東京市場まとめ
1.概況
前日の米国市場は主要3指数が揃って上昇となり、ハイテク株高となったことから日経平均は171円高の40,072円と続伸で寄付きました。節目の4万円台をつけて取引を開始した日経平均は次第に利益確定の売りが出て上げ幅を縮めると、前場の中ごろには下げに転じました。前場の後半は下げ幅を拡大し、122円安の39,778円で前引けとなりました。
後場も安値圏で軟調な推移となりました。20日(日)に控える参議院選挙を前に動きづらい展開となり、13時5分には155円安の39,745円をつけ本日の安値を更新しました。その後も39,800円付近で小動きとなり、一進一退に推移した日経平均は82円安の39,819円で大引けとなりました。
新興市場では東証グロース250指数が3日ぶりに反落、1.3%安で取引を終えました。
2.個別銘柄等
ディスコ(6146)は8.8%安の42,840円で大幅反落となりました。17日、2025年4~9月期の営業利益が、前年同期と比べ、為替が円高・ドル安に推移していることが重荷となることで、前年同期比10.9%減の677億円になる見通しだと発表し、これを嫌気した売りが優勢となりました。
東海旅客鉄道(9022)は0.4%高の3,337円で続伸となりました。17日、リニア中央新幹線のトンネルの工事が進んだと発表し、業績影響の不確実性につながっていた案件の進捗が示されたことで、これを好感した買いが入りました。
スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684)は0.1%に満たない上昇の10,145円で3日続伸となりました。アクティビストとして有名な3Dインベストメント・パートナーズが同社株をさらに買い増したことが判明し、同社への株主還元強化の要求や今後の買い増しなどを見込んだ思惑的な買いが入りました。
電池メーカーのFDK(6955)はストップ高水準となる22.7%高の432円をつけ大幅高となりました。燃料電池向けなどに水素をためられる粉末状の合金で、貯蔵量が2割増しとなった新製品を開発したと発表し、この新製品が業績に寄与するとの期待から買いが殺到しました。
不動産管理会社向けアプリなどを提供するスマサポ(9342)はストップ高水準となる15.2%高の1,138円をつけ大幅高となりました。17日、既存株主の満足度の向上や当社株の投資対象としての魅力を上げることを目的とした株主優待制度を新設すると発表し、個人投資家を中心に好感した買いが殺到しました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は週間で、249円(0.6%)高で取引を終えました。来週に向けて、まずは20日の参議院選挙に注目が集まります。与党の苦戦が予想されており、実際に自公で過半数を獲得できないとなった際には、財政拡張懸念から金利上昇圧力がかかると考えられます。
金利についてはすでに織り込まれている部分も考えられますが、政権基盤が今以上に不安定とみなされる場合には、ここまで買いが続いている海外勢からも資金退避のリスクがあるといえるでしょう。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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