年会費3000円の「シティ エリートカード」の還元率は、高還元率で有名な「リクルートカードプラス(還元率2%)」や「レックスカード(還元率(1.75%)」「リーダーズカード(還元率1.5~1.8%)」などと比較すると物足りないが、人気の「楽天カード(還元率1%)」と比較すると遜色ないレベル。
| ■シティ エリートカード | ||
| 還元率 | 0.76~1.05% | |
| 発行元 | シティカード | |
| 国際ブランド | VISA | |
| 年会費(税抜) | 3000円 (初年度1500円) |
|
| 家族カード | あり(年会費無料) | |
| ポイント付与対象の 電子マネー |
モバイルSuica、ICOCA | |
さらに、「シティ ゴールドカード」は他のゴールドカードと比較すると還元率は突出したレベルだ。
| ■シティ ゴールドカード | ||
| 還元率 | 1.15~1.575% | |
| 発行元 | シティカード | |
| 国際ブランド | VISA、Master | |
| 年会費(税抜) | 1万2000円 (初年度6000円) |
|
| 家族カード | あり(年会費無料) | |
| ポイント付与対象の 電子マネー |
モバイルSuica、ICOCA | |
そして、「シティ プラチナカード」は他のゴールドカードやプラチナカードと比較すると還元率は圧倒的に高く、しかも付帯サービスも充実しているので、ステータスとお得さを兼ね合わせたクレジットカードとして人気を集めそうだ。
| ■シティ プラチナカード | ||
| 還元率 | 1.53~2.1% | |
| 発行元 | シティカード | |
| 国際ブランド | VISA | |
| 年会費(税抜) | 3万5000円 (初年度1万7500円) |
|
| 家族カード | あり(年会費無料) | |
| ポイント付与対象の 電子マネー |
モバイルSuica、ICOCA | |
これまでは「高還元率カード=知る人ぞ知るカード」として、一部のマネーリテラシーが高い人たちの間で人気を集めるクレジットカードだったが、今後は「シティ ゴールドカード」「シティ プラチナカード」のように、大手クレジットカード会社からステータスも高く、年間利用額によって還元率が大幅に上昇するようなクレジットカードが発行されるかもしれない。
(※「シティカード」は2015年に発行会社が「三井住友トラストクラブ株式会社」に変更となり、名称も「SuMi TRUST CLUBエリートカード」「SuMi TRUST CLUBエリートカード」などに変更されています。最新の情報は「三井住友トラストクラブ(http://www.sumitclub.jp/ja/)」でご確認ください)
というのも、普通の高還元のクレジットカードを発行していても、カード会社にとってはあまり旨みがないからだ。
ビジネス上の「旨み」が少ない「還元率競争」から、
サービスの中身を競う「質の競争」にシフトする
「高還元率競争は、カード発行会社が徹底的にコストを削ってやっている。大手のクレジットカード会社のカードの還元率はほとんど0.5%程度ですが、それでも大手のクレジットカード会社が発行するカードのほうが圧倒的な発行枚数を誇っています。つまり、それだけ『還元率』をよく理解しないまま、何も考えずに大手のカードをつくる人が多いということです。消費税増税の影響で還元率に注目が集まり、今後、大手カード会社が還元率の高いクレジットカードを発行する可能性もありますが、それよりも『サービスの中身』で差別化する方向に移行していくのではないでしょうか」
その典型的な例が、2013年に「アメリカン・エキスプレス」が発行した2枚のクレジットカードだという。
次回は2014年のクレジットカード業界の動向を探るポイントの3つ目、「(3)高額年会費の高級志向のクレジットカードの「質の競争」が激化」で、「アメリカン・エキスプレス」が打ち出した戦略とは何かを解説していこう。






