【1】今日の株式相場早わかり!
円安加速で輸出関連が上昇! ファストリの決算は・・・
日経平均株価は続伸! 6月の米消費者物価指数(CPI)上昇率が市場予想を上回る水準だったことを受け、金融引き締め加速懸念から米主要3指数は軒並み下落。東京市場も売り先行でスタートしたものの、外国為替市場で、24年ぶりの水準まで円安が進んだことから、輸出関連株を中心に値上がりした。
6月CPIの発表を受け、7月下旬の米連邦公開市場委員会(FOMC)での1%利上げ観測が急拡大。日米の金利差拡大で、さらに円安が進む可能性もある。また、取引終了後、日経平均株価への寄与度が大きいファーストリテイリングが2022年8月期第3四半期(9~5月)決算を発表。営業利益は前年同期比19.0%増の2710億円となり、通期の営業利益予想を2900億円(前期比16.5%増)に上方修正した。明日以降の株式相場への影響を注視したい。
【日経平均】26643.39円↑(+164.62円)
【マザーズ指数】682.26↑↑(+12.09)
【NYダウ】30772.79ドル↓(-208.54ドル、13日)
【ナスダック】11247.582→(-17.146、13日)
■日経平均株価チャート/日足・6カ月
【2】今日の注目株!
サイゼリヤが黒字転換! コロナ再拡大で先行きは?
7月13日は外食大手の決算が集中した。サイゼリヤの2022年8月期の第3四半期(9~5月)決算と、コメダホールディングスの2023年2月期第1四半期(3~5月)決算の内容から今後の株価動向も探ってみたい。
サイゼリヤは売上高の約3割を占めるアジアが堅調。中国の都市封鎖(ロックダウン)の影響は受けたものの、積極出店が奏功し、アジア地域の売上高は前年同期比約13%増となった。海外事業の拡大は同社が描いていた成長シナリオ通り。市場でも好意的に受け止められており、14日の同社株価は前日比40円高(+1.51%)となった。
客足の戻りが顕著なだけに、足元の新型コロナウイルスの再拡大は懸念材料。突然の社長交代発表に動揺する声もある。当面の株価の動きについては予断を許さない状況だ。
コメダ珈琲店を展開するコメダホールディングスは食材費の高騰が響き、営業利益が前年同期比7.2%減となった。「食材費高は値上げで吸収可能」との見方が同社株価を下支えしていたが、実際にフランチャイズチェーン加盟店向けの卸売価格を値上げするのは9月以降の予定。少しの間、市場の目も厳しくなりそうだ。14日の同社株価は前日比53円安(-2.31%)だった。
なお、食事券などの株主優待を目的に外食銘柄を保有する個人投資家も多いだろう。サイゼリヤは、100株以上500株未満の保有の場合、一律2000円相当の食事券を贈呈している。8月31日時点の株主名簿に記載された株主が対象だ。
■サイゼリヤ株価チャート/日足・6カ月
【3】木曜連載「ダイヤモンドZAi最新号の注目記事」
値上げラッシュ到来で年10万円の負担増!
今回は、発売中のダイヤモンド・ザイ8月号に掲載中のノンフィクションマンガ連載「どこから来てどこへ行くのか日本国(作画:西アズナブル)」を紹介! この連載では、主にお金に関連した多様なテーマを取り上げているが、ダイヤモンド・ザイ8月号に掲載中のテーマは「値上げラッシュ到来で年10万円の負担増!」。
公共料金や生活必需品などの価格が軒並み上昇しているが、値上げラッシュはまだまだ続く見通し。ここでは、その背景や今後の見通し、値上げ時代に対応するためにできることや心得をマンガで解説するので、参考にしてほしい!
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