.36%	1.43%	1.93％
【株主優待内容】 100株以上で2000円相当のカタログギフト
【備考】前回のカタログ内容は惣菜や調味料、スイーツなどの食品類、インテリア雑貨、キッチン雑貨など約55アイテム。長期保有優遇制度があり、3年以上の継続保有で3000円相当に増額
◆森永乳業（2264） 【確定月】9月
32万8100円	3.29%	0.46%	2.83%
【株主優待内容】 100株で1500円相当、300株で3000円相当、500株以上で5000円相当の「森永絹とうふ」を含む自社商品
【備考】前回の100株保有時の株主優待品は、絹とうふ3パック、絹とうふしっかり3パック、リプトンレモンティー、森永マミー、目の疲労感軽減、毎朝爽快Light、睡眠改善の全11品。また、同額の寄付も選択可能
◆日本ドライケミカル（1909） 【確定月】9月
62万1000円	1.61％	0.16％	1.45%
【株主優待内容】 防災用品など14アイテムから、100株で1品、300株以上で2品を選択
【備考】今回の選択肢は、保存食5年サポートセットⅡ、非常食ギフトセット、LEDランタンライト、脱出ツール、ポケットラジオなど全14アイテム（QUOカード、国内災害義援金への寄付を含む）。株主優待利回りは100株の選択肢の一つ、1000円分のQUOカードで計算
※株主優待の内容、最低投資額、利回りは8月26日終値時点

　株主優待がきっかけで、今まで知らなかった商品に出会えたという人もいるのでは？ 森永乳業（2264）の場合は、それが「森永絹とうふ」かもしれない。 森永乳業の株主優待では、100～300株未満で1500円相当、300～500株未満で3000円相当、500株以上で5000円相当の自社商品がもらえるが、必ず「森永絹とうふ」が入っているのがポイント。実はこの豆腐、日本初（※）の長期での常温保存が可能な商品（※2019年5月「森永とうふ」シリー
ズとして。森永乳業調べ）。大豆の実の部分だけを使用することで、雑味のない濃厚な味わいが楽しめるそうだ。

　最低投資額は32万8800円（8月26日終値で計算、以下同）で、配当＋株主優待利回りは3.29％と、まずまずの水準となっている。

　また、大冷（2883）や丸大食品（2288）も、自社商品の詰め合わせがもらえる人気の銘柄だ。大冷の株主優待品は例年「骨なしの魚」などだが、昨年は「骨なしの鮭」や「骨なしの鯖」に加えて、ミニサイズのカスタードワッフルという組み合わせだった（いずれも冷凍品）。配当＋株主優待利回りは4.27％で、利回り面での魅力も高い。

　一方、丸大食品の株主優待では毎年、3000円相当のハムなどが丸々1本もらえる。ちなみに、表組みには掲載していないが、プリマハム（2281）の株主優待でも、9月に3000円相当のハムなどがもらえる。必要投資額は丸大食品の39万4800円に対して、プリマハムは47万2800円。配当＋株主優待利回りは丸大食品が3.55％で、プリマハムは4.01％となっている。ハムの味の好みはもちろん、必要投資額や利回りなど、優先するものによってどちらか決めるとよいだろう。

　今回から株主優待の内容を拡充したのが、名証に上場しているマルイチ産商（8228）だ。これまでは100株以上と1000株以上の配布区分しかなかったが、新たに200株、500株の区分を新設。100株では、2000円相当の自社加工品の「りんご和牛信州牛カレーデミグラス仕立て」「りんご和牛信州牛カレー」の合計5食分の詰め合わせがもらえる。なお、2026年以降は6カ月以上の継続保有が株主優待の獲得条件になる。

　食品以外の自社商品では、オールインワン化粧品などを手がける新日本製薬（4931）に注目したい。通常は100株で4000円相当の自社商品がもらえるが、今回は自社商品がギネス世界記録に認定された記念の優待が追加され、株主優待金額が6000円相当にアップする。

　しかも、配当＋株主優待利回りは取り上げた8銘柄の中でもっとも高い4.65％と高水準になっている。すでに今回の株主優待品も発表済みなので、内容を確認した上で購入するかどうかを決められるのはありがたい。
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⇒新日本製薬、記念株主優待を実施！ 自社商品の売上が2年連続でギネス世界記録に認定されたことを記念し、2025年9月末に100株以上の保有で自社商品を贈呈へ

