2015年4月から、自己負担が2000円だけとなる寄附額の上限がアップしたことで、ますますメリットが大きくなったふるさと納税。寄附の上限アップ分を上手に使いこなすにはお礼品として牛肉や米や果物をもらって食べるだけではなく、お礼品に対する視野を広げたいところ。そこでオススメしたいお礼品が、寄附先の温泉や観光名所に出かけることができる旅行クーポンだ。マンガも含め旅行クーポンの使い方を紹介しよう。
温泉&観光地には「寄附して行く」のが今後の常識!
ふるさと納税で旅行する4つのオトクポイントとは?
マンガでは寄附した自治体にオトクに旅行できることなどを紹介した。そこで改めてふるさと納税での旅行にはどんなメリットがあるのかまとめておさらいしよう。
「ふるさと納税」で寄附をすると、特産品などいろいろなお礼品がもらえるのは、もうご存知のとおり。最近では「物」だけでなく、旅行や人間ドックなど、「サービス」を提供する自治体も増えている。今、特に注目なのが寄附先の自治体を訪問できる旅行のお礼だ。各自治体が、宿泊先や交通費の一部負担などのサービスを、充実させてきている。その中でも使い勝手がいいのが、「ふるぽ」に参加している自治体が提供する旅行クーポンだ。
では、何がオトクでどんなメリットがあるのだろうか。
一番のメリットは、旅行の時期の制約がないこと。ホテルの宿泊券や種々の旅行の割引券では、年末年始などの「繁忙期を除く」というものが多いが、「ふるぽ」に参加する自治体が発行する旅行クーポンは、その制約がない。お正月だろうが、夏休み期間中だろうが、堂々と使える。学校に通う子どもがいる家庭などには、使いやすいクーポンだろう。
また、旅行にでかけるのは、誰でも、何人でもOKというのも便利。生計を一にするだの、扶養だのといった条件は一切ない。条件は「寄附者本人」が旅行を契約することだけ。「両親に旅行を進呈」もありだ。
さらに、ふるさと納税のお礼を「物」でもらうのと比べた場合のメリットもある。まず、品切れがない。果物のように旬もないので、受付期間が短いということもない。また基本は郵送やメールのやりとり中心なので受取が楽。日中不在がちな人には大きなメリットだ。
自由度の高さが魅力の「ふるぽ」の旅行クーポン
3種類のクーポンから選び自治体に寄附をしよう!
ふるさと納税で旅をするなら、「ふるぽ」に参加している自治体の旅行クーポンがオトクだ。「ふるぽ」とは何なのか、また発行する旅行クーポンとはどんなものなのかを説明しよう。

「ふるぽ」は、ふるさと納税専用のwebサイトだ。似たようなサイトは数多くあるが、決定的に違うのはポイント制という点だ。寄附額に応じてポイントがもらえ、そのポイント分のお礼品と交換できる。複数の品を組み合わせたり、余ったポイントを翌年に繰り越すこともできる便利なしくみが人気だ。
ふるさと納税のお礼品としては「宿泊先が限定されている宿泊券」が一般的だが、「ふるぽ」に参加している自治体の旅行クーポンは、自由度が高いのが魅力。寄附する段階で宿泊先を決めておく必要はないし、日付が決まっていなくてもOKだ。
「ふるぽ」の使い方は自治体トップページの寄付を申し込むバナーをクリックすれば、申込みフォームに飛んで、手続きできる。
次に説明するのが、旅行クーポンのしくみだ。というのも、旅行クーポンの種類によって使える旅行プランや申込方法が違うからだ。旅行クーポンの種類を選んでから、行きたい自治体に寄附をしよう。「ふるぽ」の旅行クーポンは3種類あり、それぞれ旅行を申し込む場所や、申し込める旅の内容に差があるのだ。申込などのスケジュールに違いがある点にも注意しよう。
一つ目がインターネット経由で申し込める「Yahoo!(ヤフー)トラベルで使える宿泊クーポン」、二つ目がコールセンターで相談しながら旅行を組み立てられる「JTBふるさと納税旅行クーポン」、最後の一つが対面で寄附の相談から受け付けてくれる「JTB首都圏新橋支店で使えるふるさと旅行クーポン」だ。
一番の違いはどこで申し込めるか。手軽なのはヤフー・トラベルで申し込めるクーポンだし、じっくり相談できるのはコールセンターや店舗になる。その他の違いは表でチェックしてほしい。
北海道の定山渓温泉から箱根、鬼怒川、加賀、
城之崎、道後、九州の黒川、指宿まで選び放題!
ここからは、「ふるぽ」の旅行クーポンが使える主な温泉を紹介しよう。どの自治体がどのクーポンを扱っているかは、「Y:Yahoo!(ヤフー)トラベルで使える宿泊クーポン」、「J:JTBふるさと納税旅行クーポン」、「新:JTB首都圏新橋支店で使えるふるさと旅行クーポン」のマークで確認を。
関東地方では鬼怒川温泉や箱根温泉。


