投資信託おすすめ比較[2022年]
2014年10月28日 ザイ・オンライン編集部

損が怖い人は相場全体の株価下落や円高を
臨機応変な対応での回避を狙う投資信託を買え!

今、発売中のダイヤモンド・ザイ12月号では、「NISA(少額投資非課税制度)でも使える攻めと守りの投資信託」を、成績やコスト別の販売会社リストなどとともに掲載しているが、その中から投資の初心者で、できる限りリスクを抑えたい人にピッタリの投資信託を紹介しよう。長期で増やそうと思ったら、相場の大幅下落時に大損しないことは重要なポイント。果たして、「負けを回避する」とは?

NISA向けの投資信託には必須の条件、
“負けない”仕組みに注目せよ!

 NISAで注意しなければいけないのが、儲けた利益に対する税金がゼロになる一方で、一般口座のように損をしても他で出た利益と損益通算ができないということ。儲けた時しかその恩恵にあずかれないのだ。このため、NISAでは、“損をしないこと”が大事になる。

 そこでNISA向けに、相場下落時には安全資産に移すなど、臨機応変な対応をして、大損のリスクを減らすという「リスク回避」型の投資信託が何本か設定されている。

 「常に集めた資金をすべて投資に回すフルインベストメントの投資信託がほとんどの中、危機を予測しリスク資産を円資産にシフトするものや、状況に合わせて適宜比率を変動させるものなど、リスク回避の仕方は投資信託によって異なります。2014年から始まったNISA向けに設定された投資信託が多いので、まだ1年程度の実績しかありませんが、1年で5~10%程度の上昇という堅実な成績を出しているものが多く注目の投資信託と言えるでしょう」(篠田さん)

 まずはトレンド・アロケーション。この投資信託は、2012年3月に設定され、リスク回避型の中で最も実績があり純資産が多い投資信託だ。

 組み入れ資産を、高リスク資産(先進国・新興国の株式や新興国の国債、リート、金や原油などのコモディティ)と、低リスク資産(先進国債券やヘッジファンド、短期債券)に分けて、相場の先行きに弱気の場合は低リスク資産を多くするなど適宜資産配分を調整する。また、必要に応じて現金に100%避難する対応も可能なのが特徴だ。

株価の下落時に上昇するVIX指数に
連動する仕組みにより対応するタイプも!

 次に紹介するのが投資のソムリエ。この投資信託も同様に、収益性資産と安定資産に分け、投資環境の変化をいち早く察知し毎日配分比率を変更することで、下落局面でも負けない運用を目指している。

 同じく、ここには掲載しなかったがクルーズコントロールというリスク回避型の投資信託もある。こちらは、現金の比率を調整することで下落の抑制を図る投資信託だ。債券の比率が高めで、年率4%のリターンが目標だ。

 最後に紹介するのが楽天みらいファンド。この投資信託は、先進国と新興国の株式と債券に分散するかたわら、株価下落時に大きく上昇するVIX指数先物(別名「恐怖指数」とも呼ばれている)を活用した資産を20%組み入れることで株価の急落に対応する投資信託だ。設定来の基準価額は1万円を大きく下回ることなく、底堅く推移している。

 大きな上昇を狙うのではなく、下値のリスクをできるだけ排除して安定収益を狙うリスク回避型は、まさに投資の初心者や資産を守りながら増やしたい人にぴったりなのだ。リスクを取りたくない人向けの投資信託としては、このほかにも日本債券型やバランス型があるので気になる人は、ザイ本誌で確認してほしい。