　欲しいものを選べるカタログギフトの株主優待では、日本管財ホールディングス（9347）の人気が高い。人気の理由は、9月と3月の年2回実施されることに加えて長期保有優遇制度も導入されており、3年以上保有すると株主優待金額が2000円相当⇒3000円相当にアップするためだ。カタログはオリジナルで、グルメ商品を中心に約55種類が掲載されている。

　今回からカタログギフトの株主優待を新設したのが、日本インシュレーション（5368）。必要な最低投資額は31万3500円で、2000円相当の商品を選択できる。現時点では、自社製品の高吸水性・新感覚バスマットのほか、グルメ商品や社会貢献ギフトなど全20アイテム以上を予定しているという。配当＋株主優待利回りは4.18％と、高めの水準となっている。

　また、日本ドライケミカル（1909）は、保存食やLEDランタンライト、ポケットラジオといった防災用品がメインのカタログギフトを実施している。配当＋株主優待利回りは1.61％で利回り面での魅力は低いが、防災用品に特化している点が注目されている。

特別株主優待を実施するオリエンタルランドをはじめ、
買い物や外食、レジャーに使える株主優待券の人気8銘柄！

　続いて、買い物や外食、レジャーなどをお得に楽しめる株主優待券の人気8銘柄を紹介する。

■外食・買い物・レジャーがお得になる株主優待券の人気8銘柄！
最低投資額	株主優待＋ 予想配当利回り	株主優待利回り	予想配当利回り	詳細情報
◆ヤマダホールディングス（9831） 【確定月】9月／3月
4万6700円	6.85%	3.21%	3.64％
【株主優待内容】 500円分の買物優待券を、100株で2枚（9月）・1枚（3月）、500株で6枚（9月）・4枚（3月）、1000株以上で10枚、1万株以上で50枚
【備考】買物優待券は、「ヤマダデンキ」国内各店舗や「IDC OTSUKA」業態店舗などで、税込1000円以上・1000円ごとに1枚利用可
◆ソフィアホールディングス（6942） 【確定月】9月／3月
12万1600円	4.93%	4.93%	ー
【株主優待内容】 「キルフェボンチャージギフトカード」を、100株で3000円分、500株以上で6000円分。加えて、500株で熟成麦豚ロースステーキ、1000株以上で熟成麦豚ロースステーキ、NMN15000（健康食品）
【備考】「キルフェボンチャージギフトカード」は、「キルフェボン」各店及びWebストアで利用可
◆ケーズホールディングス（8282） 【確定月】9月／3月
15万1200円	4.23%	1.32%	2.91％
【株主優待内容】 1000円分の株主優待券を、100株で1枚、500株で3枚、1000株で5枚、3000株で10枚、6000株で20枚、1万株以上で30枚
【備考】「ケーズデンキ」全店舗で利用可（実店舗のみ）。1回の買物で最大32枚まで使用可能。長期保有の優遇制度があり、1年以上の継続保有で100株以上1000株未満は1枚、1000株以上は2枚、株主優待券を追加
◆力の源ホールディングス（3561） 【確定月】9月／3月
15万1800円	3.95%	2.64%	1.32％
【株主優待内容】 ①1000円分の株主優待食事券②ECサイトクーポン券のいずれかを、100株で①2枚、500株で①8枚②8000円分、1000株で①10枚②1万円分、3000株以上で①15枚②1万5000円分
【備考】 「一風堂」「名島亭」「因幡うどん」などの国内店舗で利用可。500株以上は寄付も選択可。長期保有優遇制度があり、1年以上の継続保有で区分ごとに追加あり。100株の場合は、株主優待食事券ｼﾞｼｬ券4枚またはECサイトクーポン券4000円分に増額
◆カッパ・クリエイト（7421） 【確定月】9月／3月
15万9500円	3.76%	3.76%	ー
【株主優待内容】 優待ポイントを、100株で3000ポイント、1000株で6000ポイント、2000株以上で1万2000ポイント（1ポイント＝1円）
【備考】「かっぱ寿司」「甘太郎」「ラバウザ」「ステーキ宮」などコロワイドグループ各店で利用可（一部を除く）。株主優待ポイントを日本各地の特産品に引き換えることも可能
◆オリエンタルランド（4661）　【確定月】9月／3月
34万3800円	3.00%	2.59%	0.41％
【株主優待内容】 1デーパスポートを100株以上で1枚（創立65周年記念優待）。他に、通常優待として1デーパスポートを、500株で1枚（3月のみ）、2000株で1枚、4000株で2枚、6000株で3枚、8000株で4枚、1万株で5枚、1万2000株以上で6枚
【備考】1デーパスポートは、東京ディズニーランドまたは東京ディズニーシーで利用可能。創立65周年記念優待は今回のみ。長期保有優遇制度があり、100株以上を3年以上継続保有すると1デーパスポート1枚を追加（2023年9月30日から起算。9月のみ）。株主優待利回りは1デーパスポートを8900円（2025年8月の最安値）で計算
◆マツキヨココカラ＆カンパニー（3088） 【確定月】9月／3月
30万6600円	2.80%	1.30%	1.50％
【株主優待内容】 マツキヨココカラポイントを、100株で2000円ポイント、500株で3000円ポイント、1000株以上で5000ポイント（1ポイント＝1円）
【備考】ポイントは、「マツモトキヨシ」「ココカラファイン」など自社グループ各店及びオンラインストアで利用可。同額の寄付も選択可能
◆ANAホールディングス（9202） 【確定月】9月／3月
29万1250円	ー	ー	2.06％
【株主優待内容】 100株で1枚、200株で2枚、300株で3枚、400株で4枚など、保有株数に応じた「株主優待番号案内書」（10万株以上では254枚＋800株ごとに1枚追加）。他に、100株以上で優待クーポン券1冊
【備考】「株主優待番号案内書」により、コードシェア便を含むANA国内全路線の片道1区間を株主優待割引運賃で利用可（混雑状況によって販売座席数の制限あり）。優待クーポン券は、ANAグループのホテルや売店、ツアーなどで利用可
※株主優待の内容、最低投資額、利回りは8月26日終値時点

