節約の達人が伝授!ゼロから貯める節約術

「ふるさと納税」の特産品で食費を節約する方法!
FPおすすめの「ふるさと納税」の特産品と
「ふるさと納税」初心者が気を付けるべき注意点とは

【第16回】 2016年2月10日公開(2017年9月4日更新)
風呂内亜矢
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「ふるさと納税」に挑戦したことがない人は
今年こそ、少額から寄付を始めてみよう!

 「ふるさと納税」の利用者が、ここ数年で急増しています。ザイ・オンラインでも専用カテゴリがあるので、読者の皆さんの中でもすでに挑戦した人は多いのではないでしょうか?
(※ザイ・オンラインの「ふるさと納税」情報はこちら!お得なふるさと納税情報局

 今回は、改めて「ふるさと納税」の注意点や「ふるさと納税」が家計に与える影響、それに私自身の「ふるさと納税」との付き合い方などを紹介します。

 まずは、「ふるさと納税」について簡単にまとめておきましょう。

「ふるさと納税」とは、自治体への寄付の大半が、所得税や住民税の減税という形で戻ってくる制度のことです。「納税」という名前がついていますが、実質的には「寄付」です。そして、「ふるさと」という名前がついてはいますが、寄付先は縁もゆかりもない好きな自治体でもOKです。

 ただし、節税効果がある寄付の金額には上限(=最低自己負担額2000円を超える全額が還付(所得税)または控除(住民税)される上限金額)があります。この上限金額は、人それぞれ、所得に応じて変化します。

 というのも、「ふるさと納税」はあくまで寄付した金額が戻ってくる(もしくは控除される)制度であって、税金逃れができる秘策ではありません。よって、本来納めるべき税金以上に寄付をしても、上限を超過した分には節税効果がなく、単に寄付しただけになるということです。
(※関連記事はこちら⇒マンガでスッキリわかる「ふるさと納税」! ボーナスで寄附して特産品をガッポリもらえ!

「ふるさと納税」の魅力は、何といっても寄付のお礼として特産品がもらえることです。普通に所得税や住民税を納付しても何ももらえませんが、「ふるさと納税」では、最低自己負担2000円を超える金額は還付、または控除されるにもかかわらず、特産品をもらえるので節税効果があると言えます。

「ふるさと納税」でもらえる特産品の内容は自治体によってさまざまですが、人気があるのはお米や肉、海産物、フルーツなどの食料品です。食料品以外では、宿泊券、カタログギフト、電化製品、家具、日用雑貨などを用意している自治体もあるものの、全体を見ると圧倒的に食料品が多い印象を受けます。

 全国には1800前後の自治体があり、すべての自治体が「ふるさと納税」の特産品を用意しているわけではありません。ただ、近年は「ふるさと納税」ブームによって、特産品を用意する自治体が増加傾向にあります。

 前述のように、「ふるさと納税」では、“寄付金の上限額以内で寄付をした場合”、自己負担額がたった2000円で済みます。2000円の負担で特産品をもらえるのは、非常にお得です。というのも、寄付額の50%相当の特産品を贈る自治体も多いのです。つまり、1万円の寄付で、普通に買ったら5000円以上するような特産品をもらえることもあります。

 そのように考えると、「ふるさと納税」は食費の節約にも効果的と言えます。ですから、所得が一定以上(年収300万円以上)ある人は、ぜひチャレンジしてみてください。

お米、野菜、豚肉、鶏肉は食費節約の救世主
還元率の高い(もらえる量の多い)自治体を探そう

 「ふるさと納税」でもらえる食料品には、伊勢エビやアワビなどの海産物や、ブランド牛のサーロインステーキといった、非日常感あふれる高級品も多いので、そういったものに目を引かれがちかもしれません。

 もちろん、普段あまり食べられない高級品を注文して楽しむのもアリでしょう。が、食費節約を目指すのであれば、分量が多く、日常的に使いやすく、保存が利くような食材を選んで注文するのがおすすめです。

 その代表格がお米です。自治体によってもらえる分量には大きな差があるので、よく調べてから寄付先を決めましょう。高級なブランド米もありますが、還元率が高い(寄付に対してもらえる分量が多い)自治体を選択したほうが、当然節約になります。

 また、さまざまな料理に使いやすい野菜や、豚肉や鶏肉も、大量に送ってくれる自治体が結構あります。適宜冷凍保存しつつ使うようにすれば、やはり食費節約になることは言うまでもありません。

(※関連記事はこちら⇒【2015年度版】お得な「ふるさと納税」ランキング~お米編~特産品でもらえる「お米」で得する自治体は?
(※関連記事はこちら⇒【2015年度版】お得な「ふるさと納税」ランキング~豚肉編~特産品でもらえる「豚肉」で得する自治体は?
(※関連記事はこちら⇒【2015年度版】お得な「ふるさと納税」ランキング~鶏肉編~特産品でもらえる「鶏肉」で得する自治体は?

