相沢光一
競技団体の不祥事が続く中、今度は全日本剣道連盟(全剣連)で長年続いていた不正が発覚した。一部門である居合道で、最高位の八段および、それにつく称号である「範士」の昇段審査の際に金銭の授受があったという。

第503回
日本ボクシング連盟は競技団体としても正常に機能していないことは確かだ。競技団体はどのような役割を果たす組織なのかを改めて確認したうえで、山根会長が支配する日本ボクシング連盟が、いかにそれに反しているかを見ていこう。

第502回
イニエスタの神戸加入が話題を集めていた7月24日、Jリーグ実行委員会が開かれ外国人枠撤廃について話し合われた。リーグのレベルアップには必要という声が大勢を占め、早ければ来季にも撤廃される可能性が出てきた。

第501回
大相撲名古屋場所は関脇御嶽海が初優勝を成し遂げた。人気はすでに全国区になりつつあるが、躍進をなにより喜んでいるのは出身地、長野県(木曽郡上松町)のファンだ。長野県のファンにとって御嶽海は久々に表れた期待の力士なのだ。

第500回
スポーツ界のビッグイベント、W杯とウインブルドンが終わった。両方を見ていてやけに目についたのが、あるスポーツブランドのロゴだ。W杯で優勝したフランスと準優勝のクロアチアのユニフォームにも、ウインブルドンベスト8進出者のうち5人のシューズにも、そのロゴがあったのだ。

第499回
FIFAワールドカップ・ロシア大会で西野ジャパンがグループリーグ突破を決め、続く決勝トーナメント1回戦では強豪ベルギーと対等の試合をしたことで日本中が大騒ぎになっていたのと同時期、崖っぷちに立たされて絶対に負けられない戦いをしていた、もうひとつの日本代表があった。バスケットボールの男子日本代表である。

第498回
W杯決勝トーナメントが始まり、ロシアがスペインをPKで降す番狂わせがあった。スペインには世界最高レベルの国内リーグがあり、世界でもトップの実力者ばかりを集めたドリームチーム。一方、ロシア代表はロシア・プレミアリーグの選手が21人と大半を占めている。

第497回
サッカー日本代表がコロンビア戦の勝利に続き、セネガル戦では健闘を見せ勝ち点1を得た。FIFAランクを基準にすれば、日本代表はここまで下剋上を果たしていることになるが、今大会は同様のケースが数多く見られる。グループリーグを勝ち抜いて当然と思われていた強豪の苦戦が続いているのだ。

第496回
サッカーワールドカップの大会直前、アメリカの「ヤフースポーツ」が興味深いランキングを発表した。グループリーグ48試合の関心度(見逃せないカード)ランキングだ。

第495回
片山晋呉の不適切な振る舞いが男子プロゴルフ界を揺るがす騒動に発展した。日本プロゴルフツアー機構は、長年続いている人気低迷の流れを止め、回復に転じるための改革を模索している最中。今回の騒動はその努力に水を差しかねないのだ。

第494回
今回のサッカー・ワールドカップに、日本のファンにとっては大きな見どころが加わった。J1・ヴィッセル神戸への移籍が決まったアンドレス・イニエスタが中心選手としてプレーするスペイン代表の戦いだ。

第493回
日大アメフト事件で、日本の運動部にはびこる体育会的体質や縦割り構造に注目が集まっている。しかし、そうした構造を根底から変えたうえで、輝かしい実績を上げている指導者もいる。

第492回
社会を揺るがす事件となってしまった日大アメリカンフットボール部による悪質タックル問題。プレー自体は論外だが、今回はそれとは別の危惧に触れたい。アメフトがあのような、スポーツでは絶対にあってはならないプレーによって注目されてしまったことだ。

第491回
大谷翔平のメジャーでの二刀流成功は本人に実力があるからに他ならないが、それを実現させたのは、日本ハム栗山英樹監督の指導力や起用法によるところが大きく、栗山監督がいなかったら成し遂げられなかった可能性が高い。

第490回
日米野球ファンの注目を一身に集める大谷翔平選手にもアンチはおり、なかには完全無欠ともいえるスーパーヒーローが気に入らないというへそ曲がりもいるだろう。しかし、それを公言する人はほとんどいない。その稀な人物がTBS系の情報番組『サンデーモーニング』のスポーツコーナーでご意見番を務める張本勲氏だ。

第489回
「最強市民ランナー」川内優輝(31)が先週、スポーツファンを2回驚かせた。最初のサプライズは16日に行われたボストンマラソンの優勝。そして、この快挙に続く2回目のサプライズがボストンから帰国した成田空港で飛び出したプロ転向宣言だ。川内自身、昨年あたりからプロの道を模索していたという。

第488回
先週、日本のスポーツ界を最も揺るがせたのはサッカー日本代表・ハリルホジッチ監督解任の報だろう。代わってチーム再生を託されたのは西野朗新監督。就任時、メディアでは監督としての優れた手腕が紹介された。

第487回
大谷翔平選手のミラクルが継続されている今、球場の盛り上がりはものすごいものがある。その熱狂の中に身を置き、大谷のプレーを生で見たい人も多いのではないだろうか。

第486回
今春の選抜高校野球は、強豪とは別に注目された出場校があった。富島高校(宮崎県日向市)である。とくにスポーツに力を入れているわけでもない県立高校。野球部にしても現在指揮をとる浜田登監督が赴任した2013年には部員が5人しかいなかったという。

第485回
女子プロテニスの大坂なおみ(20)が、いきなり4大大会に次ぐカテゴリーの大会での優勝を成し遂げた。類まれな潜在能力を開花させたのは、昨年末についた新コーチだといわれている。ドイツ人のサーシャ・バイン氏(33)だ。
