【日本株】2026年3月期の第1四半期決算が高評価の10銘柄! 個人投資家に人気の大型株で、アナリストの投資判断が「買い&強気」の10銘柄を公開!
8月21日発売のダイヤモンド・ザイ10月号の巻頭特集は「初速がスゴイ!【第1四半期・絶好調株】38銘柄」! この特集では、3月期決算企業の最新決算(第1四半期決算)をアナリストが分析。それに基づき、個人投資家に人気の銘柄を「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階で評価している。さらに、アナリストのおすすめ銘柄も紹介しているので、投資の参考になるはずだ。
今回は、個人投資家に特に注目されている有名大型株の中で、第1四半期決算が高評価で投資判断が「買い&強気」の10銘柄を公開!
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人気大型株の最新決算をアナリストが分析!
好業績の内需株、反転期待の外需株から注目10銘柄を紹介!

2025年4~6月期(2026年3月期第1四半期)の決算発表が7月中旬からスタート。8月7日までに発表された主要な企業の決算を分析すると、全体として「内需好調・外需軟調」という傾向が見られた。
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もともと市場関係者が懸念していたのは外需株の動向だが、山和証券の志田憲太郎さんは「米国の関税強化が警戒されるなか、駆け込み需要が一定の下支えとなり、想定ほど外需株の業績は悪化しなかった」と指摘する。とはいえ、業種によっては大幅減益となった企業もあった。
一方、内需株は総じて堅調な決算となった。なかでもDX関連株が強く、今後も高い成長が期待できる。そのほか「建設や設備投資関連の需要も底堅く推移している」と証券アナリストの清水洋介さんは分析。加えて、インバウンド需要も好調で、関連銘柄は底堅い動きが続く見通しだ。
ダイヤモンド・ザイでは、個人投資家に活発に売買されている有名大型株20銘柄を対象として、最新決算の結果を元に、アナリストに「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階で投資判断をつけてもらった。
以下では、有名大型株20銘柄の中でも、アナリストの評価が「買い」「強気」と高かった10銘柄をピックアップ。アナリストの分析コメントもあわせて紹介するので、投資の参考にしてほしい(※株価や配当利回りなどのデータは8月4日時点のもの。投資判断および分析コメントは、クォンツ・リサーチの西村公佑さん、グローバルリンクアドバイザーズの戸松信博さん、証券アナリストの清水洋介さん。投資判断は今後3カ月についてのもの)。
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2026年3月期の第1四半期決算が高評価の大型株10銘柄! |
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投資 判断 |
最低投資額 (8/4) |
前年同期比の 営業利益増減率 (第1四半期) |
前期比の 営業利益増減率 (通期) |
配当 利回り |
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◆セブン&アイ・ホールディングス(東P・3382) | ||||||
買い | 20万円 | 9.7% | 0.7% | 2.51% | ||
【分析コメント】国内外コンビニ事業の強化で利益率改善。高付加価値商品やコスト削減で収益力が向上。買収提案の撤回で株価は軟調も、自社株買いが下支え。 | ||||||
◆任天堂(東P・7974) | ||||||
買い | 132万円 | 4.4% | 13.3% | 0.97% | ||
【分析コメント】新型ゲーム機「Nintendo Switch2」の発売が売上拡大に寄与し、第1四半期の売上高は2.3倍に。新機種による利益拡大は今後本格化。 | ||||||
◆りそなホールディングス(東P・8308) | ||||||
買い | 13万円 | 26.4% | ー | 2.17% | ||
【分析コメント】第1四半期は経常利益が26%超の大幅増益。貸出残高と利回りが会社計画を上回った。住宅ローン金利上昇の効果は今後本格的に表れる。 | ||||||
◆ANAホールディングス(東P・9202) | ||||||
買い | 28万円 | 21.2% | -5.9% | 2.13% | ||
【分析コメント】国際線が好調で第1四半期は堅調。補助金や為替差益の減少で当期利益は減益、通期見通しは据え置き。ただ進捗良好で上ブレ余地がある。 | ||||||
◆信越化学工業(東P・4063) | ||||||
強気 | 43万円 | -12.7% | -14.4% | 2.44% | ||
【分析コメント】第1四半期は増収も、価格低迷や塩化ビニル市況悪化の影響で減益に。市況回復には時間がかかりそうだが、自社株買いもあり、下値は堅い。 | ||||||
◆武田薬品工業(東P・4502) | ||||||
強気 | 42万円 | 11.0% | 38.7% | 4.74% | ||
【分析コメント】構造改革費用の減少や事業譲渡益で第1四半期は予想以上の営業増益に。進捗状況から通期業績は上ブレもある。米国の関税強化の影響は軽微。 | ||||||
◆コマツ(東P・6301) | ||||||
強気 | 48万円 | -10.6% | -27.3% | 3.97% | ||
【分析コメント】鉱山機械や建設機械の需要減や円高が響き、第1四半期は減収減益に。通期見通しも据え置きだが、進捗は想定以上で上ブレる可能性がある。 | ||||||
◆NEC(東P・6701) | ||||||
強気 | 45万円 | 679.5% | 8.0% | 0.72% | ||
【分析コメント】主力のITサービスはDX事業が牽引し、第1四半期は増収増益となった。受注も堅調で株価は年初来高値を更新している。業績成長を継続へ。 | ||||||
◆トヨタ自動車(東P・7203) | ||||||
強気 | 27万円 | -10.9% | -33.3% | 3.55% | ||
【分析コメント】3.5%増収も米国の関税強化などの影響で営業減益に。通期も増収予想だが、利益見通しは下方修正。ただ、減益は株価には織り込み済みとみる。 | ||||||
◆三井物産(東P・8031) | ||||||
強気 | 31万円 | -32.6% | ー | 3.70% | ||
【分析コメント】鉄鉱石価格の下落で金属資源の収益が減少し、第1四半期は減収減益に。一方で生活産業や次世代分野は底堅い。株価は調整済みで反発に期待。 | ||||||
※株価や配当利回りなどのデータは8月4日時点。 |
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