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(まとめ)日経平均は一時マイナスとなるも持ち直し153円高 今晩のパウエルFRB議長の講演に注目 - 市況概況

8月23日 16時24分
マネックス証券
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東京市場まとめ

1.概況

本日の日経平均は続伸となりました。67円高の38,278円で寄り付いた日経平均は取引開始から10分余りで159円高の38,370円まで上昇しましたが、朝方の買い一巡後に伸び悩むとマイナスに転じ11時過ぎに157円安の38,053円まで下落し、93円安の38,117円で前場を終えました。

プラスに転じ30円高の38,241円でスタートした後場の日経平均は13時30分前に213円高の38,424円まで上昇した後伸び悩みましたが、引き続き堅調に推移すると結局153円高の38,364円で取引を終えています。

こうしたなか新興市場も高く東証グロース市場250指数が上昇となっています。

2.個別銘柄等

シャープ(6753)が一時9.2%高となりました。ソフトバンク(9434)がシャープに対し1000億円規模の出資を行う案が浮上していると伝わったことで買いを集めました。

リサイクル事業を手掛けるエンビプロ・ホールディングス(5698)も一時5.3%高となりました。中期経営計画を発表し、2024年6月期に3.2%だった自己資本利益率(ROE)を2029年6月期に14%に引き上げる目標を掲げたことなどから買いが優勢となりました。

また、目標株価の引き上げを受けて大成建設(1801)や清水建設(1803)が高く、大成建設が一時4.5%高となり年初来高値を更新したほか、清水建設も一時5.1%高となりました。

東証スタンダード市場では建設コンサルを手掛けるオリエンタルコンサルタンツホールディングス(2498)が一時20.6%上昇しストップ高となり上場来高値を更新しました。2024年9月期の期末配当を従来予想から75円積み増し175円にすると発表したことで上げ幅を大きく広げました。

一方で昨日の米国市場で主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が3%を超える下落となったことから日本市場でも半導体関連株が売られました。

東京エレクトロン(8035)が一時3.1%安、レーザーテック(6920)が一時4.2%安、アドバンテスト(6857)が一時3.8%安、ソシオネクスト(6526)も一時3.2%安となりました。

さらにエアトリ(6191)が投資判断と目標株価の引き下げを受けて一時6.3%安となり、竹内製作所(6432)も目標株価の引き下げを受けて一時3.4%安となっています。

VIEW POINT: 明日への視点

本日の日経平均は153円高となりました。しかし、朝方に146円台前半で推移していたドル円が、日銀の植田和男総裁が衆議院財務金融委員会の閉会中審査に出席し「経済や物価が見通しどおりに実現する確度が高まれば、金融緩和の度合いを調整していく」などと述べたことを受けて、一時145円台前半まで円高に振れたことから下落に転じる場面もありました。そのため戻り待ちの売りが出やすいなかで、当面はドル円の動向に神経質な展開が続きそうです。

なお、日本時間の23時には国際経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」でパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が講演を行う予定です。9月の利下げが確実視されるなか、今後の金融政策や米景気などについてパウエルFRB議長がどのような見解を示すかが注目されます。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)

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