東京市場まとめ
1.概況
日経平均は398円安の69,005円と下落して取引を開始しました。前日の米国市場では、ナスダック総合株価指数などが売られたことで、日本市場でも序盤は人工知能(AI)・半導体関連銘柄に売りが出ました。原油高の一服などから次第に持ち直して上昇に転じると、中盤以降は上げ幅を拡大する展開となりました。前引けは521円高の69,926円となりました。
後場も買いが優勢で、12時59分には721円高の70,125円をつけ、取引時間中の最高値を更新しました。その後は利益確定の売りが出る場面が見られたものの、最終的には497円高の69,902円で続伸、3営業日連続で史上最高値を更新しました。
TOPIXは22ポイント高の4,013ポイントで、終値で初めて4,000ポイントを超えて最高値を更新しました。新興市場では東証グロース250指数が1ポイント安の712ポイントで反落となりました。
2.個別銘柄等
ZOZO(3092)は4.7%高の1,142.5円をつけ、大幅反発となりました。16日、発行済み株式総数(自己株式を除く)の4.86%にあたる4300万株、金額にして300億円を上限とする自社株買い計画を発表しました。過去の自社株買いに比べ規模が拡大となったことを評価する声もあり、買いが優勢となりました。
安川電機(6506)は2.9%高の7,046円をつけ、5日続伸となりました。17日、内閣府が4月の機械受注統計を発表し、市場予想を上回る内容であったことが材料視され、関連銘柄の一角に業績拡大を期待した買いが入りました。
日本郵船(9101)は2.2%安の5,348円をつけ、4日続落となりました。米国とイランが戦闘終結で合意となったことに加え、足元では原油価格が下落する中で、運賃引き上げの思惑が後退したことが売り材料視されました。
セメントメーカーの住友大阪セメント(5232)は一時8.3%高の6,205円をつけ、年初来高値を更新しました。16日、国内証券が同社の投資判断を3段階の真ん中の「ニュートラル(中立)」から最上位の「バイ(買い)」に、目標株価を従来の5,400円から7,060円に引き上げたことが買い材料となりました。
パワーエックス(485A)はストップ安水準となる17.9%安の2,291円をつけ、大幅反落となりました。上場後の一定期間、大株主の保有株売却を制限する「ロックアップ」が17日から解かれ、株式需給が悪化するとの思惑から売りが膨らみました。
VIEW POINT: 明日への視点
日経平均は0.7%高で5日続伸となりました。TOPIXも初の4,000ポイント超えとなり、半導体銘柄以外にも買いが見られました。明日に向けて、FOMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表が注目されます。今会合ではウォーシュ新議長のもとで初開催となります。市場は政策金利の据え置きを見込んでいる中で、FOMCメンバーの政策金利見通しに注目が集まります。
(マネックス証券 フィナンシャル・インテリジェンス部 山口 慧太)
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