医師になりたい――。大半の人はその夢を諦める。医学部入試のハードルが高いからだ。「早慶理系レベル」に合格するような受験生でないと突破するのは難しいとされてきた。しかし医学部受験に変化の波が起こり、「MARCH理系レベル」に門戸が開かれた。医師キャリアにもまた、変化の波は押し寄せている。特集『今なら目指せる! 医学部&医者』は、5月29日(月)から6月11日(日)までの全24回にわたり、情報戦が鍵を握る医学部受験の必勝法、そして医師キャリアの「新・勝ち組ルート」を詳らかにする。
#1 5月29日(月)配信
MARCH合格レベルでも国公立医学部が狙える!プロが選出した「注目の穴場10大学」実名公開
2024年度入試で最も注目すべき“大穴”の国公立大学医学部は「奈良県立医科大学」であると、医学部受験指導の第一人者は断言する。その第一人者が、注目する“穴場”を学校推薦型選抜(旧推薦入試)、一般入試からそれぞれ5大学選出。MARCH合格レベルでも狙える医学部はどこか。
#2 5月30日(火)配信
「MARCH合格レベルの受験生でも、本当に医学部に合格できる?」受験のプロ7人が本音激白!
医学部に合格できるのは早慶理系(早稲田大学、慶應義塾大学の理系)に合格できるレベルの受験生。この常識は今の時代とずれてきたのか。MARCH理系(明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学の理系)合格レベルの受験生でも医学部に合格できるのか。医学部受験のプロ7人の赤裸々な本音は?
#3 5月30日(火)配信
医療界「中学・高校閥」パワーの凄み、医局人事も左右!灘、開成、ラ・サール…最強閥は?
医療界には「中学・高校閥」「塾・予備校閥」が存在する。医学部に多数の進学者を出す、いわゆる「医学部に強い高校」がおのずと学閥を形成するのだ。時には、出身大学よりもキャリアを左右することがある。
#4 5月31日(水)配信
日本医師会が「役員大増員」、2代続けて側近が会長を追い落とした組織の内情【主要幹部の人物寸評付き】
日本医師会では会長の座を巡って“クーデター”が繰り返されている。長期政権を築いた横倉義武氏(現名誉会長)の5期目当選を阻んだのが、横倉氏の「右腕」といわれた中川俊男氏。会長になった中川氏に反旗を翻したのが、中川氏が最も信頼を寄せた松本吉郎氏だ。2022年にトップに立った松本氏は、役員の大幅増員を打ち出した。
#5 5月31日(水)配信
医療界で「東大閥・慶應閥・千葉大閥」が弱体化しつつある理由【全国82医学部の学閥マップ・東日本編】
東京大学の東大閥、慶應義塾大学の慶應閥、千葉大学の千葉大閥という、首都圏医学部御三家の学閥が弱体化しつつある。その引き金は何か。全国82の医学部を7エリアに分けて学閥マップを作成し、今回は東日本編として「首都圏」「北海道」「東北」のマップから学閥異変の詳細をお伝えする。
#6 6月1日(木)配信
医療界で「大阪大閥・名大閥」を脅かすのは?大学再編で学閥勢力図に異変【全国82医学部の学閥マップ・西日本編】
大学再編によって医学部の学閥勢力図がどう塗り替えられるかをシミュレーション。大阪大閥・名大閥を脅かすのは?全国82の医学部を7エリアに分けて学閥マップを作成し、今回は西日本編として「関西」「中部」「中国・四国」「九州・沖縄」のマップから学閥異変の詳細をお伝えする。
#7 6月1日(木)配信
病院の19診療科「ホワイト度・5段階評価」の残酷結果、メジャー科3つが最低ランク【診療科別解説付き】
