ふるさと納税おすすめ特産品情報
2017年12月13日 ザイ・オンライン編集部

2017年度版【ふるさと納税ランキング~ジビエ編~】
鹿肉や猪肉など、ジビエがもらえる自治体を比較!
コストパフォーマンスが最強の自治体はココだ!

【2015年度版】
北海道の自治体が上位を席巻!
「ふるさと納税」で貴重な「ジビエ」を味わおう!

 フランス料理やイタリア料理では高級食材として重宝されている「ジビエ」。もともとは牧場などで畜産されている牛や豚などとは異なり、狩猟によって捕獲された鹿肉や猪肉などの野生鳥獣の食肉のことを指すフランス語だが、日本でもいまやすっかり定着し、専門の料理店も人気になっている。

 しかし、もともと日本では「ジビエ」という言葉が広まる以前から、自然が豊かな一部の地域では猪肉を使った「ぼたん鍋」や鹿肉を使った「もみじ鍋」などが郷土料理として振る舞われてきた歴史がある。それゆえ、「ふるさと納税」の特産品として「ジビエ」を用意している自治体もある。

 ただし、牧場で育てられている牛肉や豚肉のように一般的な流通に乗っていないこともあり、今回の調査でも「ジビエ」を提供している自治体はわずか40ほどと、「ふるさと納税」の特産品の中でもレアな存在となっている。

 とはいえ、一般的には「獣臭い」と敬遠する人もいるため、珍しいとは言っても「牛肉」や「豚肉」のように人気が殺到してすぐに受付が終了してしまうということもないので、「ジビエ」好きな人にとっては、貴重な食材をお得にゲットできる穴場的な特産品と言えるだろう。

 さて、「ジビエ編」のランキングを発表する前に、改めて「ふるさと納税」について簡単に説明しておこう。

「ふるさと納税」とは“納税”と銘打っているが、要するに各自治体への寄付金制度。寄付した翌年に、寄附金控除の適用下限額である2000円を超える部分は、一定の上限まで所得税・個人住民税から全額が控除の対象となる。例えば控除の対象となる寄付金上限額が5万円の人の場合、適用下限額である2000円を引いた額、すなわち4万8000円が控除対象額となるのだ。

 さらに! 制度改正により2015年から控除額が約2倍にUP! つまり昨年までの控除額が3万円だった人なら、今年は6万円ほどを寄付しても、実質負担額は2000円で済むようになっている。

 しかも! 昨年まではサラリーマンでも、寄附金控除を受けるために確定申告をする必要があったが、今年からは寄付先が年間5自治体までであれば確定申告が不要な「ワンストップ特例制度」も創設されている。

 要するに、控除対象額以内におさえれば実質負担額は2000円のままで、よりお得に、よりお手軽な仕組みに進化しているのだ。もはや「ふるさと納税」は「やらなきゃ損する」お得な節税対策と言えるだろう。

 そこで今回は、寄付額に対してもらえる「ジビエ」の量を調査して、コストパフォーマンスが高い「ふるさと納税ランキング~ジビエ編」を作成! 全国の自治体の中でも、特にコストパフォーマンスに優れた、おすすめの自治体を紹介していく!

【第1位】1万円の寄付で鹿肉1.6kg+鹿缶3つ!
他ランキングでも上位にランクインする人気の自治体、
「北海道上士幌町」は「ジビエ」の特産品も充実!

 昨年の「ふるさと納税」の受入金額が9億5700万円と、全国で3番目に多かった「北海道上士幌町(かみしほろちょう)」が「ふるさと納税ランキング~ジビエ編」の第1位に輝いた。同町は特産品の充実に力を入れており、当サイトの他のジャンルでもランキングに顔を出している自治体なので、知っている人も多いだろう。

 「上士幌町」に1万円の寄付をするともらえるのが、「鷹の巣農林の鹿肉ジンギスカンセット」。このセットの内容は「鹿肉ジンギスカン400g×4パック、鹿缶(みそ煮または大和煮)160g×3ケ」となっている。ジンギスカンの下味がついているため、食べ方は限定されてしまうが、逆に言えば手軽に「ジビエ」を食べたい人にはもってこいの内容。鍋に野菜をたっぷり入れて、その上にジンギスカン肉を乗せ、20分ほど蒸し焼きにするのがおすすめの食べ方となっている。

