チャートで探せ!上がる株
【第8回】 2012年6月15日 ザイ・オンライン編集部

株価急落中のソニーに転機が訪れるのはいつ!?
トレンドラインを引き直して確認してみよう!の巻

トレンドライン編第2回 何本引いてもいいんだよー

前回に引き続き、トレンドラインをお勉強するわけだが、皆さんの中にラインを1回引いただけで「うん、よしこれだ!」って感じで満足している人、いないだろうか? 実はトレンドラインというものは、情勢が変化したら何度でも何本でも引き直してみることが大切なのだ! 実際、ローソク足が1本追加されるごとに引き直している人だっているのだから。「えー、めんどくせー!」なんて言ってると、愚かモノと同じになっちゃうぞ!

登場人物

福永博之さん

テクニカル分析の第一人者。どんな愚かモノにもいつも笑顔でわかりやすく教えてくれる超人格者。さまざまな投資情報を提供するサイト「アイトラスト」を運営するインベストラスト代表取締役でもある。『めちゃくちゃ売れてるマネー誌 ZAiが作った「株」チャートらくらく航海術』『FX一目均衡表ベーシックマスターブック』(弊社刊)など著作多数。経済イベントや指標発表日を掲載した投資家向け株式手帳『INVESTORS HANDBOOK 2012』(エイチスクエア社)の監修にも携わる。

ハラダ

チャートの(チャートも)愚かモノ。株やFXなど投資関連の編集に携わって10数年だが、超がつく怠け者で、口癖は「めんどくせー」「かったるい」。「トレンドラインなんて1本引けば十分じゃん。何本も引くなんて、超かったるい。ホント、人生めんどーなこと多いねえ」そういうお前さんが一番めんどくせーよ。

ラインとローソク足の位置は常に確認し続けよう

 前回(トレンドラインを引けば、相場の先読みができる!の巻)で目が覚めたぞ、オレは。正直、トレンドラインなんて引かなくてもいいって思ってたけど、オレは素直な性格だから、きっぱりと考えをあらためた。点と点(安値同士もしくは高値同士)を結べば、未来(相場の先行き)を占う線が引けるなんて、松本清張も真っ青の大発見だぁー!

 松本清張?……ああ、『点と線』ですね。渋すぎて一瞬わからなかったですよ(やっぱりオヤジだな、シャレが古いねえ)。ま、トレンドラインは誰でもカンタンに引けますし、それだけで相場の方向性を確認できるわけですから、積極的にチャート上に書き込んでいきましょう。そして、安値同士を結んだサポートラインラインを割り込んだかどうか、高値同士を結んだレジスタンスラインを突破したかどうかを日々確認していくことが重要になってきます。

ローソン(2651)4月2日~5月14日・日足 チャート:アイチャート(インベストラスト提供、以下同) ローソン株に関する関連記事はこちら

 げ、毎日だって~。かったるいなぁ……。で、そーやって確認していって、ローソク足がラインを割り込んだり突破したりした場合はどーするんです? 

 新たなトレンドラインを引き直しつつ、様子を見守っていきます。状況に応じて、トレンドラインは何度もこまめに引き直していくことが肝心なのです。できれば、前に引いたラインは残しておきましょう。変遷がわかって、あとあと勉強になりますよ。

 (関心なさそうに)ふーん……で、何がわかるの? 大した収穫がないなら、めんどーなことはゴメンしたいねえ。

 愚かモノで面倒くさがり屋の生徒さんのために「論より証拠」で実例を挙げながら説明していきましょう。下のチャートを見れば明らかなとおり、ソニー(6758)の株価は今年の3月中旬以降、典型的な下降トレンドを描いてきました(チャート1)。

2012年3月1日~6月13日・日足 なお、ソニー株に関する関連記事はこちら

 ホント、6月4日に1000円を割った場面では「え~っ、マジかよっ!」て悲鳴あげちゃったもんね。

 ここからはチャート1を拡大した画像で説明していきます。さて、下降トレンドに転換した直後にサポートラインAを引くと、かなり急角度のものになっています。このサポートラインAは、3月26日に下げ止まり、27日~28日はいったん上昇したことでもう使えません。ただ、3月29日からまたあらたな下降トレンドになってきました。ここで新たなサポートラインBを引くと、ラインAよりもかなり緩やかな右肩下がりへと変化しました(チャート2)

2012年3月1日~4月10日・日足

 あ、ホントだ……陽線(このチャートでは赤色)も多いし、これって要するに下げの勢い(トレンド)が鈍ったってことですかね?