「高配当株」を組み入れた日本株の投資信託の中で、ファンドアナリストがおすすめする2本を紹介!
発売中のダイヤモンド・ザイ5月号は、特集「高配当株をまとめて買える【投資信託】ベスト20」を掲載! 高配当株ブームが続いているが、この特集では高配当株をまとめて買える投資信託に着目。「日本株型」「海外株型」のジャンル別に、ファンドアナリストおすすめの商品を紹介するほか、”配当貴族指数”などに連動するインデックスファンドも取り上げているので、少額資金で高配当株に分散投資をしたい人なら必見だ。
今回はこの特集から「高配当株」を組み入れた日本株型のおすすめ投資信託2本を紹介!
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投資信託なら、少額の資金で高配当株をたくさん買える!
日本の高配当株を組み入れた投資信託に注目してみよう!

このところ、日本では配当による株主還元に注力する企業が増加し、今後「高配当株」の人気はますます高まりそうだ。ただ、業績悪化などで、配当を無配や減配に切り替えるケースはよくあるので、できることなら複数銘柄に分散投資をしたい。
そこで、注目したいのが高配当株を組み入れた投資信託だ。個別株に分散投資をすると多額の資金が必要だが、投資信託ならネット証券で100円から買えるので、限られた予算で高配当株をまとめ買いできる。
ここでは、ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチのファンドアナリストの海老澤界さんに選んでもらった「日本の高配当株」に投資する投資信託の中で、注目の2本を紹介していこう(※以下、各種データは2023年1月末時点。成績は分配金再投資。組み入れ銘柄は1月末のレポートより。配当利回りは参考として、2月28日の株価で編集部が算出)。
まず紹介するのは「日経平均高配当利回り株ファンド(三菱UFJ国際投信)」だ。
日経平均高配当利回り株ファンドは、日経225銘柄のうち、配当利回り上位30銘柄に投資する商品。6月と12月に銘柄を入れ替え、組み入れ比率も調整する。2022年は日本のバリュー(割安)株や高配当株の成績がよかったが、日経平均高配当利回り株ファンドは国内株型の全投資信託の中で、2022年の成績がトップだった。組み入れ銘柄の上位を占めるのは銀行・鉄鋼・海運株など。組み入れ銘柄の平均利回りは6.3%と、日経平均株価の利回り(2.2%)の3倍近くになっている。
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続いて紹介するのは「日本好配当リバランスオープン(岡三アセットマネジメント)」だ。
日本好配当リバランスオープンは機械的な運用が特徴で、日経500の配当利回り上位70銘柄に均等に投資し、月次で入れ替える。日経500は連続性や業種バランスを考慮せず、売買代金や時価総額で毎年銘柄を入れ替え、伸び盛りな企業が入りやすい。株価が高くなった銘柄を売り、割安なものを買う効果も出ていそうだ。組み入れ銘柄の平均利回りは5.27%。毎年1月は評価益などを勘案し、多めに分配することもある。
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【2025年5月6日時点】 |
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順位 | 投資信託本数 ※1 | 最低積立金額 | ||
全体 | ノーロード (手数料無料) |
積立対応 | ||
1位 | ◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
2604本 | 2604本 | 2360本 | 100円 | |
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2位 | ◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
2572本 | 2572本 | 2431本 | 100円 | |
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3位 | ◆松井証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
1900本 | 1900本 | 1875本 | 100円 | |
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順位 | 投資信託本数 ※1 | 最低積立金額 | ||
全体 | ノーロード | 積立対応 | ||
4位 | ◆三菱UFJ eスマート証券(旧:auカブコム証券) ⇒詳細情報ページへ | |||
1858本 | 1858本 | 1778本 | 100円 | |
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5位 | ◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
1818本 | 1818本 | 1765本 | 100円 | |
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※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。※1 投資信託本数は、各証券会社の投資信託サーチ機能をもとに計測しており、実際の購入可能本数と異なる場合があります。 |