◆今日の内容を10秒でチェック!
・日経平均は4日ぶり大幅反発! 一時2300円超高も伸び悩み
・信越化学が大幅高、カプコンは新作好調も大幅安
・医療などで活用広がる「コミュニケーションロボット」関連銘柄
【1】今日の株式相場&話題株 早わかり!
4日ぶり大幅反発! 一時2300円超高も伸び悩み
【今日の相場】
日経平均株価は4日ぶり大幅反発! 4日の米国市場では主要株価指数がそろって反発した。米イスラエルの攻撃が始まった翌日、イランの情報機関が停戦協議を打診していたとの一部報道を受け、情勢悪化への警戒感がいったん和らいだようだ。また、予想を上回る経済指標が相次いだことも投資家心理の改善につながった。こうした流れから、今日の日経平均株価は朝方に一時5万6619.98円(+2374.44円)まで上昇。ただ、後場には上げ幅を660円あまりに縮める場面もあった。前日までの3日間で4600円あまり下落していただけに、「自律反発(急落の後の自律的な戻り)の域を出ない」との見方があった。
半導体の米ブロードコムが決算を受けて時間外取引で一時上昇し、アドバンテストや東京エレクトロンに買いが入ったが、これらも伸び悩む格好となった。「AI(人工知能)バブル」懸念がくすぶるハイテク株の買いの持続性も焦点の1つとなりそうだ。また、今晩の米国ではコストコ・ホールセールやギャップの決算が予定されており、米国の消費動向を探る上で注目したい。
【日経平均】55278.06円↑↑(+1032.52円)
【グロース250】749.61↑↑(+36.41)
【NYダウ】48739.41ドル↑(+238.14ドル、4日)
【ナスダック】22807.484↑↑(+290.793、4日)
■日経平均株価チャート/日足・6カ月
【今日の話題株】
◆信越化学工業(4063)
6226円(+292円)
3日ぶり大幅反発。一時6426円(+492円)まで上昇し、取引時間中の昨年来高値を更新する場面も。米国で約5300億円を投じ、塩化ビニール樹脂を増産すると報じられた。塩ビは住宅やインフラ向けで需要増加が期待されているという。市場関係者からは、投資額は想定より抑えられており、競争力の向上につながると評価する声が出ていた。
◆スズキ(7269)
2081.5円(+0.5円)
4日ぶり反発。7月1日付でカナデビアの全固体電池事業を買収すると発表した。カナデビアは2006年に全固体電池の開発を開始。独自に開発した乾式製法で、液漏れがないなどの高い安全性や耐環境性、広い温度域での稼働などを実現し、宇宙や高温・真空状態などの特殊用途向けに強みを有しているという。当該事業の経営成績や買収金額は非開示。
◆カプコン(9697)
3302円(-260円)
大幅に3日続落し、東証プライムの値下がり率トップ。2月27日に発売した新作ゲーム『バイオハザード レクイエム』が、全世界販売本数500万本を達成したと発表している。ただ、人気シリーズの最新作として注目度が高かった上、すでにゲーム配信プラットフォームの売上ランキングなどで出足好調と伝わっていたため、材料出尽くしとみた投資家の売りが出たようだ。
【2】木曜コーナー「今日の注目株」
医療などで活用広がる「コミュニケーションロボット」
今回は「コミュニケーションロボット」に注目したい。家電量販店のノジマは2月19日、品川インターシティに「MIRAI ROBO SQUARE(ミライロボスクエア)」を開設した。身体機能を改善・補助・再生できる世界初の装着型サイボーグの生活支援・サービスロボットや、医療・介護・接客・教育現場で人と共存を目指すヒューマノイドコミュニケーションロボットなどを展示。未来のロボット社会を体感できるショールームだ。
展示ロボットの1つが、2024年11月に発売されたカシオ計算機の「Moflin(モフリン)」。人と触れ合うことで感情が豊かに成長するペット型ロボットで、独自開発の感情AI(人工知能)により個性の数は400万通りあるという。飼い主に癒しや元気を与えてくれる存在として売れ行きは好調で、初回分などは想定を上回る早さで完売したもよう。デジタルメディア協会(AMD)が主催する「第31回AMD Award」では優秀賞を受賞している。
最近では東京慈恵会医科大学の小児病棟にモフリンを提供しており、医療スタッフを補完する役割を担うことが期待されている。医療現場をはじめとしたメンタルウェルネス領域での活用と効果検証を進めていくという。このように、コミュニケーションロボットは医療・介護分野などで活用の動きが広がっており、新たな事業機会の創出が期待できそうだ。

上の表には、注目の「コミュニケーションロボット」関連銘柄を挙げた。前述のカシオ計算機は、モフリンの「癒し効果」が教育機関や児童養護施設、高齢者施設などでの活用につながることが期待されそうだ。
また、パナソニックホールディングスは“弱いロボット”「NICOBO(ニコボ)」を販売している。ロボットが弱さをさらけ出すことで、人との距離が縮まり、信頼関係を構築できるという狙い。人の代わりに作業を行うロボットとは異なるが、人と共棲して「心の豊かさ」を提供する。2023年5月に販売を開始し、足元で累計販売1万体を突破した。MIXIが手掛ける会話AIロボット「Romi(ロミィ)」は、人との日々の対話から、好きなことや習慣、大切な出来事を覚えていく。
■カシオ計算機株価チャート/日足・6カ月
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