 この「鷹の巣農林の鹿肉」は、北海道の「ジビエ」として有名な「エゾ鹿」の肉で、多くの人にとってはあまり食べ慣れない食材だが、地元の人々にとっては慣れ親しんだ味だという。エゾ鹿の肉は鳥のササミと同じくらい高タンパクで低脂質と言われ、鉄分や銅・亜鉛などのミネラルも豚の約10倍も含まれており、不足しがちな栄養分を補える優れた食材とのこと。

 当記事の最後には「上士幌町」の「ふるさと納税」担当者のインタビューを掲載しているので、詳しくは後ほど改めて紹介したい。

【第2位】1万円の寄付で鹿肉1.65kg!
ジンギスカン、味付けカルビ、ハンバーグと
バリエーション&ボリューム満点の「北海道新得町」

 第2位にランクインしたのは北海道のほぼ中央に位置する「新得町(しんとくちょう)」。東京都の半分ほどの面積を有しながら、そのうち約90%が森林地帯となっている自然が豊かな町だ。「新得町」は国内有数の「そば」の生産地としても知られており、その品質は農林水産大臣賞を何度も受賞するほどレベルが高い。「新得町」自体は知らなくとも「新得そば」は聞いたことのある人も多いのではないだろうか。

 そんな「新得町」に1万円を寄付するともらえるのが「エゾ鹿肉セット」。気になる中身は「、エゾ鹿肉ハンバーグ(150g×3枚)、味付けカルビ(500g)、ロースジンギスカン(700g)」の合計1.65kgという、豊富なバリエーションとボリューム満点の内容だ。

 もちろん、「エゾ鹿肉セット」以外に、自慢の「そば」や「牛肉」「豚肉」「地鶏」なども特産品として用意されているので、一緒に申し込んで「新得町」の味覚を堪能してみてはどうだろうか?

【第3位】1万円の寄付で鹿肉1,4kg!
ジンギスカン、ステーキ、カレー、角煮、味噌煮のほか、
素材の味を楽しめる「しゃぶしゃぶ用」ももらえる「北海道豊富町」

 第3位は「北海道豊富町(とよとみちょう)」。同町とJAが株主となっている第三セクター「豊富牛乳公社(とよとみぎゅうにゅうこうしゃ)」は北海道内でもっとも件数が多いコンビニチェーン「セイコーマート」のオリジナル牛乳を生産していることなどもあり、「酪農の町」として知られている。

 そんな「豊富町」に1万円寄付するともらえる「鹿肉ジンギスカン」は、下味がついた「ジンギスカン用の鹿肉」1kg(500g×2袋)に加えて、素材の味がそのまま楽しめる「しゃぶしゃぶ用の鹿肉」400g(200g×2袋)がセットになっている特産品。

 「豊富町」では「鹿肉ジンギスカン」以外にも、「鹿肉モモステーキ1.2kg (400g×3袋)」「鹿肉ロースステーキ600g(200g×3袋)」「鹿肉ヒレブロックセット(ヒレブロック肉600g前後と鹿肉100%の挽肉500gの合計1.1kg)」などの鹿肉のほか、「鹿肉カレー缶詰セット(鹿肉キーマカレー190g×3缶、濃厚中辛鹿カレー190g×3缶)」「鹿肉の角煮・味噌煮缶詰セット(エゾジカの角煮170g×3缶、エゾジカの味噌煮170g×3缶)」などの調理済みのジビエ商品を取り扱う。

 さらには「焼肉ジンギスカンセット(オーストラリア産ラム肉の「王様のジンギスカン500g×1袋」と「ラムジンギスカン700g×2袋」のセット)」など、北海道以外では入手困難な珍しい肉がたくさん用意されている。「ジビエ」や「ラム肉」が好きな人は要チェックだ!

