「HUMAN MADE（ヒューマン メイド）」のIPO情報総まとめ！ スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他の衣料・装飾雑貨の製造販売企業との比較や予想まで解説！［2025年11月12日 情報更新］

会社名	HUMAN MADE（ヒューマン メイド）
市場・コード／業種	グロース・456A／小売業
上場日	11月27日
申込期間（BB期間）	11月11日～11月14日
おすすめ証券会社	SBI証券、楽天証券、マネックス証券、三菱UFJ eスマート証券（旧:auカブコム証券）、DMM.com証券
フィスコ分析による 市場の注目度	ー（最高★5つ）

初値（初値騰落率）	－円（－％）
最新チャート	【クリックで最新チャートへ】

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HUMAN MADEが11月27日にIPO（新規上場）！

　HUMAN MADEは、2025年10月23日、東京証券取引所に上場承認され、2025年11月27日にIPO（新規上場）することが決定した。

　HUMAN MADEは2016年2月5日に設立された。ブランド事業では、品質の高い素材やディテールにこだわったもの作りによる商品価値の高いアパレル等の製品を、クリエイティブに造詣の深い世界中の顧客にEC及び店舗チャネル中心に提供している。

 

HUMAN MADEのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する？
（ブックビルディング期間、上場日など）

■スケジュール
仮条件提示	11月10日
ブックビルディング（抽選申込）期間	11月11日～11月14日
公開価格決定	11月17日
購入申込期間	11月18日～11月21日
払込日	11月26日
上場日	11月27日

HUMAN MADEのIPOは、どこの証券会社で申し込める？
（主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など）

■取り扱い証券会社（2025年11月12日時点。割当は変更になる場合があります）
証券会社名 （※青文字はクリックで詳細ページへ）	引受シェア	口座開設
SBI証券 ［最短翌日に取引可能］	―％
楽天証券 ［最短翌日に取引可能］	―％
マネックス証券 ［最短翌日に取引可能］	―％
三菱UFJ eスマート証券（旧:auカブコム証券） ［最短翌日に取引可能］	―％
DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止	―％
野村證券（主幹事証券）	―％
みずほ証券（主幹事証券）	―％
大和証券	―％
三菱UFJモルガン・スタンレー証券	―％

HUMAN MADEのIPOは、いくらで買える？ 割安／割高？
（仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など）

■価格情報
想定発行価格（※1）	2920円
仮条件 ［予想PER（※2）］	3000～3130円 ［26.5倍～27.6倍］
公募価格	―円
初値	―円
初値騰落率	―%
予想トレーディングレンジ（※3）	―～―円
最新チャート	【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS＝今期（IPO時）予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。

■類似会社4社の予想PER（2025年11月6日ザラバの株価と会社側予想から計算）
会社名 ※クリックで最新チャートへ	予想PER
【4社平均】	29.0倍
ZOZO<3092>	23.5倍(連)
T-BASE<3415>	16.9倍(連)
yutori<5892>	35.5倍(連)
ファストリ<9983>	40.1倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社4社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より若干割安と判断できる。

HUMAN MADEの発行株数・単元数・公開規模は？

■株数などに関する情報
発行済株式数（上場時）	2291万1400株（予定）
公開株式数	公募93万1400株  売出474万株 （オーバーアロットメントによる売出85万700株）
想定公開規模（※1）	190.4億円（OA含む）
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

HUMAN MADEはNIGO氏創業のアパレルブランド運営

　紳士服、婦人服、子供服等各種衣料繊維製品及び装飾雑貨の製造、販売他を手掛ける。創業者であるNIGO（長尾智明）氏がクリエイティブディレクターをつとめ、経営面はファーストリテイリング<9983>出身の松沼CEO、財務戦略をDeloitte出身の柳澤CFO、IP戦略を鳩山CSOが支える。米音楽プロデューサーのPharrell Williams氏など世界トップクラスのクリエイターが株主とし資本参画している。

　同社は世界的なアーティストとタッグを組んでいる点で話題性はありそうだ。創業者のNIGO氏は著名デザイナーで世界的に知名度が高く、日本ポップカルチャー人気もあいまって海外投資家にも注目されやすいだろう。アパレルとしては高利益体質となっている点も注目となる。

　ただ、公開規模は大きいため、初値の大幅な上昇は見込みづらい。

◆「HUMAN MADE」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SBI証券［最短翌日に取引可能］
楽天証券［最短翌日に取引可能］
マネックス証券［最短翌日に取引可能］
三菱UFJ eスマート証券（旧:auカブコム証券）［最短翌日に取引可能］
DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
⇒IPOで比較した証券会社ランキングはこちら！

HUMAN MADEの業績データ

■業績推移（単位：百万円・％ ）
決算期	売上高 （伸び率）	経常利益 （伸び率）	純利益 （伸び率）
2022/1	3,237 （74.8%）	677 （16.1%）	404 （9.6%）
2023/1	5,445 （68.2%）	1,253 （85.0%）	895 （121.4%）
2024/1	8,390 （54.1%）	2,257 （80.1%）	1,586 （77.3%）
2025/1	11,258 （34.2%）	3,176 （40.7%）	2,127 （34.1%）
2026/1予	13,697 （21.7%）	3,635 （14.4%）	2,598 （22.1%）
2025/7 2Q	5,986 （―）	1,764 （―）	1,143 （―）
予想EPS（※） ／配当	単独：113.39円／0.00円
※予想EPSは「今期（IPO時）予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの。