かつて病院の花形だったメジャー科には見向きもせず、「マイナー」「色物」とさげすまれた診療科に若手医師が殺到する。その背景にあるのが診療科における「ホワイト度」の格差だ。19診療科のホワイト度を5段階で評価すると、メジャー科三つが最低ランクとなった。
#8 6月2日(金)配信
フリーランス医師「年収倍増」の代償、勤務医時代と【年収・地位・自由度・やりがい】を徹底比較
「ここで働き続けることはできないなあ……」。病理医の榎木英介氏は4年前、近畿大学から公立病院へ移籍して早々、人事評価で「最低ランク」の烙印を押された。経営の立て直しに迫られていた病院が下した理不尽な評価に脱力した。2020年春、特定の病院に属することをやめ、フリーランス医師へと転じた。
#9 6月2日(金)配信
「女医の夫」になる秘策をサラリーマン男性に伝授!婚活する女医“3つの出没先”
「医師の妻」という肩書はかねて、女性にとって高いステータスだ。一方でこの現代、「医師の夫」になりたい男性もいる。では婚活する女医はどこに出没するのか。サラリーマン男性が女医を射止める秘策を、フリーランス麻酔科医の筒井冨美氏が伝授する。
#10 6月3日(土)配信
医学部に社会人が学士編入・再受験で合格するには?「文系脳と理系脳」それぞれの極意
現役のときは他学部を選んだがやはり医師への夢を諦められないという学生や社会人たちには、医学部受験において「学士編入」と「再受験」という二つの選択肢がある。では、どちらを選ぶべきなのか。「文系脳」「理系脳」それぞれが合格するための極意とは?
#11 6月4日(日)配信
大学病院の若手医局員「入局者が今年はとうとうゼロ」「うちもです」【覆面座談会・前編】
大学医学部と付属病院の診療科、研究室ごとに組織される大学医局は、教授を頂点とした人事ヒエラルキーが形成されている。2004年に初期臨床研修制度が変わり、大学病院以外の就職先を選べるようになったことをきっかけに大学医局の衰退が始まったといわれる。大学医局員による覆面座談会の前編。大学病院で働く若手・中堅医師4人が診療科選び、給料、そして働き方改革の内実を語る。
#12 6月4日(日)配信
大学医学部「主任教授、病院教授、臨床教授…」肩書乱発の末路【大学医局員の覆面座談会・後編】
大学医学部と付属病院の診療科、研究室ごとに組織される大学医局は、教授を頂点とした人事ヒエラルキーが形成されている。教授の肩書で釣れる医師とは?若手にとって「勝ち組」とは?大学医局員による覆面座談会の後編。大学病院勤務医師たちが、令和における医学部教授のリアルを明かす。
#13 6月5日(月)配信
医学部の「地域枠」、入学簡単&お得の裏にある不都合な真実【学費“実質タダ”私大リスト付き】
医師不足地域の処方箋として広がる医学部の「地域枠」。キャリアの制限はあれど、学費を安く抑えられるのが魅力だ。しかし、光の裏には影がある。一見簡単でお得な地域枠の知られざる裏事情に迫る。
#14 6月6日(火)配信
私大医学部の合格請負人が激押し「お宝入学ルート」5選!勝負のカギは学力以外の試験に
私立大学医学部入試において、学力以外の試験が勝負の鍵を握る“お宝の”選抜制度がある。私立大医学部の合格請負人で、医学部・歯学部オンライン個別指導を行うメルオンの代表、田尻友久氏が私立医学部において“お宝”の選抜制度を五つ選出した。
#15 6月6日(火)配信
大学病院勤務医は「格で最上位・年収で最底辺」、医者の一番幸せな“新・勝ち組ルート”は?