【第4位】1万円の寄付で鹿肉1kg!
他とは違った特別な鹿肉が食べられる!
熟成日髙エゾシカ肉がもらえる「北海道新冠町」

 第4位にランクインしたのは「北海道新冠町(にいかっぷちょう)」。競走馬の育成が盛んで「ハイセイコー」や「トウカイテイオー」「ナリタブライアン」などの名馬を輩出した牧場があることで有名な町だ。

 そんな「新冠町」に1万円の寄付をしてもらえるのは、エゾ鹿のもも肉を秘伝のタレに漬け込んだ「日高ん坊エゾシカン(500g)」と、2008年に開催された洞爺湖サミットで各国首脳にも供されたという「熟成日髙エゾシカ肉(もも肉、500g)」がセットになった「熟成日髙エゾシカ肉セット」。

 特に、熟成されたエゾシカ肉はフレッシュな肉に比べて癖がなく、柔らかくなるそうで、洞爺湖サミットでは各国首脳が絶賛したという逸品だ。「新冠町」にある、全国で初めてのエゾジカ肉を専門に扱う「株式会社静内食美楽」の提供なので、「ジビエ」好きなら見逃せない特産品と言えそうだ。

【第5位】1万円の寄付で鹿肉300g&猪肉600gの合計900g!
北海道以外の自治体で唯一トップ5入り!
猪肉&鹿肉がセットでもらえる「大分県中津市」

 北海道の自治体が上位に名を連ねる中、唯一、北海道以外の自治体として第5位にランクインしたのは「大分県中津市(なかつし)」。福沢諭吉が幼少年期を過ごした土地として知られるほか、最近ではご当地グルメとして「からあげ」でも有名になっている。

 そんな「中津市」に1万円の寄付をするともらえるのが「耶馬溪ジビエセット」。「耶馬溪(やばけい)」とは中津市の南部にある渓谷で、日本新三景に選ばれている景勝地。この特産品には耶馬溪近郊で捕獲された猪肉の「ロース、バラ、モモ(いずれもスライス、各200g)」や鹿肉の「カレー用サイコロ肉(300g)」がセットで、合計900gの肉がもらえる。

 ちなみに、昨年度は鹿肉も200gで合計800gのセットだったので、100g増量となっているのもうれしいポイント。上位5自治体の中では、唯一「猪肉」がもらえる自治体でもあるので、猪肉を食べたい人はもちろん、どうせなら両方味わいたいという人にもおすすめだ。

 ほかにも、「耶馬のすっぽん鍋セット(すっぽん生肉300g、かぼすポン酢しょうゆ360ml、大葉ごしょう40g、柚子ごしょう60g)」や「中津からあげ3店お選びセット(下味つき鶏肉1.76~1.96kg)」など、珍しい特産品も多いので、ぜひ一度「中津市」のサイトをチェックしてみよう。

 さて、改めて今回紹介した「2015年度版・お得な『ふるさと納税』ランキング~ジビエ編~」5位までのランキングをまとめると以下のとおりになる。

マークのものは、自治体がその特産品に関する「ふるさと納税」の受け付けを終了、もしくは一時的に中断しています。

 

 ◆2015年度
  「ふるさと納税」で「ジビエ」がもらえる自治体のお得度ランキング!
(※2015年11月10日時点)
順位 お得な特産品の商品と量 備考
寄付金の使い道
1位  北海道上士幌町
・1万円⇒鷹の巣農林の鹿肉ジンギスカンセット
       (鹿肉ジンギスカン400g×4パック、
             鹿缶(みそ煮または大和煮)160g×3個)
 ほか、1万円で「十勝ハーブ牛 サーロインステーキセット(サーロインステーキ360g)」「十勝ナイタイ和牛 焼肉用(肩・モモ・バラから300 g)」などがある
【寄付金の使い道】上士幌町ふるさと納税・子育て少子化対策夢基金/観光/農林業/第三音更川橋梁補修事業
2位  北海道新得町
・1万円⇒エゾ鹿肉セット
           (エゾ鹿肉ハンバーグ150g×3枚、味付けカルビ500g、
             ロースジンギスカン700g)
 ほか、1万円で「北海道産豚肉味付セット『上田の特性味付豚肉』(豚丼用ロース味付450g、豚ステーキ用ロース味付450g、特製豚ミソ漬け450g)」「新得地鶏 鍋セット(モモ切身150g×1、つみれ150g×1、鍋用ラーメン80g ×2、鍋つゆ180 g×4)」などがある
【寄付金の使い道】森林、水資源等/街並みの美化/公共施設(保育園整備)/地域振興(子育て、農林業、観光振興等)/その他(町長にお任せ)/歴史的な建物の保存
3位  北海道豊富町
・1万円⇒鹿肉ジンギスカン
           (鹿肉ジンギスカン500g×2袋、しゃぶしゃぶ用鹿肉200g×2袋)