　今年9月の株主優待で見逃せないのが、会社創立65周年の特別記念優待を実施するオリエンタルランド（4661）だ。通常の株主優待では、500株の保有で3月のみ1枚、2000株の保有で9月と3月に各1枚ずつ東京ディズニーリゾートの「1デーパスポート」をもらえる。しかし、特別記念優待では100株以上の保有で「1デーパスポート」を1枚もらえる。

　100株保有時の必要投資額は34万3800円で、仮に「1デーパスポート」を8900円とした場合、配当＋株主優待利回りは3.00％になる。通常の株主優待は、最低500株の保有が必要（投資額は171万9000円）なので、特別記念優待ではお得に「1デーパスポート」をもらうことができる。
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⇒オリエンタルランド、記念株主優待の実施で｢1デーパスポート｣を追加で贈呈！ 創立65周年記念で、2025年9月末に100株保有で｢1デーパスポート｣が1枚追加

　レジャー・交通系では、ANAホールディングス（9202）も9月の定番優待の一つ。ANA国内線の片道1区間が、割引運賃で利用できる。空席があれば、年末年始やゴールデンウィークなどの繁忙期にも利用可能なので、国内線に乗る機会が多いなら押さえておきたい株主優待と言えるだろう。株主優待利回りは算出できないが、配当利回りだけで2.06％ある。

　買い物系の株主優待では、まず2つの家電量販店をチェックしておこう。ヤマダホールディングス（9831）は、100株で9月に2枚、3月に1枚、ヤマダデンキやIDC OTSUKAなどで利用できる500円分の買物優待券がもらえる。最低投資額は、取り上げた8銘柄の中でもっとも少ない4万6700円。一方、配当＋株主優待利回りは6.85％ともっとも高い。ただし、税込1000円以上の買い物で、1000円ごとに1枚の買い物優待券を使えるという割引券タイプだ。

　ケーズホールディングス（8282）の優待品は、株主優待券だけで買い物ができる金券タイプ。釣銭は出ないが、商品の金額によっては現金不要で買い物ができるのが魅力だ。最低投資額は15万1200円で、100株で1000円分の株主優待券が年2回もらえる。配当＋株主優待利回りは4.23％で、1年以上の継続保有で100株では株主優待券が1枚追加される。

