バルカーは、2022年3月期の配当予想を修正し、前期比および前回予想比で「増配」とする予想を、2022年2月24日の15時に発表した。これにより、バルカーの配当利回り(予想)は4.00%⇒4.38%にアップした。
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バルカーは、2022年3月期の予想配当を修正し、中間配当(9月・権利確定済み)が「50円」、期末配当(3月)が「65円」、合計の年間配当額は「1株あたり115円」とすると発表した。
年間配当額の前回予想は「1株あたり105円」だったので、前回予想から「10円」の増配となる。今回の増配発表により、バルカーの配当利回り(予想)は4.00%⇒4.38%にアップすることとなった。
また、バルカーの2021年3月期の配当は「1株あたり95円」だったので、前期比では「20円」の増配となる見込み。
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バルカーによると、2022年3月期の業績は、「2022年1月に発表した業績予想に沿った経過を示しており、当期中の残りの期間においても順調な推移が見込まれる」とのこと。これを受けて、バルカーは今回の「増配」を決定した形だ。
なお、「増配」が発表されたのは2022年3月に権利が確定する期末配当であり、バルカーの期末配当の「権利確定日」は2022年3月31日、「権利付き最終日」は2022年3月29日となっている。
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バルカーの過去10期の配当の推移は?
■バルカー(7995)の過去10期の配当の推移 | ||||
期 | 年間配当額 | 期 | 年間配当額 | |
2013/3 | 50円 | 2018/3 | 85円 | |
2014/3 | 50円 | 2019/3 | 95円 | |
2015/3 | 55円 | 2020/3 | 100円 | |
2016/3 | 60円 | 2021/3 | 95円 | |
2017/3 | 75円 | 2022/3 | 115円 (予想) |
バルカーはここ数年、増配傾向が続いており、2021年3月期に「減配」しているものの、2022年3月期の配当予想「1株あたり115円」が予想通りに実施されれば、再び前期比で「増配」となる見通しだ。
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また、バルカーの配当額の伸び具合も確認しておきたい。前期にあたる2021年3月期から2022年3月期までの1年間で、バルカーの年間配当額は「1株あたり95円」から「1株あたり115円」まで、1.2倍に増加している。
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配当が増えているということは業績が好調な証拠でもある。実際に、バルカーの株価は約1年前にあたる2021年2月の終値2046円から2022年1月に記録した年初来高値2776円まで、35.6%上昇している。なお、発表当日(2022年2月24日)の終値は2623円で、2021年2月の終値から28.2%上昇した水準で推移している。
■バルカー(7995)の株価チャート/月足・10年
バルカーの配当利回りは?
バルカーの2022年2月24日時点の株価(終値)は2623円なので、配当利回り(予想)は以下のようになる。
【※バルカーの配当利回り】
株価:2623円
年間配当額:中間50円+期末65円=115円
配当利回り:115円÷2623円×100=4.38%
バルカーの配当利回りは4.38%。2022年1月の東証1部の平均利回りは2.00%(配当実施企業のみ)なので、バルカーの配当利回りは「かなり高め」と言える。なお、バルカーは株主優待を実施していない。
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バルカーは、産業向けの配管・機器用シール材を扱うシール製品事業が主軸の会社。機能樹脂製品事業やシリコンウエハーリサイクル事業なども手掛けている。2022年3月期(通期)の連結業績予想は、売上高17.4%増、営業利益72.7%増、経常利益66.1%増、親会社株主に帰属する当期純利益32.7%増と好調(すべて前期比)。
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■バルカー | |||
業種 | コード | 市場 | 年間配当額(予想) |
化学 | 7995 | 東証1部 | 115円 |
株価(終値) | 単元株数 | 最低投資金額 | 配当利回り(予想) |
2623円 | 100株 | 26万2300円 | 4.38% |
※株価などのデータは2022年2月24日時点。最新のデータは上のボタンをクリックして確認してください。 |
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