節約の達人が伝授!ゼロから貯める節約術
【第4回】 2015年7月23日 風呂内亜矢

電気代のかかる家電の上手な節約術を紹介!
電気代を釣り上げる「NG行動」を減らせば、
暑い夏でも電気代はもっと安くできる!

 本格的な夏が到来し、そろそろエアコンをつけ始めた、あるいはエアコンの稼働時間が相当長くなってきたというご家庭も多いはず。そんなとき、気になるのは当然のことながら、電気代です。今回は、その電気代を抑える方法を、あれこれご紹介します。

 どの家庭にも大抵ある家電で、特に電気代がかかるものは次の順番のとおりです。

冷蔵庫 > 照明 > テレビ > エアコン > 電気便座 >パソコン……

家庭のエネルギー消費量の内訳経済産業省・資源エネルギー庁の統計より。長時間利用する家電ほど電気代がかかっていることがわかる
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 上のグラフは2009年の統計なので少し古いですが、冷蔵庫、照明、テレビ、エアコンに電気代がかかることは、今も同じです。上から順に電気代がかさみやすい家電を上げていますが、季節によって順位は変動し、夏場や冬場はエアコンがより上位に入ります。このラインアップを見ると、単純に使用時間が長い電化製品ほど、電気代がかかりがちということを意味しているといっていいでしょう。

 まず、冷蔵庫は24時間稼働していますし、照明も長時間つけるのが普通です。テレビは、ほとんどBGM代わりに一日中つけているというご家庭も多いのではないでしょうか? エアコンも、夏真っ盛りになると半日以上つけっぱなしのご家庭が増えるでしょう。

 もちろん、洗濯機や食洗機、トイレの電機便座、ポット、炊飯器なども、結構電気代はかかります。しかし、それらは使用時間が短い分、それほど金食い虫にはなりにくいので、優先順位としては冷蔵庫、照明、テレビ、エアコンの節電を心がけるところから始めるべきだといえます。

契約アンペアの見直しは基本! 風通しのよい部屋で
薄着し、省エネ性能の高い家電を使うべし!

 ここからは冷蔵庫、照明、テレビ、エアコンの節電方法を紹介していきますが、その前に大前提としてやっておきたいことがいくつかあります。それは、契約アンペアの見直しです。

 自分の家の契約アンペアは、ブレーカーに記載されていたり、検針票(電気使用量のお知らせ)に記載されていたりします。まずは、それを確認してみてください。

 電力会社に支払う電気代には基本使用料が含まれており、その金額は契約アンペアによって異なります。契約アンペアが高くなるほど、基本使用料はアップします。そのため、現状高すぎる契約になっている場合は、アンペアを低くしましょう。契約している電力会社に連絡すれば通常、無料で変更できます(場合によっては工事が必要なことや、賃貸物件の場合は管理人などに確認が必要なこともあります)。

 東京電力の「わが家のアンペアチェック」などを利用すると、適切なアンペアを考える目安になります。1人暮らしで、家にいるときにたくさんの家電を一度に使わないのであれば、30アンペアを20アンペアにしても問題ない場合も多いです。ただし、無理に下げすぎると頻繁にブレーカーが落ちてしまうなどの不便もあるため、まずはシミュレーションして変更を検討してみることがおすすめです。

契約アンペアによって変わる基本料金東京電力のサイトより抜粋。契約アンペアを下げれば、1カ月あたり数百円の節約になる。
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 続いて、当たり前のことではありますが、夏場は薄着、冬場は厚着をしましょう。これは基本中の基本です。暑い時期のおすすめは、薄着した上で、首の後ろやわきの下など熱がこもりやすい部分に、冷やしたおしぼりをあてることです。おしぼりタオルは百均でもよく売っているので、わが家ではたくさん買ってきて濡らしてよく絞り、冷凍庫に入れています。

 のちほど改めて紹介しますが、冷凍庫は中身がぎっしり詰まっているほうが、効率的に電気代を下げることができます。凍ったもの同士がぎゅうぎゅうにくっついていると、お互いを冷やし合うため、庫内が冷えやすいからです。そのため、わが家では冷凍庫の隙間に濡れおしぼりを詰め込んでいます。たくさん入っていれば、帰宅時やお風呂上りなどに気軽に使えますし、来客があったときにも重宝がられます。

 また、夏場は部屋の中に風の通り道があると、それだけで多少は涼しさを感じられます。そのため、窓を開けるときには一方向だけではなく、風が通り抜けられるように二方向以上開けてください。なるべく開けた窓と対角線上にある窓なり、ドアなりを開けると、風が通りやすくなります。こういったことは、そもそも物件選びをする段階から気にしておいたほうがいいでしょう。

 古い家電を買い替えるのも有効な方法です。昔の製品と比較すると、最近の家電は省エネ性能がアップしています。したがって、買い替えによる初期コストはかかっても、長い目で見ると電気代が安くついて得する場合が多いです。

 買い替えをする際には、「しんきゅうさん」というサイトが便利です。
◆しんきゅうさん
http://shinkyusan.com/

しんきゅうさんのサイト新旧の家電の省エネ性能を比較できるばかりでなく、節電になる家電の使い方も詳しく紹介されている。

 「しんきゅうさん」は、今使っている製品と、今後買い替えを検討している製品のメーカー名や型番を入力すると、使用する電気量がどれだけ減り、年間の電気代がいくら安くなるかなどが表示されます。すでに電気店などで下見し、いくつか製品をピックアップしているようなときに使えます。