銀行はいまだに自分たちの都合で投資信託を売っていた⁉ 金融庁の呼びかけで、金融機関は”顧客本位”の姿勢で金融商品を販売するようになってきたが、投資信託の販売状況のデータから、意外な事実が判明!
ダイヤモンド・ザイでは、記者が集めたマネー・経済関連の最新トピックを「ZAi NEWS CHANNEL!」で毎号紹介している。今回は発売中のダイヤモンド・ザイ4月号から、「銀行員のノルマと連動? 銀行での金融商品の販売額は四半期末ごとに集中!」と題した記事をピックアップ!
銀行での金融商品の販売額は四半期末ごとに集中!
”顧客本位”ではなく、実は”銀行本位”だったのか……?
金融庁は2017年から、“顧客本位”の姿勢で金融商品を販売するよう金融機関に呼びかけている。証券会社や銀行を横並びの指標で評価するなどの取り組みが功を奏し、例えば、銀行においては投資信託の販売手数料率が低下するなど、成果が出つつある。
しかし一方で、2019年1月末の調査報告からは課題もあぶり出された。
上のグラフは、銀行におけるリスク性商品(一時払い保険と投資信託)の月ごとの販売状況だ。6月、9月、12月、3月と四半期末に販売が集中していることが見て取れる。グラフはメガバンクなど大手9行の集計値だが、地銀20行の集計値も同様の傾向にある。
銀行の販売状況と日経平均株価の動きは連動していない!
銀行員のノルマに付き合わず、自分で買うタイミングを考えよう
いまもって銀行ではノルマ営業が色濃く残っており、期末になると販売員が業績目標を達成するため、販売に精を出しているということ。興味深いのは、日経平均株価の動きと投資信託の売れ行きにまったく相関関係がないことだ。
株や投資信託は相場下落時に底値で買うのが理想だ。ただし、買う人の心理はその逆で、株価が上昇しているときほどよく売れる。ところが、銀行での投資信託の販売状況はそのどちらでもなく、まさに“銀行都合”で販売されているのだ。
多くの人にとって株式相場の動きは、簡単に読めるものではない。毎月、一定額を時間分散しながら積み立てていくことが、リスクを軽減しながら資産形成するための王道だ。銀行員のノルマに付き合う必要はない。保険や投資信託は自分にとってベストなタイミングで買うよう心がけよう。
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