婚活アプリは「医療関係」「専門職」にも
良いメッセージを
女医の婚活について、医学部や大学病院には独身男性医師がゴロゴロしていて、自然に医師同士婚できると思うかもしれない。しかし、それは昔の話。医学部生の女性比率が上昇の一途、男性医師比率は低下の一途をたどり、ターゲットは減少してライバルが増加するという厳しい時代になった。
医学部時代ならまだしも、病院就職後の婚活は女医にとってさらに厳しい。前述の通り、病院という職場は職員数としては女性の方が圧倒的に多く、男性は医学部生から医師になることで爆発的にモテるようになる。「医学部同期カップルが就職した途端、男性医師がはじけて女医が捨てられる」という騒動は毎年のように発生している。
病院という女性多数社会では、リーダー職でもある女医はモテにくい。仕事は多忙で、学ぶべき事柄も多い。20代を研修や資格取得に集中させるとなると、院外での出会も期待できない。専門医として独立する頃には30代となり、身近な男性医師は既婚者だらけ。なまじ高収入が保証されているので、一般女性のように「将来が不安」という強い婚活エネルギーが湧きにくい。似たような独身女医もゴロゴロといるので、職場で肩身が狭くなることもなく、結婚(妊娠)適齢期を逃しやすい。
というわけで、病院内婚活では女医があぶれがちでになり、一般サラリーマンが女医とご縁を結ぶことは十分可能だ。では、どこで出会えるのか。
最も手っ取り早いのは婚活アプリだ。プロフィールに「女医」と明記しているケースもあるが、身バレ患者バレを恐れて「医療関係」「専門職」などと表記をしているケースも多いので、そういう女性にも感じの良いメッセージを送っておこう。
女医はそれなりに多忙なので、初デートは高級レストランよりも、カフェがよいだろう。女医といえども女性は概して話し好きであり、話術に自信がなければ「そうなんだぁ」「大変だったね」などと相づちを打って聞き役に回ればよい。なお、いきなり健康相談を持ち出すのは禁忌である。仕事以外でのそうした相談に、彼女たちは正直うんざりしているからだ。
結婚相談所に登録する女医も
学歴・収入が釣り合わなくてもチャンス
院内での出会いに限界を感じて、結婚相談所に登録している女医も多い。結婚相談所にも得意分野があるので、入会を検討するときにカウンセラーに「知的な女性が好きです」「女医さんとかいらっしゃいますか?」と相談して、「うちはちょっと」という所は避けて、「ええ、いらっしゃいますよ」という所に入会しよう。
「自分の学歴と収入では医者とは釣り合わないんでは」と引け目を感じる必要はない。むしろチャンスである。「在宅勤務可能なので家事やります」「男性育休を取ってイクメンやります」「将来開業するなら事務は任せて」といったアピールの方が、かえって多忙な女医のハートをつかむ可能性があるのだ。
具体的なサービスとしては、「女医×未婚男性」の出会いを提供する、女医コンというものがある。オンラインのみならず、婚活パーティーも行っており、21時開始のパーティーがあるのも、多忙な女医好み。東京、大阪、名古屋の3都市のみならず、地方都市のパーティーもある。
Key Visual by Noriyo Shinoda