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「流行りだから米国株を買う」になっていませんか?日本株を買う意義を視点を変えて考えてみよう!

2022年1月25日公開(2022年3月29日更新)
八木 エミリー
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日本は教育改革が遅れている! 知識詰込型からアウトプット型へ

今週、「教育立国推進協議会」の設立総会に出席をしました。

超党派国会議員170名、民間有識者90名が集い今後の日本教育について考える会議です。
私は民間有識者として、金融教育の観点から参加させていただきました。

会長には下村博文元文部科学省大臣、最高顧問には安倍晋三元総理や野田佳彦元総理
という、何とも素晴らしい環境で金融を含めた教育全体について考え、メッセージを伝えさせていただける場をいただけました。

超党派ですから、自民党や民主党など党の垣根をこえて、日本全体で教育を改革していこうという大きな流れが始まったのです。
民間有識者メンバーとしてしっかり参画していきたいと思っています。

これからの教育の流れ、そして日本の社会に必要とされる人財や会社がどのようなものかを知っておくことは、自分も生き方はもちろん投資をする上でもかなりヒントになります。

日本は先進国の中でも教育改革の遅れが大きいと言われています。

アメリカではSATの科目テストが廃止になりました。低所得者世帯の生徒たちの間で「AP」カリキュラム(Advanced Placement)の普及が広まったことが理由です。

日本でも昨年からセンター試験が廃止され、大学入学共通テストが導入されました。
マークシート方式で「覚えていればOK」である試験ではなく思考力・判断力・表現力を問われる試験に変わったのです。

とはいえ、このような統一テストがいまだにある国は先進国の中で日本と韓国のみです。

今までの知識詰め込み型のインプット教育でなく、今後はアウトプット教育が必要となります。いかに自分の頭で考え、創造していくことが重要です。

一つ例を挙げてみましょう。

なぜ日本株に投資しないのか?

Photo:FUTO / PIXTA(ピクスタ)

昨今世の中では「米国株投資」が流行っています。みなさんも米国株に関する書籍を読んだりネットの記事、Youtubeなどを目にしたこともあるでしょう。

つみたてNISAをするなら世界株ファンド、とりあえずGAFAの株を長期で持っておこうかな

そんな流れが出来上がっており皆こぞって米国株に投資をしています。

確かに米国株投資もとても良い投資です。長期で投資をするのであれば私もオススメしますし実際に保有もしています。

ですが、少し目線を変えてみましょう。私たちは現在日本で暮らし、これからも日本で生活していく(もちろん海外にいらっしゃる方もいるでしょうけれど)予定なのに、どうして日本株ではなく米国株を積極的に持つのでしょう?

現に、日本人がこぞって米国株を買う(個別株、NISA、生命保険などで)ために、日本のお金がアメリカに流出していることが、最近円高になりにくい理由の一つにもなっていることにお気づきの方はどのくらいいらっしゃるでしょうか?

 「流行っているから米国株を買う」のではなく少し目線を変えて考えてみると新しい気づきがあります。

投資家目線で言えば日本株よりも米国株を買っていた方が将来性はあるかもしれません。

しかし私たちが暮らす日本にもっと魅力ある会社が増えれば投資をしたいと思える会社が増えれば日本にもっとお金が集まり、さらに経済が活性化していくのではないでしょうか。

そのような社会を作っていくためには、私たち一人ひとりがどんな会社に投資をしどんな企業を伸ばしていくかが重要です。

投資をすることで企業にお金が入り、その資金を元手にさらに良いサービスを作ることができます。

そんな「日本の良い会社」を発掘し、投資することで企業の価値を高めることがこれからの私たち投資家のありたい姿だなとも思います。

25歳の時に「地域貢献をしたい!」と投資家になった

私は25歳の時に地元の地域貢献がしたいという思いがきっかけで投資家になりました。

実はその時、政治家になって街を変えていこうかと迷ったのです。
しかし、政治家はなんとなく忖度とかが大変そうだし活動地域も限定されるということで
民間から世の中を良くしていこう!と、投資家になることを決意しました。

今回、教育立国推進協議会に民間有識者として参加させていただけることで25歳当時の想いが少しずつ叶ってきた気がします。

そんなこともあり、今回は少し政治が絡んだ固い話になってしまいました!

ひと昔前は、お金や政治の話はタブーと言われてきました。

でも今は、お金の話も政治の話も、みんなが堂々と話してより良い社会を作っていける時代だと思っています。

 

●八木エミリー 

投資家。野村證券に入社後、新人で東海地区の営業成績ナンバーワンとなり、最年少講師に。26歳で辞めた後は、不動産投資を開始し、7棟の不動産を所有(購入額7億円)。不動産投資の自己資金は徹底した節約で貯めたもの。現在はIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)として中立の立場で金融商品のアドバイスなども手掛けている。20代30代を中心に経済的自立を目指すお金ビギナーを救うために日々活動している。著書に『今からはじめれば、よゆうで1億ためられます!』。最新刊は書籍『元証券ウーマンが不動産投資で7億円』(ダイヤモンド社)。

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