勉強しておけばよかった……

 とあるテレビ番組で、こんなアンケートをとりました。

「あなたの人生で一番後悔していることは何ですか?」

 すると、10代から50代の男女が「人生で一番後悔していること」で共通して上位に来たのは、「勉強しておけばよかった」だったのです。さらには60代、70代の高齢者の多くが「勉強しておけばよかった」「勉強したかったのに」と後悔しているのです。

 では、どうすれば後悔せずに済むのでしょうか?

 著者のパク・ソンヒョク氏は、後悔しない決心、「未来の自分」に対して胸を張れるような決心さえあれば、あなたは必ずうまくいく、と言います。

 ただし、エールとは裏腹に、現実も突き付けます。すでに、自分より前に進んでいる人がいる以上、「手遅れ」であるとも。ですから、競争相手は「他人」ではなく「自分」です。

「比較」は己をよく知るための道具として使い、ひたすら「自分」と「自分の勉強」にのみ気持ちを向けるべきと言います。

 ぜひ、『勉強が面白くなる瞬間』から、自分を鼓舞する言葉を見つけてみてください。なにせ、中高生の98.4%が「勉強したくなった」と証言したのですから、必ず見つかります。それを胸に、自分のこれからの人生を大事にしてください。いまやれることが、将来できるとは限らないのだから。

(書き手/編集部 武井康一郎)

(本原稿は書籍『勉強が面白くなる瞬間 読んだらすぐ勉強したくなる究極の勉強法』をベースにした、マンガです)