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2025年7月に新規上場した「IPO株」4銘柄の投資判断を公開！
ダイヤモンド・ザイ10月号の連載「10倍株を探せ！【IPO株】研究所」では、IPO株の専門家であるダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチの小林大純さんが、2025年7月に新規上場した「IPO株」全4銘柄を「買い」「強気」「中立」「弱気」「売り」の5段階で評価している。IPO市場全体の見通しなども解説するので、投資の参考にしてほしい！
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2025年7月に新規上場した「IPO株」は4銘柄！
初値4倍超の銘柄も見られたが、過熱感には注意が必要！
7月の新規上場は4社で、公開価格に対する初値騰落率の平均はプラス113％という結果に。その中でも、公募・売出規模が3億円あまりという小型IPOだったフラー（387A）の初値は公開価格の約4.4倍まで上昇した。規模が小さいため換金売りが出にくかったフラーが平均を押し上げた形となったが、みのや（386A）もプラス64％になるなど、総じて初値は堅調といえる。
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ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチの小林大純さんは次のように指摘する。
「7月下旬には日経平均株価が一時4万2000円台まで上昇し、個人投資家のIPO株の取引意欲を高めたと考えられます。しかし、初値高の反動で下落した銘柄や、株価指標に過熱感の残る銘柄も。上場後に買う場合は、株価の落ち着きを待ってからがいいでしょう」（小林さん）
上場した4銘柄の投資判断は、みのやだけが「強気」となった。なお、7月にIPOした4銘柄のうち3銘柄は6月期決算で、8月半ばに開示された2025年6月期の決算発表で2026年6月期の業績予想も出ているのでしっかりチェックしておこう。
そのほか注目のニュースとして、2024年10月上場のオルツ（260A）が不正会計で民事再生法の申請、上場廃止の決定に至った。
「IPO企業の監査の問題が取り沙汰されており、今後の議論を注視したほうがいいでしょう」（小林さん）
【※「IPO（新規公開株）」の最新情報はこちら！】
⇒【IPO（新規公開株）スケジュール一覧（2025年）】IPOの申込日や幹事証券、注目度などの最新情報を随時更新中！
【2025年7月上場】｢IPO株｣4銘柄の投資判断を公開！ |
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| 上場日 | 公開価格 | 初値 （騰落率） |
株価 （8/5） |
PER （PBR） |
今後1年の 高値予想 （安値予想） |
投資判断 |
| 4日 | ◆ヒット（378A・東G） | |||||
| 1500円 | 2166円 （＋44.4％） |
2212円 | 14.8倍 （4.45倍） |
2500円 （1800円） |
中立 | |
| 【分析コメント】デジタルサイネージやアナログ看板などの屋外広告を手掛ける。繁華街やロードサイドで幅広く大型媒体を自社保有していることが強みで、利益率が高い。都内繁華街での媒体拡大、他の大都市やアジアへの進出に期待だが、利益成長の加速を待ちたい | ||||||
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| 18日 | ◆みのや（386A・東S） | |||||
| 1540円 | 2531円 （＋64.4％） |
2172円 | 17.6倍 （2.73倍） |
3000円 （1900円） |
強気 | |
| 【分析コメント】「おかしのまちおか」を展開。リーズナブルな価格や幅広い品ぞろえ、楽しい売り場づくりで支持され、今後も出店による成長が見込めそう。25年6月期はコスト増が響き減益見込みだが、2026年6月期以降は増益基調への復帰を期待。株主優待も検討。 | ||||||
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| 24日 | ◆フラー（387A・東G） | |||||
| 1170円 | 5200円 （＋344.4％） |
4060円 | 33.9倍 （7.03倍） |
4200円 （1500円） |
弱気 | |
| 【分析コメント】スマホアプリのデザイン・開発を中心に企業のデジタル戦略を支援。電通グループなどが大株主。2025年6月期は新規の大口取引があり、大幅な増収増益を見込む。ただ公募・売出規模が小さく、初値高騰は需給主導。高成長を持続できなければ反動安も。 | ||||||
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| 29日 | ◆山忠（391A・名M） | |||||
| 2600円 | 2600円 （0％） |
2493円 | 6.6倍 （0.72倍） |
2900円 （2000円） |
中立 | |
| 【分析コメント】愛知県を中心に不動産事業を展開。「パルティール」「プログレッソ」ブランドで都市 型分譲マンションを開発。管理・賃貸など幅広く手掛ける。新たな軸に位置付けるビジネスホテル「ジャストイン」の拡大に期待も、地方市場への単独上場で売買は低調。 |
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| ※データは2025年8月5日時点。 | ||||||
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