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【1】今日の株式相場早わかり!
7日続伸で3万3000円台回復! 海外株安を打ち返す
日経平均株価は7日続伸! 終値で8月1日以来およそ1カ月ぶりに3万3000円台を回復した。4日の米国市場はレーバーデーで休場だったが、欧州市場では主要株価指数が小幅に下落。根強いインフレを背景に、高金利が長期化するとの見方から売りが出た。今日の日経平均株価は朝方に一時3万3000円台を回復すると、前日までの6連騰で1300円あまり上昇していたこともあり、欧州・アジア株安を受けて利益確定売りに押される場面があった。ただ、取引終盤にかけて円相場が一時1ドル=147円近辺まで下落すると、日経平均株価は連日の高値引けとなった。
メルカリ、レーザーテック、ニトリホールディングスが日経平均株価の構成銘柄に採用され、ニトリHDの上昇が目立った。一方、公募増資などによる資金調達が伝わったJFEホールディングスは急落した。今晩は連休明けの米市場の動向に注目したい。
【日経平均】33036.76円↑(+97.58円)
【マザーズ指数】768.79↑↑(+10.70)
【NYダウ】休場
【ナスダック】休場
■日経平均株価チャート/日足・6カ月
【2】今日の注目株!
消費減速に懸念、小売・外食の8月売上速報に注目
先週金曜から9月に入り、小売・外食企業などが8月の売上高速報を相次ぎ発表している。インフレによる消費減速への懸念がじわりと広がりつつあり、内需系企業の業績動向はより注目度が高まりそう。1~4日発表された主な小売・外食企業の8月の売上高速報を下表にまとめた。
1日には三越伊勢丹ホールディングスなど百貨店各社が速報を発表。台風による休業などがあったものの、前年同月が新型コロナウイルス感染「第7波」の時期に当たるため、そろって増収率が拡大した。「化粧品、ラグジュアリーブランドが大きく売上を伸ばし、訪日外国人売上が好調を持続(J.フロント リテイリング)」したという。もっとも週明け4日の株価反応はまちまちで、エイチ・ツー・オー リテイリングが堅調だった一方、高島屋は下落。堅調な高額消費や訪日客の恩恵への期待はすでに株価に織り込まれているようだ。福島第1原発の処理水放出に反発する中国からの訪日客の回復状況も今後の焦点となりそう。その他1日の発表分では、牛丼店「すき家」のゼンショーホールディングスが好感される一方、ワークマンはネガティブ視した売りが出た。
4日発表分では、ファーストリテイリングの8月の国内「ユニクロ」既存店売上高(EC=電子商取引含む)が前年同月比+7.1%となった。2カ月連続の増収だが、ワークマン同様に増収率が7月(+8.7%)より縮小し、ポジティブ視する向きは限られたようだ。株価上昇が目立ったのは回転ずし店「スシロー」のFOOD & LIFE COMPANIES。前年同月のハードルが下がったこともあるが、既存店客数が2022年6月以来、14カ月ぶりにプラスとなった。
■FOOD & LIFE COMPANIES株価チャート/日足・6カ月
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【3】火曜連載「ザイ編集部発! 週イチ『投資信託ニュース』」
新NISAの対象投資信託第4弾で「厳選投資」が追加!
2024年1月から始まる新NISA(少額投資非課税制度)。「成長投資枠」の対象となる投資信託の第4弾が発表になった。8月の発表から127本が追加、2本が削除となり、合計1616本に。
純資産額上位の顔ぶれを見てみよう。トップはキャピタル・インターナショナルの「キャピタル世界株式ファンド」。次に「グローバル・ロボティクス株式ファンド」の2本、「スパークス・新・国際優良日本株ファンド【厳選投資】」と続く。上位10本中6本が世界株型で、世界株の人気の高さが伺える。
そのほか、9月15日設定予定の「eMAXIS Slim 全米株式」も追加されている。MSCI USA インベスタブル・マーケット指数に連動するタイプで、信託報酬は0.1%を切る低コスト商品だ。
4月に発表した「ザイ投信グランプリ2023」で入賞した投資信託も追加に。「キョウソウの架け橋【スパークス・ジャパン・オープン】」「キョウソウのバトン【スパークス・アクティブ・ジャパン】」「キャピタル・インベストメント・カンパニー・オブ・アメリカICA」の3本。これで、毎月分配型を除く37本中29本がエントリーしたことになる。
ちなみに新NISAの対象投資信託は、各運用会社が税法上の条件を踏まえ対象と判断した商品について、投資信託協会に届け出を行ったものを公表している。今後、10月2日、11月1日、12月1日、12月19日の4回にわたって、更新される予定だ。
石川絵美
ダイヤモンド・ザイ編集部 副編集長
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