今日の注目株&相場見通し

同指数に連動する投信とETF、どっち買う?/キオクシア50兆円/日経平均最高値【今日の注目株&日本株市場見通し】「デイリーZAi」6月16日号

2026年6月16日公開
ザイ編集部
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◆今日の内容を10秒でチェック!
・日経平均は一時7万乗せ! 再び「AI関連だけ強い」相場に
・パーク24は好決算、JX金属は半導体材料の増産を発表
・同じ指数に連動する投信とETF、どっちを買う?

【1】今日の株式相場&話題株 早わかり!
連日最高値で一時7万乗せ! 再び「AI関連だけ強い」相場に

【今日の相場】

 日経平均株価は小幅に4日続伸! 連日で最高値を更新。15日の米国市場では主要株価指数がそろって3日続伸し、NYダウとフィラデルフィア半導体株指数(SOX)は最高値を更新した。米国とイランが和平協議で暫定合意したことに加え、先週末に上場した宇宙開発企業スペースXの急伸も手伝い、リスクオンの展開となった。ただ、暫定合意の報道は前日の東京市場ですでに伝わっていたため、急伸の反動で、午前の日経平均株価はもみ合い。一方、日本銀行が金融政策決定会合で予想通り、政策金利の1.0%への引き上げと2027年4月からの国債買い入れ減額の停止を決定したと伝わると、目先の安心感から、午後には一時7万20.68円(+703.18円)まで上昇した。

 今日もキオクシアホールディングスが大幅高となり、時価総額は50兆円を超えた。AI(人工知能)インフラ関連では太陽誘電フジクラ三井金属などの上昇が目立った。一方、前日に出遅れ感から買われた自動車関連や建設などは軟調で、AI関連株だけが強い印象の残る内容だった。米・イランの戦闘が終結しても、インフラ修復にかかる時間などの問題から、原油高の早期解消は難しいとの見方があり、原油価格の下げ一服が影響しているようだ。

日経平均】69404.50円(+87.00円)
グロース250】714.31(+1.31)
NYダウ】51671.03ドル(+468.77ドル、15日)
ナスダック】26683.941↑↑(+795.097、15日)

■日経平均株価チャート/日足・6カ月

日経平均株価チャート(出典:SBI証券公式サイト)

 

【今日の話題株】

パーク24(4666)
2162.5円(+298.0円)
 2026年10月期の上期(2025年11月~2026年4月)営業利益は前年同期比9.6%増の172億円と、減益だった第1四半期から一転して増益となった。英国事業の再編に伴う特別損失額が想定を下回ったことで、通期の純利益計画は260億円から440億円(前期比176.4%増)に上方修正。一時的な要因ではあるが、修正幅が大きくサプライズとなった。また、営業利益も小幅ながら上方修正された上、株主優待の再開も発表され、好感された。

JX金属(5016)
4466円(+700円)
 半導体材料のインジウムリン基板(InP)の生産能力を強化するため、今後4年間で最大1200億円の設備投資を実施する方針を決定した。すでに発表済みの分を含め、生産能力を2025年度比で7~10倍に引き上げる。InPは半導体の中の電気信号を光信号に置き換えることで電力効率を大きく向上させる「光電融合」の技術に関する材料。5月に発行を発表した転換社債型新株予約権付社債(CB)を成長分野に充てる方針が評価されたようだ(5月12日号)。

三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
3228円(-14円)
 日銀は今日まで開催されていた金融政策決定会合で、政策金利を0.75%から1.0%に引き上げ。また、国債買い入れ減額の停止も決定した。2027年3月まで従来の減額計画を維持する一方、4月以降は月間2兆円程度の買い入れを行っていく。政策金利は31年ぶりの高水準となったが、事前の観測報道通りだったため、目先の利益確定売りが強まった。ただ、更なる追加利上げ期待が根強い中、下げ幅を広げる展開にはならなかった。

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【2】火曜コーナー「投資&おかねのギモン」
同じ指数に連動する投信とETF、どっちを買う?

(ご質問)
 日経平均やS&P500など指数連動型の商品には、インデックス投資信託とETF(上場投資信託)があると思います。今は何となく投信を買っていますが、結局どっちがいいのでしょうか?

(答え)
 投資信託とETFにはそれぞれメリット・デメリットがあり、どちらがいいとは一概には言えません

 以前は投信よりETFの信託報酬が安い傾向にあり、大きな差別化要因でした。ただ、今ではインデックス投信のコスト引き下げが進み、その差はなくなりつつあります。そのため、商品性の違いを見比べ、投資スタイルに合わせて選ぶといいでしょう。

 投信は決まったタイミングで一定金額分を買う、「積立投資」との相性がいいです。100円などの少額から積立できる点も魅力。一方、投信の基準価額の更新は1日1回。注文から受け渡し(お金と商品の交換完了)までに数日かかるため、機動的な売買には向きません。

 ETFはリアルタイムで価格が決まります。機動的な売買が可能で、注文方法も充実。自由度の高さから中・上級者向きと言えます。ただし、積立投資にはあまり向かず、NISAのつみたて投資枠の対象銘柄はわずか9本です。

 つまり、相場変動はあまり気にせず、積立投資メインならインデックス投信。投資の知識がある程度あり、株価が動いた瞬間を狙って売買したいならETFが向いていると言えます。

 保有時にもらえる「分配金」の扱いの違いにも注目すべきです。

 ETFには組入れ銘柄の配当などを、すべて分配金として払うルールがあります。定期収入を得たい人には便利ですが、再投資したい場合は、分配金を使って手動で買う手間や、証券会社によっては買付時の手数料が都度発生します。一方、投信は分配金を自動で再投資するよう設定でき、再投資時の買付手数料も多くの場合で無料のためお手軽です。

 さて、これまで「どちらか一方」を活用する場合について説明してきましたが、最後に、投信とETF、両方をうまく活用する方法を紹介します。それは、投信積立をメインとしながら、同じ指数のETFをヘッジやブーストとして併用する方法です。

 投信積立を継続しながら、相場が大きく動きそうなときにETFをスポット(単発)で売買するのです。例えば下落局面は信用取引の売りから入り、投信の目減り分を補います。一方、大きな値上がり局面なら、機動的に押し目で買い、投資成績の押し上げにつなげることもできます。

 ちなみに慣れてくれば、指数に対して「2倍」の値動きをするETFを組み合わせてさらに成績や資金効率を上げることも可能です。例えば値上がり局面なら、レバレッジ型のETF、値下がり局面ならダブル・インバース(ベア2倍)のETFを組み合わせることで、少額でヘッジや利益の上乗せを実現できます(*)。

 投信とETFの利点をうまく活かしながら資産形成に役立ててください。
(*)信用取引や、レバレッジ型・インバース型ETFはNISA対象外です。

取引スタイルや分配金の扱い、NISAの対象商品数が異なる。インデックス投信とETFの違いの比較表はこちら!

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