EV充電ゴールドラッシュ#予告Photo:sesame/gettyimages

電気自動車(EV)と充電インフラの発展は二人三脚、まさにクルマの両輪の関係にある。そして多くの自動車会社がEVを投入した2022年は「EV元年」と呼ばれ、前後して充電インフラ設置事業者の新規参入も相次いだ。充電インフラ市場は金の鉱脈を掘り当てようと人々が群がる“ゴールドラッシュ”の様相を呈している。9月4日(月)から15日(金)までの全8回で配信予定の特集『EV充電ゴールドラッシュ』では、超大手エネルギー企業をはじめ、異業種から参入した異端児など主要プレーヤーたちの狙いや戦略を解き明かすほか、最新勢力図をレポートする。(ダイヤモンド編集部 土本匡孝)

#1 9月4日(月)配信
EV充電市場に東電、中部電、ENEOSの超大手から伊藤ハム御曹司まで参入!最新勢力図初公開

EV充電ゴールドラッシュ#1Photo:FrankRamspott/gettyimages, Masataka Tsuchimoto、写真提供:パワーエックス, DMM.com

 EVの普及に歩を合わせ、充電インフラ設置事業は新規参入ラッシュとなっている。石油元売り最大手ENEOS、電力系ベンチャーENECHANGE(エネチェンジ)、自動車系ベンチャーのTerra Motors(テラモーターズ)などが参入。最近では、伊藤ハムの御曹司が創業した電力業界の風雲児パワーエックス、DMM.comといった異端のプレーヤーらが乱入した。東京電力ホールディングスなど電力大手やトヨタ自動車といった自動車大手がタッグを組んだ老舗e-Mobility Power(イーモビリティパワー)も含め、混戦の様相を呈する業界勢力図を一挙に紹介する。

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#2 9月6日(水)配信
EV充電はテスラ規格が米でデファクト化で優勢でも、「日の丸規格」の父・東電フェローがいまだ強気の理由

EV充電ゴールドラッシュ#2Photo by Masato Kato

 EVの急速充電では、日本と米国、欧州、中国で規格の覇権争いが続いてきた。だが、米国で今年に入り、テスラの規格に他の自動車会社が収斂する動きが始まり、テスラ規格が世界のデファクトスタンダードとなる“一歩”を踏み出したように映る。ただし、日本発のCHAdeMO(チャデモ)規格生みの親で、東京電力ホールディングスフェローでもある姉川尚史氏は強気だ。イーロン・マスク氏との過去のやりとりや、日の丸規格の勝算についてインタビューで明かした。

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#3 9月8日(金)配信
東電&中部電&自動車大手の「EV充電連合」に公取委が横やり!黒船テスラがデファクト化優勢で業界大混沌

EV充電ゴールドラッシュ#3Photo:PIXTA, M.T.

 電力大手や自動車大手の“EV充電連合”であるe-Mobility Power(イーモビリティパワー)について、公正取引委員会が7月、高速道路における急速充電器がほぼ同社の独占状態になっているとし、新規参入を促すよう提言した。また米国では急速充電器のテスラ規格に他の自動車会社が収斂する動きが始まった。日本発のCHAdeMO(チャデモ)規格を採用し、急速充電網で圧倒してきたe-Mobility Powerはどうなるのか。国内の競争環境が激変しそうだ。

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#4 9月11日(月)配信
EV充電インフラ市場に元ZOZOの伊藤ハム御曹司が電撃参戦!伊藤忠、東急不と手を組む風雲児の正体

EV充電ゴールドラッシュ#4Photo by M.K.、写真提供:パワーエックス

 衣料品通販大手ZOZOの元COO(最高執行責任者)で伊藤ハム創業家出身でもある伊藤正裕氏が2021年に立ち上げたパワーエックス。伊藤忠商事など数々の大手企業が出資や提携に乗り出している電力業界の風雲児だ。社長CEO(最高経営責任者)の伊藤氏がインタビューに応じ、EV充電で他を圧倒する強みを語った。

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#5 9月12日(火)配信
日本はEV充電インフラでも周回遅れ!国際派のエネルギーベンチャーCEOが提言「巻き返し策」の中身

EV充電ゴールドラッシュ#5Photo:simonkr/gettyimages, PIXTA

 EV普及で欧米に遅れた日本。充電インフラでも「欧米に後れを取っている」「迷走している」といった指摘が、EV充電インフラ業界の内外から上がる。近年の国内電力大手の不祥事にも物申してきたEV充電インフラ設置事業者、ENECHANGE(エネチェンジ)の“国際派CEO(最高経営責任者)”が巻き返し策を大提言する。

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#6 9月13日(水)配信
ファミマがEV充電でテスラとタッグ!コンビニ業界で独走する裏に「テスラのディーラー化」構想判明

EV充電ゴールドラッシュ#6写真提供:ファミリーマート

 国内コンビニ大手3強の中で、実はファミリーマートのEV急速充電拠点数が、セブンイレブン、ローソンと比べて圧倒的に多い。ファミマは今年、テスラのEV急速充電器、スーパーチャージャーもコンビニで初めて設置し始めた。テスラとタッグを組んだファミマの狙いとは?

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#7 9月14日(木)配信
EV充電インフラ市場に電動バイクでインド席巻の日系企業が逆上陸!「PayPay決済戦争以上」発言の真意

EV充電ゴールドラッシュ#7Photo by M.T.

 インドで電動バイク・三輪車で名をはせたTerra Motors(テラモーターズ)が2022年、国内EV充電インフラ事業に参入。24年には社名をTerra Charge(テラチャージ)へ変更するほど、EV充電インフラ事業に注力する。創業者である徳重徹会長はダイヤモンド編集部のインタビューに、「このビジネスはPayPay(決済)戦争以上。来年勝負つきますよ」と語った。その発言の真意とは?

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#8 9月15日(金)配信
EV充電インフラの気鋭ベンチャー2社が「補助金」巡り大論争!財布を握る経産省のジャッジは?

EV充電ゴールドラッシュ#8Photo:PIXTA, Aki Ikonen/EyeEm/gettyimages

 政府が公共用のEV充電インフラ設置を支援しようと設けている補助金を巡り、論争が勃発している。7月上旬に、インフラ設置事業者、ENECHANGE(エネチェンジ)とユビ電の間で意見がぶつかり、業界がざわついた。突き詰めればゴールは同じでアプローチ論の違いなのだが、財布を握る経済産業省のジャッジはいかに。

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Key Visual by Noriyo Shinoda

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