・1万円⇒鹿肉モモステーキ
           (鹿肉モモステーキ400g×3袋、1袋5枚入り)
・1万円⇒鹿肉ロースステーキ
           (鹿肉ロースステーキ200g×3袋、1袋5枚入り)
・1万円⇒鹿肉ヒレブロックセット
           (ヒレブロック約600g(300g前後×2袋または200g前後×3袋)、
             挽肉500g)
 ほか、1万円で「鹿肉ソーセージセット」(行者ニンニク入り鹿肉ソーセージ200 g×2袋、ピリッとくる大人の味黒コショウ入りソーセージ200g×2袋)、「鹿肉の角煮・味噌煮缶詰セット(エゾシカの角煮170g×3缶、エゾシカの味噌煮170g×3缶)」などがある
【寄付金の使い道】地場産業の振興/福祉、介護及び医療/教育及び少子化対策/文化及びスポーツの振興/自然環境及び地域景観の保全/豊富町振興のために(特に指定はしない)
4位  北海道新冠町
・1万円⇒熟成日高エゾシカ肉セット
    (日高ん坊エゾシカンもも肉500g、
      熟成日高エゾシカ肉もも肉500g)
 ほか、1万円で「ジンギスカンセット(使い捨てジンギスカン鍋1枚、ラム肉1.5kg、ジンギスカンのタレ1本)」「海の幸詰め合わせセット(たこ足1500 g、つぶ400g、干しカレイ900g)」など
【寄付金の使い道】”音の遺伝子”アナログレコードの保存・活用と文化の継承/世界で活躍する速い競走馬づくりの支援/まちづくり事業のための支援
5位  大分県中津市
・1万円⇒耶馬溪ジビエセット
     (猪肉ローススライス200g、猪肉バラスライス200g、
      猪肉モモスライス200g、鹿肉カレー用サイコロ肉300g)

・5万円⇒なかつ耶馬溪お肉三昧セット
           (豊後牛ロースステーキ200g×2、錦雲豚しゃぶ肉3点セット1kg、
            鹿肉しゃぶ肉3点セット600g、聖地中津からあげ生肉1kg)
 ほか、1万円で「耶馬のすっぽん鍋セット(すっぽん生肉300g、かぼすポン酢しょうゆ360ml、大葉ごしょう40g、柚子ごしょう60g)」「中津からあげ・豊後牛セット(やばけい豊後牛500g、聖地中津からあげ生肉約600g)」など
【寄付金の使い道】福祉の里づくり/学びの里づくり/観光振興/旧町村振興/その他
※第6位以降のランキングは後日公開予定!お楽しみに!


 今回紹介した5つの自治体以外にもまだまだコストパフォーマンスがいい自治体があるので、後日公開する6位以下のランキング記事もチェックしてほしい。

 ちなみに、「ふるさと納税」を実施している自治体は1500以上に上るため、今回の調査でもすべての自治体を調べきるのは難しく、あくまで「ザイ・オンライン編集部調べ」となっている。

 もし、この記事を見て「ウチの特典の方がすごいぞ!」という自治体関係者の方や、「こっちのほうがお得だよ」という情報を持ちの方は、ぜひ下記メールアドレスまで情報をお寄せください。確認の上、追記させていただきます。
◆情報はコチラまで!

 

2015年度「ふるさと納税ランキング~ジビエ編」第1位の
北海道上士幌町の「ふるさと納税」担当者にインタビュー!

