投資信託おすすめ比較[2024年]

安心して長期保有できる「毎月分配型」投信2本を紹介!“実績”と“適正分配度”が優秀な先進国株型「新光ピクテ世界インカム株式」とグローバル債権型「夢逢月」に注目

2019年11月6日公開(2022年3月29日更新)
ザイ編集部
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安心して長期保有できる、「毎月分配型」の投資信託を2本紹介!

発売中のダイヤモンド・ザイ12月号は、特集「分配の【実績】と【適正度】のダブルでチェック! 長期で安心の【分配型投信】11本」を掲載。「毎月分配型」など、分配の回数が多い投資信託の場合、「途中で分配金を減らされないか」「無理な分配をしていないか」など、心配がつきもの。そこで、この特集では、減配リスクが少なく、長期で安心して保有できる分配型の投資信託を11本紹介している。

今回は、その中から2本の投資信託を抜粋! 商品の魅力・リスクに加えて、分配金の推移や投資対象、販売会社なども詳しく紹介するので、投資先選びの参考にしてほしい!

長期的に安心して保有できる毎月分配型の投資信託を2本紹介!
実際に儲かっているかがわかる「本当の利回り」も確認しよう

 ダイヤモンド・ザイ12月号の特集「分配の【実績】と【適正度】のダブルでチェック! 長期で安心の【分配型投信】11本」では、「毎月分配型」などの分配回数が多い投資信託を対象に、「この10年で分配金を減らしていない」「無理な分配をしていない」という2つの条件でチェック。そのうえで、長期的に安心して保有できる投資信託を11本絞り込んでいる。
【※分配型の投資信託を絞り込んだ“2つの条件”の詳細はこちら!】
⇒買ってもいい「毎月分配型」投資信託は“2つの条件”で見極めよう! 長期&安定的に分配金を受け取れる「毎月分配型」投信を探すには“実績”と“適正分配度”に注目!

 11本の投資信託は、毎月分配型という点は共通しているものの、投資対象はさまざまだ。国内外の債券型もあれば、リート型、バランス型の投資信託も。ここでは、その中から「グローバル債券型」と「先進国株型」の毎月分配型の投資信託を紹介していこう。

 なお、紹介する際は、ダイヤモンド・ザイの投資信託の特集ではおなじみの「本当の利回り」も取り上げている。「本当の利回り」とは、基準価額が下落した場合、その下落分を分配金の合計から差し引いた利回りのこと。高い分配金を受け取っていても、基準価額が合計分配額より下落していたら、元本取り崩しが行なわれたことになり、「本当の利回り」はマイナスとなる。

 もっとも、相場環境次第では、どんな投資信託でも「本当の利回り」が短期的にマイナスになることはある。そこで、すぐさまダメと決めつけるべきではない。逆に、長期で見ても「本当の利回り」がマイナスになっていたときは、「儲かっていない投資信託」と判断していいだろう。

「夢逢月[世界ソブリン債券インカムオープン]」の
適正分配度は85%で、リスクはかなり限定的!

 長期的に安心して保有できる毎月分配型の投資信託の1本目は、「グローバル債券型」の「夢逢月[世界ソブリン債券インカムオープン]」だ。

 「夢逢月[世界ソブリン債券インカムオープン]」は、北米、欧州、オセアニアの3地域の「ソブリン債」に投資している。「ソブリン債」とは、政府または政府の関係機関が発行したり保証している債券のことで、具体的には国債や政府機関債のこと。利率は低いが、信用格付けが高い点が魅力。この投資信託の場合、3地域に分散投資しており、しかも先進国の国債、それも格付けA以上の債券の比率が8割以上と多いため、リスクはかなり限定的といえる。

 2019年8月末の投資信託の「直接利回り(※投資信託が運用によって受け取る利息の利回り)」は3.3%で、そこから計算される適正分配金は25.6円。実際の分配金は30円なので「適正分配度(利益からみて適正な分配金を、実際の分配金を割って算出。高いほど健全)」は85%と、無理な分配はしていない。基準価額は安定的に推移しており、安心感は高い。「本当の利回り」の3年平均は3%超と、こちらも魅力的な水準だ。ただし、各地域で景気減速の懸念が高まっている点は、リスク要因なので注意しておこう。

「新光ピクテ世界インカム株式ファンド(毎月決算型)」は
米国への投資比率が高く、米国の景気の影響を受けやすい

 次に紹介するのは、「先進国株型」の「新光ピクテ世界インカム株式ファンド(毎月決算型)」だ。

新光ピクテ世界インカム株式ファンド(毎月決算型)」は、電力会社や天然ガス供給会社など、先進国の好配当の公益株に投資する。「グローバル・ユーティリティーズ・エクイティ・ファンド」と「ピクテ・グローバル公益株ファンド」の2つの投資信託に投資する「ファンド・オブ・ファンズ」の形態をとる。基本の投資比率は前者が70%、後者が30%。2019年8月末の投資比率もほぼ同様だ。

 どちらの投資信託も、米国への投資比率が60%以上となっており、米国の景気動向に影響される度合いが大きい点は留意したい。なお、組み入れ上位銘柄は「グローバル・ユーティリティーズ・エクイティ・ファンド」のもの。

 分配金は10年間、毎月30円を継続。2019年8月末の予想配当利回りは両ファンドとも3.8%で、適正分配金は20.8円。「適正分配度(利益からみて適正な分配金を、実際の分配金を割って算出。高いほど健全)」は69%と、まずまずなレベルだ。

 さて、ここまで安心して保有できる「毎月分配型」の投資信託を2本紹介した。ダイヤモンド・ザイ12月号では、そのほかに9本の分配型の投資信託を掲載。今回紹介した2本よりも「本当の利回り」や「適正分配度」が高い投資信託もあるので、誌面も併せてチェックしてほしい!
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