HUMAN MADEの業績コメント

　2026年1月期の業績は、売上高が前期比21.7％増の136.9億円、経常利益が同14.4％増の36.3億円と増収増益の見通しとなっている。

　同社は、「人間の閃きが生み出し、人間の手が創り出す輝きを、世界へ。」のミッションのもと、事業方針として、成長性と収益性の両立を掲げている。そのための取り組みとして、a)展開エリアの拡張による海外売上高の拡大、b)高付加価値の商品を正価で効率よく顧客へ届けることに注力している。

　通期計画に対する第2四半期末時点での進捗率は、売上高が59.8億円で43.7％、経常利益が17.6億円で48.6％となっている。政府による継続的なインバウンド需要の拡大政策や円安による訪日外国人観光客の増加を背景として、順調に拡大した。

　前期には、持続的な成長を見据えたグローバル企業としての認知度とHUMAN MADEブランドのさらなる価値向上を目指し、2024年5月に「オツモ(株)」から現社名へ商号変更し、ブランドと企業の名称を統一した。また、コーポレートサイトの刷新など、企業ブランドの強化にも注力している。

　チャネル面においては、国内で2024年4月に九州では初となる直営店「HUMAN MADE FUKUOKA」を、海外では2024年9月にパートナー店舗（海外卸先の運営による店舗）「HUMAN MADE OFFLINE STORE SEOUL」をオープンしている。また、オフィシャルアプリ「HUMAN MADE Inc. Official App」を2024年11月にリリースし、WEBサイトとは異なる顧客体験を提供するなど新しい試みを実施した。

HUMAN MADEの詳細情報

■基本情報
所在地	東京都品川区上大崎二丁目24番9号
代表者名（生年月日）	代表取締役CEO兼COO 松沼 礼（昭和53年7月25日生）
設立	平成28年2月5日
資本金	8750万円（令和7年10月23日現在）
従業員数	190人（令和7年9月30日現在）
事業内容	紳士服、婦人服、子供服等各種衣料繊維製品及び装飾雑貨の製造、販売他

■売上高構成比率（2025/1期 実績）
品目	金額	比率
自社EC	3,665 百万円	32.6％
自社店舗	5,440 百万円	48.3％
卸売	1,851 百万円	16.4％
その他	301 百万円	2.7％
合計	11,258 百万円	100.0％

■大株主上位4位
順位	株主名	保有株数	保有シェア
1	(株)NIGOLD	980万株	44.59％
2	Pharrell Williams	580万株	26.39％
3	長尾 智明	440万株	20.02％
4	松沼 礼	66万株	3.00％
4	柳澤 純一	66万株	3.00％
4	鳩山 玲人	66万株	3.00％
合計		219万8000株	100.00％

■その他情報
手取金の使途	国内の店舗の出店、ECシステムなどへの設備資金及び海外子会社への投融資資金に充当する予定
関係会社	－
VC売却可能分（推定）	－社 －株（売出し・保有期間などの制限があるもの以外）
直近有償第三者割当	年月日	－年－月－日
	割当先	－
	発行価格	－

◆「HUMAN MADE」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SBI証券［最短翌日に取引可能］
楽天証券［最短翌日に取引可能］
マネックス証券［最短翌日に取引可能］
三菱UFJ eスマート証券（旧:auカブコム証券）［最短翌日に取引可能］
DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
⇒IPOで比較した証券会社ランキングはこちら！

HUMAN MADEの銘柄紹介

　同社では「過去と未来の融合」をテーマとしたオリジナリティあふれるさまざまなアイテムを展開。品質の高い素材やディテールにこだわったもの作りによる商品価値の高いアパレル等の製品を、クリエイティブに造詣の深い世界中の顧客にEC及び店舗チャネル中心に提供することで、国内外問わず一般のファンの皆様、アーティスト・クリエイター等の著名人から支持されている。

　商品の元々の価値に加え、さまざまな著名人や企業ブランド等とのコラボレーションによりブランド価値がさらに向上し、売れ残りはほぼなく、値引きを一切行わない販売政策を採っている。また、Instagram等のSNSを活用し費用をかけずにファンへの直接的な広告宣伝が可能であり、これらの組み合わせにより高い利益率（2025年1月期で営業利益率28.2％）を実現している。

 「HUMAN MADE」ブランドの商品は大きく分けてアパレルとライフスタイルに区分され、アパレルは衣料品、ライフスタイルはインテリア用品やタオル等、幅広い生活雑貨のアイテムで構成されている。「KAWS（Brian Donnelly）氏」、「VERDY（田中慧）氏」らクリエイター等とのコラボレーションや、「NIKE」、「Levi's」といった世界的ブランド企業とのコラボレーションにより、各種商品を展開している。

