投資信託おすすめ比較[2024年]

新興国の株で運用する投資信託の好成績はまだ続く?
中国株に投資する投信で、5年間の基準価額の上昇率が
高かった「桃源郷」など、好成績な投資信託を紹介!

2017年10月23日公開(2022年3月29日更新)
ザイ・オンライン編集部
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現在、成績が好調の「新興国株型」投資信託の、今後の見通しを専門家が分析! 中国株に投資する、好成績な投資信託ランキングの1位と2位も発表!

世界的な景気回復と欧米の金融緩和で、「新興国株型」投資信託の成績が好調だ。ダイヤモンド・ザイの特集「今買うべき『新興国株投信』ベスト25」では、今後も期待できる4つの国と地域、中国、インド、ブラジル、ASEANのおすすめ投資信託をピックアップして紹介している。

ここでは、今後の「新興国株型」投資信託の見通しと、今後も期待できる中国についてピックアップ! さらに、中国株に投資している投資信託の中から、直近5年間で上昇率の高かった投資信託1位と2位を紹介しよう!

「新興国株型」投資信託は好調な成績が続く

 「新興国株型」投資信託の成績が好調だ。QUICK資産運用研究所によると、「新興国株型」投資信託の運用成績の平均は、2016年8月~2017年7月の1年間で23.4%と、国内株型(24.7%)に次ぐ。しかも、国内株型が6カ月間の成績では9.3%にとどまったのに対して、新興国株型は11.2%と逆転している。好成績が続くため、投信の資金も流入が続き、2017年6月には過去最高の1152億円もの資金が「新興国株型」投資信託に流入した。

 新興国の経済が好調な理由について、第一生命経済研究所の西濵徹(にしはま・とおる)さんは「世界経済の回復で新興国の外需が拡大、しかも金融緩和による世界的なカネ余りの中で資金が流入したことで、新興国の内需も盛り上がっているからです」

 と、説明してくれた。

どこに投資するかの選別はよりシビアに!

 では、今後もこうした動きが継続するのか? そこについては要注意というのは、岡三証券の秋本翔太さん。

 「欧米では今後、利上げの動きが加速します。新興国へ流れていた資金が先進国へ戻る可能性を意識する必要があります」

 新興国経済の好調を支えていた内需の原動力が失われる恐れがあるというわけだ。とはいえ、新興国全部がダメになると考えるのも早計だ。先の西濵さんは、「経済の基礎的条件が改善しているインドやブラジル、インドネシアと、改善していないトルコや南アフリカでは、資金流出による影響の出方に差が生じることは避けられません」と分析、どの新興国へ投資するかの選別は、今後よりシビアにしていく必要があるという。

中国の経済データ中国の経済データ
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 そこで、今回は西濵さんと秋本さんに、今後もおすすめの新興国を教えてもらった。2人の見解はほぼ一致、今後も期待できるのは中国、インド、ブラジル、そしてインドネシアやベトナム、フィリピンが牽引するアセアンだ。

 ダイヤモンド・ザイでは4つの国と地域の今後の見通しと、それぞれに投資する好成績な投資信託を紹介しているが、ここでは中国について抜粋して紹介する。

製造業を中心に持ち直しを見せる
中国の経済状況

 中国の現在の経済状況を天気にたとえると、西濵さんは「晴れ所々曇り」と表現する。

 「世界経済の回復で、中国の製造業が持ち直しています。原油価格が頭打ちになり、インフレ圧力が後退して個人消費も活発になっています」

 習近平体制の強化で政治的な安定が増したこともあり、第一生命経済研究所では2017、2018年の同国のGDP成長率見通しを上方修正している。ただし、鉄鋼やセメントなどの重厚長大産業は、「過剰設備、過剰債務で苦しい状況」(西濵さん)で、それが「曇り」の箇所だ。

デジタルネイティブ世代が成長のカギに

 西濵さんは一方で、ITの技術革新が日進月歩の勢いで進み、これを活用したサービス産業などが今後の成長分野になると見ている。小さいころからネットやパソコンがある環境で育ってきた、いわゆるデジタルネイティブ世代が中国の経済構造を大きく変える可能性が高いと、考えているからだ。

 経済全体が減速傾向にあることから現状は「曇り」と表現している秋本さんもここに注目。「この分野が盛況になることで経済の新陳代謝が活発化する。長期的な好材料です」

 資金移動を制限する政策で資金流出を抑えていることから人民元は緩やかな上昇に向かうと想定されることもあり、晴れ間が広がると、秋本さんは予想する。一方、西濵さんは2020年代半ばから総人口が減少する点から、「今後はいかに生産性を上げられるかがカギとなる」と、注意点を挙げてくれた。

 ここからは、ダイヤモンド・ザイ12月号で掲載している「中国株に投資する投資信託ベスト5(5年間の上昇率の高い順)」の中から、上位2つを紹介しよう!(※投資信託のデータは9月末時点。チャート、組み入れ業種は8月末時点)

 「桃源郷[日興UBS中国A株ファンド]」は、上海と深センに上場する中国A株(人民元建て株)に投資している投資信託。投資している保険や医薬品、白物家電や酒造メーカーなどの内需関連株が好調で、基準価額は大幅に上昇、5年間の上昇率は340%で堂々の1位となった。

 2位となった「野村新中国株投資」は、中国のさまざまなタイプの株式に投資している投資信託。直近は情報技術と金融への投資比率が高く、両分野で60%を占めており、台頭するニューエコノミーの恩恵を享受し、基準価額が上昇している。

 ダイヤモンド・ザイでは、ベスト5の残り3銘柄のほか、中国株に投資する人気の投資信託の実力を激辛診断しているので、チェックしてみてほしい。

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