医療界における格の順番は、大学病院勤務医、一般病院勤務医、開業医、フリーランス医師。では収入相場が高い順は?起業家や企業社員の道を選ぶ者も増えて多様化する医師キャリアについて、「地位」「収入」「自由」「やりがい」を検証した。増えるキャリアの“手札”、どれを切るのが幸せか。
#16 6月7日(水)配信
医学部受験に強いのに入りやすい「掘り出し物31校」【2023年度・国公立医学部合格上位200高校ランキング】
入試は難関校ほど難しくないのに、難関校に引けを取らない医学部合格実績を持つ――そんな“お得”なはどこか。最新2023年度入試における国公立大学医学部合格者数ランキング上位200校の中から、入りやすくて医学部に強い“お得”な31校を掘り出した。
#17 6月7日(水)配信
アディーレを創設した弁護士が開業医に!「勤務医の採用試験で全落ち。湘南美容に嫉妬している」
アディーレ法律事務所の創設者である石丸幸人氏が医師資格を取得し、4月に美容クリニック「クリニックゼロプラス」を開業。弁護士ビジネスと同じ作戦で医療の世界で勝負を仕掛ける。弁護士である石丸氏が医学部を卒業し、早々にクリニックを開業した真意を激白する。
#18 6月8日(木)配信
医学部教授、若手の医局離れで権威低下…「ポスト白い巨塔世代」の稼ぎ方【副収入ルート新旧比較】
若手医師の大学医局離れが進み、小説『白い巨塔』で描かれたような医局ヒエラルキーは崩壊、教授の権威も低下している。そんな中で新世代の教授は古い医局体制を見直し、仕事ぶりも収入源も先達のスタイルとは180度異なる。新時代の教授像に迫る。
#19 6月8日(木)配信
「医師で起業家」大増殖!慶應医学部出身の起業家リーダー格、治療用アプリ開拓…注目の5人
かつて医療系のスタートアップといえば、医薬品開発が主流だった。しかし今、主流となっているのはITやインターネットを活用したサービスだ。この波に乗り、起業する医師が増えている。注目の「医師起業家」5人を選んだ。
#20 6月9日(金)配信
医学生に不人気な研修先病院ランキング2023【全国ワースト100】2位山形大学病院、1位は?
医師として春にデビューする医学生は、その前の年の10月に最初のキャリアとなる病院の希望を提出する。彼らから敬遠される病院はどこか。最新版となる「2022年医師臨床研修マッチング結果」から、採用定員に満たず空席数の多い「医学生に不人気な病院ランキング」を作成した。
#21 6月9日(金)配信
病院勤務医の不満爆発「丼勘定の丸め給料は“働いたら負け”」、教授はバイト代1日20万円【覆面座談会】
大学医局が医師の派遣を制限するようになって四苦八苦の一般病院。負担が増す勤務医は何を思うか。一般病院の勤務医による覆面座談会。「僕ら常勤勤務医よりアルバイトで来る医師の方が労働単価が高いっていうのは悲しいよ」「丼勘定の丸め給料は、働いたら負け」「バーンアウトする人が出てきてもう悲惨」と赤裸々に労働環境や給与の実態を明かす彼ら、「自分の子供が医師になると言ったら?」の問いに何と答えるのか。
#22 6月10日(土)配信
医学生に人気の研修先病院ランキング2023【全国ベスト100】2位武蔵野赤十字病院、1位は?
医学生は6年生の秋、翌春の春に医師としてデビューする病院の希望を提出する。彼らが最初のキャリアとして望む、人気の病院はどこか。最新版となる「2022年医師臨床研修マッチング中間発表」から、応募倍率が高かった「医学生に人気の病院ランキング」を作成した。
#23 6月10日(土)配信
「東大医学部不合格で塾に返金要求」はアリか?“受験のカリスマ”和田秀樹氏経営の塾が敗訴した理由
受験のカリスマ・和田秀樹医師の医学部専門塾が、生徒の保護者による授業料返還訴訟で敗訴した。その生徒は合格の可能性が低い大学ばかり受けていた。それなのになぜ、和田氏の訴えは認められなかったのか。訴訟に至る経緯、保護者の法廷での証言など一連の騒動の裏側をレポートする。
#24 6月14日(水)配信
東大理III生が留年取り消しを求めた闘いから1年、「訴訟」と「因縁の授業」はどうなったか
2022年夏、東京大学理科三類の学生が留年取り消しを求めて大学側との闘いに乗り出し、話題となった。彼の「1年後の姿」とは?医師を目指す若者と大学側が衝突した“根本原因”を明らかにする。
Key Visual by Noriyo Shinoda