　販売チャネルとしては直接顧客と接点を持つ自社ECと自社店舗をダイレクトチャネルと位置づけ、重視している。自社ECはグローバル展開しているSaaS型ECサービスを活用しており、プラットフォームへの出店はしていない。自社店舗について日本国内では、東京都内に3店舗、札幌・京都・大阪・福岡に1店舗ずつ、合計7店舗出店している。欧州、中東、東南アジア等、海外において自社での販売を行うことで効率が低下するようなエリアについては、現地の高級百貨店・セレクトショップに対して卸売を行っている。重要拠点である中国、韓国、香港では、HUMAN MADEブランドのみを扱うモノストアを各1店舗出店している。その他、飲食店舗の運営と保有するIPのライセンスアウトも行っている。

　プライスについては、商品価値を維持・向上するにあたり、セールや値引き販売を行わない方針としている。一般的なアパレル会社が30％～40％のプロパー消化率と言われているところ、設立から一貫して100％のプロパー消化率（販売した商品のうち、定価で売れた商品の比率）を実現している。加えて、商品消化率（発売した商品のうち、最終的に販売された商品の比率）もほぼ100％である。

　プロモーションについては、テレビ、雑誌、インターネット等の広告枠を購入して商品広告を行うような一般的な手法は採用していない。クリエイター、アーティスト、ミュージシャンや全世界に向けてグローバルに事業を展開する企業とのコラボレーション等を通じて商品情報を発信している。「HUMAN MADE」のコアファンとなっている国内外のミュージシャンや俳優等のセレブリティは自身のSNS、InstagramやTikTok等さまざまな機会を通じて自発的な情報発信を行ってくれており、同社としては多額のマーケティングコストをかけることなく、ブランド価値向上や顧客認知の増大につながっている。なお、同社が使用する広告費の中身は、主にSNSで使用する動画制作費用や、ルックブックの撮影費用、プロモーションとして配布する商品原価費用等が大半を占めている。

HUMAN MADEの投資のポイント

　同社は世界的なアーティストとタッグを組んでいる点で話題性はありそうだ。創業者のNIGO（長尾智明）氏は著名デザイナーで世界的に知名度が高く、日本ポップカルチャー人気もあいまって海外投資家にも注目されやすいだろう。アパレルとしては高利益体質となっている点も注目となる。ただ、公開規模は大きいため、初値の大幅な上昇は見込みづらい。ちなみに、アパレル関連はIPOで特段人気化する印象はないものの、2023年12月に上場したyutori<5892>が公開規模16.5億円で公開価格を12.3％上回る初値をつけている。最近は調整局面入りとなっているものの、今年8月には初値の6.6倍まで上昇した。

⇒yutori<5892>のIPO情報はこちら！

　2016年2月にオツモ(株)として設立。昨年5月に現社名へ商号変更した。同社は品質の高い素材やディテールにこだわったもの作りによる商品価値の高いアパレル等の製品を、クリエイティブに造詣の深い世界中の顧客にEC及び店舗チャネル中心に提供することで、国内外問わず一般ファン、アーティスト・クリエイター等の著名人から支持されている。創業者であるNIGO氏はクリエイティブディレクターとしてクリエイティブに専念。経営面はファーストリテイリング<9983>出身の松沼CEO、財務戦略をDeloitte出身の柳澤CFO、IP戦略を鳩山CSOが支える。世界トップクラスのクリエイターが株主とし資本参画しており、米音楽プロデューサーのPharrell Williams氏、米グラフィティ・アーティストのKAWS氏、ストリート界で人気のグラフィックアーティストVERDY氏ら著名人がアドバイザー及びクリエイティブ・パートナーに就任している。2025年1月期はROE 41.9％、株主資本比率74.6％。従業員は190名。

　業績面について、2026年1月期の業績は、売上高が前期比21.7％増の136.9億円、経常利益が同14.4％増の36.3億円と増収増益の見通しとなっている。政府による継続的なインバウンド需要の拡大政策や円安を背景とした訪日外国人観光客増加が追い風となっている。国内店舗での免税売上は急拡大（2025年1月期の実績において売上の約37％）しているほか、売上の約64％が海外需要となっている。

　想定仮条件水準での今期予想PERは25倍前後でアパレル系ではZOZO<3092>並みの水準。

　公開規模は200億円弱とグロース案件としては大きい。ただ、公開株の一部は海外販売されるほか、アセットマネジメントOne運用ファンドへ取得金額15億円相当の株式数を上限とした親引けが実施される予定のため、見た目より需給はタイト化する見通し。発行済株式は経営陣と創業者であるNIGO氏などクリエイターにより保有されており、上場日後180日間もしくは360日間のロックアップがかけられている。

◆「HUMAN MADE」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
SBI証券［最短翌日に取引可能］
楽天証券［最短翌日に取引可能］
マネックス証券［最短翌日に取引可能］
三菱UFJ eスマート証券（旧:auカブコム証券）［最短翌日に取引可能］
DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
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