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(まとめ)日経平均は反発 一時マイナスとなるも持ち直し370円高 - 市況概況

4月22日 16時2分
マネックス証券
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東京市場まとめ

1.概況

本日の日経平均は反発となりました。172円高の37,240円で寄り付いた日経平均は取引開始から15分余りで443円高の37,511円まで上昇した後伸び悩むと10時過ぎにマイナスに転じました。

しかし、15円安の37,052円で下げ渋ると持ち直し266円高の37,334円で前場を終えました。221円高の37,289円でスタートした後場の日経平均は13時20分過ぎに88円高の37,156円まで上げ幅を縮めましたが、その後持ち直すと結局370円高の37,438円で取引を終えています。

こうしたなか新興市場も高く東証グロース市場250指数が上昇となっています。

2.個別銘柄等

日銀の植田和男総裁が「基調的な物価の上昇が続けば、金利を引き上げる可能性が非常に高くなる」と述べたことでメガバンクが買われました。三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が一時3.6%高、三井住友フィナンシャルグループ(8316)が一時2.5%高、みずほフィナンシャルグループ(8411)も一時2.9%高となりました。

ネクソン(3659)も一時7.3%高となりました。世界累計登録者数8億5000万人超の人気タイトル「アラド戦記」のモバイル版の中国配信を5月21日に開始すると発表したことを好感した買いが入りました。

味の素(2802)も3.6%高となりました。消却前の発行済株式総数の1.09%にあたる569万9700株の自己株式を消却すると発表したことで買いが優勢となりました。

タイヤ・ホイール専門店を展開するフジ・コーポレーション(7605)も一時8.2%高となりました。自己株式を除く発行済株式総数の5.3%にあたる100万株、17億円を上限とした自社株買いを発表したことで大幅高となりました。

一方で日産(7201)が一時4.5%安となりました。販売台数が344万台と前回見通しから減少したことに加え、インフレの影響などによるサプライヤーのコスト負担を軽減する取り組みを行うことなどにより2024年3月期の営業利益を6200億円から5300億円に下方修正したことで大幅安となりました。

また、先週末の米国市場で米エヌビディア[NVDA]が10%安となるなど半導体株が売られた流れを受けて日本市場でも半導体関連銘柄が安く、東京エレクトロン(8035)が一時4.6%安、SCREENホールディングス(7735)が一時6.5%安、アドバンテスト(6857)が5.7%安、ディスコ(6146)も一時6.3%安となりました。

ソフトバンクグループ(9984)も先週末の米国市場で傘下の英半導体設計大手のアーム・ホールディングス[ARM]が17%近く下げたことを受けて一時3.3%安となっています。

VIEW POINT: 明日への視点

本日の日経平均は370円高となりました。先週末に1,000円を超える下落となった反動で買いが優勢となり、一時は440円以上上げ節目の37,500円を上回る場面もありました。

しかし、37,500円を小幅に超えたところで伸び悩むと37,500円を下回って取引を終えました。そのため37,500円を上回ったところでの上値の重さがやや意識されそうで、今週は本格化する日米の決算発表などを支えに37,500円を超えてさらに戻りを試せるかがポイントとなりそうです。

なお、22日の米国ではベライゾン・コミュニケーションズ[VZ]などが決算を発表する予定です。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)

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(マネックス証券)

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