 2015年度の「ふるさと納税ランキング~ジビエ編」では、北海道の自治体が1~4位までを独占した結果となった。そんな中、見事第1位の座を獲得した「北海道上士幌町」。ザイ・オンライン編集部では、同町の「ふるさと納税」担当者・梶達さんにインタビューを試みた!

 「上士幌町」は2014年度の「ふるさと納税」による寄付額が全国3位だったとのことですが、本年度はどのような状況でしょうか?

「昨年度はテレビ番組『中居正広の金曜日のスマたちへ』(TBS系列)で取り上げていただいたこともあり、予想を大きく上回る9億7000万円もの寄付が集まりました。ただし、それはテレビで取り上げられたことが大きかったので、今年度はおそらく7億円くらいに減ってしまうだろうと想定していたのですが、9月末時点の申し込み件数が3万1742件、寄付金額は約6億2500万円もの寄付をいただいており、このまま行けば10億円を超えるだろうと考えています」

 「上士幌町」は人口4800人程度の小さな町で、住民税は合計2億4千万円程度とのこと。それに対して昨年の「ふるさと納税」による寄付額は9億7000万円なので、住民から得る税収の約4倍の収入があり、今年度はそれを上回るペースで増えているというから驚きだ。

 本年度に入って何か新たな取り組みをされたのでしょうか?

「今年1月に東京・品川プリンスホテルで『ふるさと納税』で寄付していただいた方を対象にイベントを開いたのですが、そこで『10万円以上の寄付でもらえる返礼品が欲しい』という声がありました。そこで5カ月間、毎月1回、上士幌町の特産品をお送りする『かみしほろ満喫便』という返礼品を加えました。また、実際に上士幌町に遊びに行きたいという声もありましたので、『特別町民証』というものも用意しました。こちらは寄付証明書を持って上士幌町に遊びに来ていただいた際に発行するもので、町内のレストランやカフェでスイーツが食べられる特典が受けられるようになっています」

「ふるさと納税」で関心を持った人たちが町を訪れて「町民証」がもらえるというのは、本当に新しく“ふるさと”ができたような感覚を味わえますね。

「そう言っていただけるとありがたい限りです。実は今年度も来年1月に東京と大阪の2カ所でのイベント開催が決定しています。昨年度のイベントは初めてということもあり、特産品の試食をしていただく程度でしたが、今年度はさらに上士幌町の魅力をPRできるような企画をたくさん用意しています。お子様向けにもリース作り体験や、上士幌町で取れる黒曜石を使ったキーホルダー作り体験も用意しているので、ぜひご家族で参加していただければと思います」

 それでは最後に、今後の目標があればお願いします。

「せっかくふるさと納税を通じて『上士幌町』という名前を知っていただいたのですから、一度足を運んでもらい、ゆくゆくは住んでもらいたいというのが我々の最終的な目標です。そのために移住体験ができるような施設を整備しているところです。また、昨年たくさんの寄付をいただいたおかげで幼稚園や保育園を無償化することができました。静かな土地で子育てをしたいという方は、ぜひ当町を移住先の候補にお考えいただければ幸いです」

上士幌町」は寄付額の半額程度の特産品を送っているため、昨年は5億円程度の特産品が寄付者へ送られたわけだが、特産品を提供する事業者にとっては全体で5億円の商品が売れたということになる。梶さん曰く「5000人未満の自治体で、これだけの金額の商品が売れるというのは『ふるさと納税』以外では考えられない」そうだ。

 しかも、「上士幌町」はもともとそれほど多くの特産品があったわけではなく、「ふるさと納税」を始めたことで新たに特産品が生まれたのだというから、その経済効果は計り知れない。

 さて、今回紹介した上位5自治体では主に鹿肉や猪肉の特産品だったが、6位以降の自治体の中には鴨肉やキジ肉を特産品として用意しているところもある。後日公開予定のランキングでは、それらの自治体も紹介していくので参考にしてほしい。

「ふるさと納税」で「ジビエ」を提供する自治体はそれほど多くはないが、それでも都会のスーパーではなかなか手に入らない貴重な食材を簡単に、お得にゲットできる。まだ今年分の「ふるさと納税」の寄付先を決めていない人は、ぜひ検討してみよう!

(取材・文/日下部貴士[A4studio])