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◆今日の内容を10秒でチェック！
・日経平均は4万3000円台回復、米利下げ期待＆日米合意で署名
・トヨタは朝高後に伸び悩む場面も、キオクシア急伸
・OLCが特別優待！ 東京メトロやANAHD、ヤマダHDも人気
【1】今日の株式相場＆話題株 早わかり！
4万3000円台回復、米利下げ期待＆日米合意で署名
【今日の相場】
日経平均株価は大幅続伸！ 4日の米国市場では主要株価指数がそろって上昇し、S＆P500指数は過去最高値を更新した。8月のADP全米雇用リポートなどが労働市場の減速を示すものとなり、利下げ観測が強まった。また、トランプ大統領が日米貿易合意に基づき、自動車などへの関税を引き下げる大統領令に署名。今日の東京市場ではこれらを好感した買いが先行し、日経平均株価は朝方に4万3220.94円（＋640.67円）まで上昇する場面があった。上値では利益確定売りが出て伸び悩んだが、終値でも8月19日以来となる4万3000円台を回復した。前日にストップ安となったニデックだが、今日は反発。フジクラやアドバンテストも堅調だった。
今晩の米国では8月の雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数は前月比＋7.5万人程度（7月は＋7.3万人）になるとみられている。雇用統計の内容や市場反応、また来週の注目点については、週明けの月曜コーナー『今週の焦点』に加え、X（旧ツイッター）の音声チャット「スペース」でも解説していく。
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【日経平均】43018.75円↑↑（+438.48円）
【グロース250】766.63↑（+6.99）
【NYダウ】45621.29ドル↑（+350.06ドル、4日）
【ナスダック】21707.694↑（+209.967、4日）
■日経平均株価チャート／日足・6カ月
（出典：SBI証券公式サイト）
【今日の話題株】
◆トヨタ自動車（7203）
2962.5円（＋57.5円）
朝方に一時3006円まで上昇。トランプ米大統領が日米貿易合意を実行する大統領令に署名し、自動車などへの25％の追加関税は従来の税率とあわせて15％に引き下げられる見込みとなった。トヨタなどの自動車株はこれを好感した買いが先行したものの、日米合意で織り込み済みといった見方もあり、伸び悩む場面が見られた。
◆キオクシアホールディングス（285A）
3065円（＋439円）
NAND型フラッシュメモリーで協業する米サンディスクの株価が4日の取引で急伸し、同社株にとっても追い風となった。米商務省が2日、競合の中国法人に対する輸出優遇措置の廃止を発表。また、トランプ米大統領は4日に、米国に生産拠点を移転しない半導体企業からの輸入に関税を課す考えを示したなどと伝わっている。競争環境が改善するとの見方から買いが入ったようだ。
◆クスリのアオキホールディングス（3549）
3959円（＋79円）
ドラッグストア。「物言う株主（アクティビスト）」として知られる香港の投資ファンド、オアシス・マネジメントが変更報告書を提出し、8月28日時点で同社株10.70％を保有していることが明らかになった。従来の保有比率は9.67％だった。また、フジ・メディア・ホールディングスは旧村上ファンド系の投資会社による株の買い増しが判明した。
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【2】金曜コーナー「今日の注目株」
OLC特別優待！ 東京メトロやANAHD、ヤマダHDも人気
今日は9月に実施される人気の株主優待を確認しよう。中間期末となる9月に優待実施する企業は多く、内容も買い物に食事、レジャーなどと多彩だ。ただし、3月と優待内容が異なるケースがあるほか、昨今は優待制度を変更する企業も多いので注意しよう。今回は9月優待の内容や人気度に加え、優待取得に必要な投資額、企業としての長期的なポテンシャルなどを考慮してリストを作成した。NISA（少額投資非課税制度）を活用して長期にわたり優待を楽しめるような投資の参考にしてほしい。
今回、注目したいのはオリエンタルランドだ。東京ディズニーランドまたはシーで利用可能な1デーパスポートがもらえる優待は広く知られている。もっとも、通常は9月優待で2000株以上、3月優待で500株以上の保有が必要。長期保有株主向け（9月のみ）は100株からだが、3年以上継続して保有することが条件とあって、優待取得のハードルはやや高い。しかし、今回は創立65周年を記念して特別優待を実施。100株以上で「通常の配布枚数に追加して1枚」を贈呈するものとなっており、いつもより手軽に優待を取得することが可能だ。株価は昨年から今年前半にかけて大きく下落したが、2026年に東京ディズニーシー25周年を迎え、2028年度には「ディズニークルーズ」就航が控えている。長期保有株主向けの優待を狙って投資してみるのも一案だろう。
ANAホールディングスなどの航空会社や、東京地下鉄（東京メトロ）などの鉄道会社も人気優待の定番だ。東京メトロは4月に発表した中期経営計画が物足りない内容と受け止められ、株価が大きく下落したが、優待は根強い人気があるようだ。ただし、関連施設優待券は3月の優待となるので注意しよう。東京は安定的な人口増加が見込め、2030年代半ばの開業を目指す有楽町・南北線の延伸や、不動産事業など非鉄道分野の拡大も注目点となる。
牛丼店「すき家」のゼンショーホールディングスや、うどん店「丸亀製麺」のトリドールホールディングスも優待を実施。これら外食企業は優待人気が根強い上、海外展開による成長期待が高まっている。家電量販店のヤマダホールディングスは優待取得に必要な投資額が少なく、配当＋優待利回りが比較的高いので注目しておきたい。
なお、権利確定日が9月末の株主優待の権利付き最終売買日は26日となる。優待が欲しい投資家は、この日の取引終了までに必要な株数などを確認した上で購入しよう。
（ザイ優待アナリスト 小林大純）
■オリエンタルランド株価チャート／日足・6カ月
（出典：SBI証券公式サイト）
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