 私自身、2015年には、「宮崎県都城市」に1万円寄付して、「ふれあい飼育吉豚おまけ付き」を受け取りました。内容は、ロースしゃぶしゃぶ用肉400g、バラしゃぶしゃぶ用肉500g、うで・ももしょうが焼き用肉800g、あらびきウインナー140g×3、さけひれ(ヒレハム)50g×2でした。

「宮崎県都城市」には、さらにボリュームの多い豚肉のセットもありますが、それは争奪戦になっています。

 わが家は夫婦2人暮らしなので、これだけ豚肉が届いたことで、何食分ものメイン食材を買わずに済みました。もちろん味もおいしく、人気の特産品だというのも頷ける満足度の高さだったと思います。

「宮崎県都城市」の豚肉以外に、2015年で私が寄付をした自治体(一部)は以下のとおりです。

■2015年に風呂内さんが「ふるさと納税」した自治体と特産品の一部を公開!
 自治体名  寄付金額  もらった特産品
 佐賀県玄海町  5000円  いちご
 高知県室戸市  5000円  むろとの味・新鮮野菜セット
 岡山県真庭市  5000円  まにわの新鮮野菜セット
 山形県最上町  1万円  米(はえぬき15kg)
 北海道上士幌町  1万円  ハンバーグ
 宮崎県都城市  1万円  ふれあい飼育吉豚おまけ付き
 岡山県岡山市  1万円  完熟トマトゼリー
 奈良県奈良市  1万円  白雪ふきん
(オススメモダン柄セット)
 広島県三次市  1万円  米(こしひかり)
 福岡県うきは市  1万円  KONOI+O
 ガーゼのバスタオル2枚組

 ご覧のとおり、食料品が中心になっています。食料品の原価を踏まえると、2000円の自己負担で、最低でも年間で3万円分くらいは食費を節約できたと考えられます。

特産品にも「当たり」「はずれ」はつきもの?
心配なら人気のあるもの、評価がわかるものをチョイス

 個人的な感想ですが、特産品の味に関しては「大はずれ」と感じた自治体はありませんでした。ただ、ある程度の当たり外れはあるはずなので、慎重に失敗を避けたければ、すでに寄付した人の評価などをチェックしたほうがよさそうです。

 私の場合、自治体を選ぶ際は、単純に「食べたい」と思ったものを選ぶことも多いですが、寄付金額に対してどれくらいの分量の特産品が送られてくるか、という「還元率」を見ています。

>岡山県岡山市の返礼品「完熟トマトゼリー」岡山県岡山市の特産品。湯むきしたトマトが丸ごと1個入っていて、食べごたえがある。6個入りセットで届く。

 ただし、正直なところ還元率はイマイチですが、私の地元である「岡山県岡山市」にも寄付をしています。お得な特産品をもらうためだけでなく、地元にわずかばかりの恩返しができるのも、「ふるさと納税」のいいところです。

 食料品では、野菜もボリュームたっぷりで、さまざまな料理に使えて便利でした(「高知県室戸市」「岡山県真庭市」など)。

 5000円の寄付で、ダンボールにどっさり詰められて届いたのですが、そのまま食べても甘いトウモロコシや、あまり見たことのない珍しい野菜なども豊富で、食卓が充実しました。

 ただ、2人暮らしだと食べきるのに大変さも感じたので、ファミリー世帯に特におすすめです。

無理して食料品の特産品をもらいすぎると
消費するのが難しくなる場合があるので要注意

奈良県奈良市の特産品「白雪ふきん」奈良県奈良市の特産品「白雪ふきん」。1万円寄付するともらえる。すべておしゃれな柄で、はずれナシ。

 食料品だけでなく、「奈良県奈良市」の「白雪ふきん オススメモダン柄セット」などの日用品も、もらってよかったと思う特産品です。2015年にはいくつか食料品以外のものも注文していますが、それは夫婦2人で大量の食料品を受け取ってしまうと、消費しきれないからです。

 特に、2015年4月からは、住民税から控除される金額がこれまでの2倍になり、「ふるさと納税」の節税効果がよりアップしています。そのため、単身世帯やDINKS世帯だと、食料品だけで控除の上限いっぱいまで寄付するのは、難しい場合も多いと思われます。

 無理に食料品の特産品を大量にもらってしまうと、結局傷ませたり、冷蔵庫に入りきらなくて苦心したりする可能性が高いので、おすすめできません。それならば食料品以外の特産品がもらえる自治体にも注目してみましょう。

 あるいは、寄付金額に応じてポイントがもらえて、保有ポイントに応じて特産品を選択できる自治体に寄付するのも手。好きなタイミングでポイントを使い、特産品を注文できるので便利です。自治体によって異なりますが、有効期限は大抵1~2年です。

 次ページからは、自分が体験して感じたことを含め、「ふるさと納税」の注意点を解説します。

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