九州・沖縄地方では指宿温泉や黒川温泉。


北海道・東北地方では定山渓温泉。

北陸・中部地方では加賀温泉郷。

近畿地方では城崎温泉。

中国・四国地方では道後温泉などだ。

今年の秋から、ふるさと納税で全国津々浦々の温泉地をふるさと納税で格安で巡ってみてはいかがだろうか。
【2023年6月1日時点・最新情報】
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還元率 | 年会費 (税込) |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEXを |
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iD |
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【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】 2021年2月に申し込み受付が始まった「三井住友カード」の新しいクレジットカードで、券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス(NL)」なのが特徴(カード番号はアプリで確認可能)。通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドで「Visaのタッチ決済」または「Mastercardコンタクトレス」で支払うと、還元率5%に大幅アップ(※)するので、コンビニやマクドナルドを日常的に利用する人におすすめ! さらに、獲得できる「Vポイント」は、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、Tポイント、ANAマイルなどに交換できるほか、「1ポイント=1円」としてカード利用額に充当できるなど、ポイントの汎用性が高いのも魅力! (※ 一部店舗では還元率5.0%とならない場合あり。また、一部店舗では「Visaのタッチ決済」および「Mastercardコンタクトレス」が利用不可。) |
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1.875% (※1) |
4万9500円 | AMEX | - |
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【Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードのおすすめポイント】 2022年2月24日に誕生した「スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード(SPGアメックス)」の後継カード。SPGアメックスと同じく、通常100円につき3ポイントが貯まり、「6万ポイント⇒2万5000マイル」の高い交換レート(=還元率1.875%!)でANAやJALなどの航空会社40社以上のマイルに移行可能! しかも、ポイントの有効期限は「最後にポイントが増減した日から2年間」なので“実質”無期限でマイルを貯められるのも大きなメリット。また、世界的ホテルグループ「マリオット・インターナショナル」との提携カードなので、カードを保有するだけで上級会員資格「ゴールドエリート」が手に入り、客室のアップグレードや14時までのレイトチェックアウトなどの特典が利用できる。さらに、年間150万円以上を利用したうえでカードを更新すると、シェラトンやウェスティンなどの同グループのホテルに2名まで無料で1泊できる「無料宿泊特典」(※2)がもらえるほか、年間400万円以上を利用するとワンランク上の会員資格「プラチナエリート」が手に入り、最大でスイートまでの客室アップグレード、朝食無料サービスなどの豪華特典が利用可能に! 家族カード1枚は年会費が無料(2枚目以降は年会費2万4750円・税込)になり、夫婦や家族でポイントが貯めやすくなっている。 (※1 6万ポイントを一度にマイルに移行した場合。1マイル=1.5円換算。※2 交換レートで5万ポイントまでのホテルに宿泊可能。追加で最大1万5000ポイントを支払って、6万5000ポイントまでのホテルに宿泊することも可能) |
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【関連記事】 ◆「Marriott Bonvoyアメックス」のメリットを解説!「SPGアメックス」の後継の「プレミアム」なら、年400万円の利用で「プラチナエリート」資格を獲得できる! ◆【アメリカン・エキスプレス・カードを一覧で比較】アメックスが発行する15枚のカードの年会費や特典、還元率を比較して、自分にピッタリの1枚を探そう!(Marriott Bonvoy アメックス・プレミアム編) |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~3.0% | 永年無料 | JCB | QUICPay |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~3%のJCBの入門用カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digital |
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0.5~3.0% | 初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※) |
AMEX | Suica |
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【セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digitalのおすすめポイント】 通常還元率は0.5%だが、QUICPay決済を利用した場合は還元率3%に大幅アップ! セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンといったコンビニはもちろん、マツモトキヨシやツルハグループなどのドラッグストア、ビックカメラやヨドバシカメラといった家電量販店など、QUICPayを利用できる店舗ではいつでもどこでも還元率3%になるので非常にお得! 貯まるポイントは、有効期限のない「永久不滅ポイント」なので、ポイントの失効を気にする必要がないのもメリット! (※ 2年目以降1100円。ただし、年一回でもクレジットカードの利用があれば次年度以降も無料。) |
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【関連記事】 ◆【クレジットカード・オブ・ザ・イヤー 2021年版】「おすすめクレジットカード」を2人の専門家が選出! 全8部門の“2021年の最優秀カード”を詳しく解説!(ニューカマー部門) ◆「セゾンパール・アメックス・カード Digital」は、QUICPayで3%還元と超お得! 最短5分で発行できる「SAISON CARD Digital」の申し込み方法も解説! |
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◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~5.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD |
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【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 2021年7月1日に発行が始まった、券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、マクドナルドで「Visaのタッチ決済」または「Mastercardコンタクトレス」で支払うと還元率5%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 SBI証券での積立投資など、一部の支払いは集計の対象外。※2 一部店舗では還元率5.0%とならない場合あり。また、一部店舗では「Visaのタッチ決済」および「Mastercardコンタクトレス」が利用不可。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード ゴールド(NL)」は、年100万円以上を使うと年会費が“永年無料”に! コンビニで5%還元、空港ラウンジや旅行保険などの特典も付帯してお得! ◆三井住友カードが「1ポイント=1円」で請求額に充当できる「<新>キャッシュバック」を開始! 高還元な「プラチナプリファード」の魅力がますますアップ! |
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◆au PAY カード |
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1.0~2.0% |
初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※) |
VISA Master |
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【au PAY カードのおすすめポイント】 通常還元率1.0%でPontaポイントが貯まり、マツモトキヨシやかっぱ寿司などの「au PAY ポイントアップ店」では還元率1.5~2.0%以上に達する、auユーザー以外も得するクレジットカード! さらに、スマホ決済の「au PAY」へのチャージでも1.0%分のポイントが貯まり、「au PAY(コード払い)」の利用時に0.5%分のポイントが貯まるので、合計還元率1.5%でPontaポイントを2重取りできる! しかも、初年度は年会費無料、2年目以降は年会費1375円(税込)だが、年に1回でもカード決済、もしくは携帯電話などのauのサービスを利用していれば次年度以降の年会費も無料に! (※ 2年目以降1375円。ただし、年一回でも利用した場合、もしくは「au ID」に「au PAY カード」を紐付けて、携帯電話などのauサービスを利用している場合は次年度無料) |
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