韓国で50万部の超ロングセラー、韓国で社会現象を巻き起こした『勉強が面白くなる瞬間』。この本を読んで、中高生の98.4%が「勉強をしたくなった」と証言! なぜ、勉強をしなかった人たちが勉強に夢中になるのか。10代~70代の世代を超えて多くの人が共感。そこにノウハウは一切ありません。ただ、この本を読んだ人にはわかることでしょう。いま、再燃している『勉強が面白くなる瞬間』から、その驚くべき内容を紹介する。
親が子が寝ているあいだに、机の上にそっと置く社会現象が起きたほど、親にも子にも衝撃的な話題作となった勉強本。全13章からなる『勉強が面白くなる瞬間』のダイジェストを全13回でお送りしてきました。そのうち、大反響のあった13章より、父があなたに伝えたい心のメッセージをお届します。
自分が生きられなかった人生をあなたに生きてほしい
お父さんはあなたのことを考えています。みんな休んでいる祝日も、眠い目をこすりながら暗いうちから起き出します。氷のような水で顔を洗い、がらんとした道を歩き、地下鉄に乗って新聞を読みながらため息をつきます。うちの子には世間様のように休める仕事に就いてもらいたいと考えながら。
お父さんはあなたのことを考えています。蒸し風呂のようなタクシーの運転席に一日中座り、むくんだ足をもみながら、客を拾えず同じ道を堂々巡りし、割り込みの車にヒヤリとし、間一髪で事故を避けて胸をなで下ろし、バックミラーにぶら下げたあなたの写真に目をやり、コンビニのおにぎりをほおばります。うちの子には広い世界に出て行ってほしいと考えながら。
お父さんは、またあなたのことを考えています。あなたはお父さんにとって、「背中が曲がるほどの人生の重み」に耐えて毎日を乗り切るためのエネルギー源であり、むなしさを埋める心の支えです。あなたはお父さんの人生の重荷でもありますが、あなたがいるからこそお父さんは生きられるのです。
自分が生きられなかった人生をあなたが生き、自分が楽しめなかったものをあなたが楽しみ、自分が手にできなかったものをあなたが手にすること。これがお父さんの願いです。
(本原稿は、『勉強が面白くなる瞬間』第13章のダイジェスト版です)