　また、株主優待＋配当利回りは2.80％に留まるが、「マツモトキヨシ」や「ココカラファイン」などで使えるポイントが年間4000円分もらえるマツキヨココカラ＆カンパニー（3088）も、9月（＆3月）の株主優待として人気が高い。実店舗だけでなく自社オンラインストアでも使えるので、近くに店舗がない人でも安心だ。
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　ソフィアホールディングス（6942）は、タルトなどで大人気の洋菓子店「キルフェボン」で使える「キルフェボンチャージギフトカード」がもらえるというユニークな株主優待。全国12カ所の実店舗に加えて、キルフェボンWEBストアでも利用可能だ。無配だが、株主優待利回りだけで4.93％もある。

　9月は外食系の株主優待も多い。ここでは、とんこつラーメンで人気の「一風堂」を展開する力の源ホールディングス（3561）を紹介しよう。前回3月から株主優待内容を拡充していて、100株では1000円分の株主優待食事券を2枚もらえる。必要投資額は15万1800円で、配当＋株主優待利回りは3.95％と、なかなかの高利回りだ。長期保有の優遇制度もあり、1年以上の継続保有で100株の場合は2000円分⇒4000円分（株主優待食事券またはECサイトクーポン券）と、株主優待額が倍増する。

　カッパ・クリエイト（7421）の株主優待は、「かっぱ寿司」をはじめ、「甘太郎」「ラバウザ」「ステーキ宮」などコロワイドグループのさまざまな業態の飲食店で利用できるのがメリット。今期の配当は未定だが、株主優待利回りだけで3.76％ある。

　ちなみに、同じコロワイドグループでは、コロワイド（7616）の配当＋株主優待利回りが4.32％、アトム（7412）は3.07％だ（無配）。利回りだけで見るとコロワイドが有利だが、必要投資額は98万3000円と、かなり高めになる。一方、アトムの最低投資額は6万5200円と、かなり手頃だ。利回りなのか投資金額なのか、重視したいものを優先して選ぼう。

利回り11％超のイントランス、5％超のバーチャレスク・HDなど
投資額30万円ほどで買える利回り4％超の金券優待8銘柄をピックアップ！

　次は、「QUOカード」や最近増えている「デジタルギフト」など、汎用性の高い金券優待を見ていこう。9月は金券優待だけで約100銘柄もある。その中から、必要投資額30万円くらいまで、配当＋株主優待利回り4％以上、株主優待金額が年間2000円分以上という条件で絞り込み、8銘柄をピックアップした。

■投資額が30万円くらいまでで買いやすい！ 　利回り4％超、年間優待額2000円以上の金券優待8銘柄！
最低投資額	株主優待＋ 予想配当利回り	株主優待利回り	予想配当利回り	詳細情報
◆イントランス（3237） 【確定月】9月／3月
8万8000円	11.36%	11.36%	ー
【株主優待内容】 1000株以上で、5000円分のデジタルギフト、及び20％割引ホテル宿泊券
【備考】株主優待利回りはデジタルギフト券のみで計算。交換先は、Amazonギフトカード、QUOカードPay、PEX（ポイント交換サイト）から選択可能。割引対象ホテルは、「Homm Stay NAGI KYOTO SANJYO」
◆タスキホールディングス（166A） 【確定月】9月
22万1100円	5.88%	1.13%	4.75%
【株主優待内容】 300株で2500円分、500株で5000円分、1000株以上で7500円分のデジタルギフト
【備考】設立1周年記念優待で今回のみの実施（2025年3月分はすでに実施済み）。Amazonギフトカード、QUOカードPay、Appleギフトカード、Uber Eatsなど複数から選択可能
◆バーチャレクス・ホールディングス（6193）　【確定月】9月／3月
22万9200円	5.67%	4.36%	1.31%
【株主優待内容】 200株以上で5000円分のQUOカード
【備考】今回から株主優待を新設
◆キーウェアソリューションズ（3799） 【確定月】9月／3月
30万1500円	5.37%	1.99%	3.38%
【株主優待内容】 300株以上で3000円分のQUOカード
【備考】今回から株主優待を新設。2026年3月以降は6カ月以上の継続保有が条件
◆コンピューターマネージメント（4491） 【確定月】9月
29万5100円	5.37	3.39%	1.69%
【株主優待内容】 100株以上で1万円分のQUOカード
【備考】今回から株主優待を新設
◆WDBホールディングス（2475） 【確定月】9月／3月
17万4500円	4.73%	1.15%	3.58%
【株主優待内容】 100株以上で1000円分のQUOカード
【備考】設立40周年記念優待で今回と2026年3月のみの実施
◆イルグルム（3690） 【確定月】9月／3月
6万5700円	4.25%	3.04%	1.20%
【株主優待内容】 100株以上で1000円分のデジタルギフト
【備考】今回から株主優待の内容を変更。Amazonギフトカード、PayPayマネーライト、QUOカードPay、dポイント、auPAYギフトカードなど複数から選択可能
◆イー・ガーディアン（6050） 【確定月】9月
20万500円	4.24%	2.49%	1.75%
【株主優待内容】 100株以上で5000円分のデジタルギフト
【備考】今回から株主優待の内容を変更。長期保有優遇制度があり、1年以上の継続保有で8000円分に増額。交換先は、Amazonギフトカード、PayPayマネーライト、QUOカードPay、dポイント、auPAYギフトカードなど複数から選択可能
※株主優待の内容、最低投資額、利回りは8月26日終値時点

　ダントツで利回りが高いのはイントランス（3237）で、株主優待だけで利回りが11.36％に達する。前回の3月権利確定分から株主優待の内容を拡充していて、100株以上で5000円分の「デジタルギフト」が年2回もらえる（ほかに、20％ホテル宿泊券割引券）。しかも、必要投資額は8万8000円とかなり手頃だ。

　ただし、無配であることや「デジタルギフト」の交換先がAmazonギフトカード、QUOカードPay、PEX（ポイント交換サイト）の3カ所に限定されていることなど、気になるポイントもある。魅力的なのは間違いないが、株主優待目的で投資するなら慎重に検討する必要があるかもしれない。

　年間1万円分の「QUOカード」をもらえるのが、どちらも今回から株主優待を新設したバーチャレクス・ホールディングス（6193）とコンピューターマネージメント（4491）だ。バーチャレクス・ホールディングスは200株以上の株主が対象で、9月と3月に各5000円分を贈呈。対するコンピューターマネージメントは100株以上の株主が対象となり、9月だけで1万円分がもらえる。
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　キーウェアソリューションズ（3799）も今回からの新設銘柄だ。必要投資額は、取り上げた銘柄の中でもっとも高額な30万1500円。配当＋株主優待利回りは5.37％となっている。こちらは、300株以上で3000円分の「QUOカード」を年2回もらえるが、2026年3月以降は6カ月以上の継続保有が条件になる。次回以降も獲得したい場合は、権利落ち後も保有し続ける必要があるので注意しよう。
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　9月は、今回あるいは今期限りの記念優待・特別優待を実施する銘柄も多い。今年3月と9月のみ、設立1周年記念優待を実施するのはタスキホールディングス（166A）だ。すでに3月分は終了しているので残すは9月のみだが、300株で2500円分の「デジタルギフト」がもらえて、今回分だけで配当＋株主優待利回りは5.88％になる。

　また、WDBホールディングス（2475）は設立40周年記念優待で、今回と2026年3月のみ株主優待を実施。こちらは各1000円分の「QUOカード」で、配当＋株主優待利回りは4.73％となっている。記念優待は予定通り実施されることがほとんどで、権利日直前での改悪や廃止といったリスクが低めなのは、安心材料と言えるだろう。
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　株主優待品を「QUOカード」などから「デジタルギフト」に変更する銘柄も増えている。今回取り上げた銘柄では、イルグルム（3690）が「Amazonギフトカード」から「Amazonギフトカード」も選択可能な「デジタルギフト」に。また、イー・ガーディアン（6050）は「QUOカード」から「デジタルギフト」に変更している。ちなみに、イルグルムは今回取り上げた8銘柄の中でもっとも必要投資額が少なく、6万5700円で年間2000円分を獲得できる。

　最後に、9月の株主優待の権利確定日と権利付最終日を確認しておこう。9月末が権利日の銘柄は、26日（金）が最終売買日だ。なお、日本インシュレーション（5368）、丸大食品（2288）、イントランス（3237）、バーチャレクス・ホールディングス（6193）、タスキホールディングス（166A）、キーウェアソリューションズ（3799）の各銘柄は、株主優待を獲得するために複数単元が必要になるので要注意。目当ての株主優待を確実に獲得するために、購入前には最終売買日と必要株数の再確認をお忘れなく！