この1年間で「純資産が急増した投資信託」の真価はいかに⁉ 最近の人気投資信託ベスト3を、ファイナンシャルリサーチ代表の深野康彦さんがズバッと分析!
ダイヤモンド・ザイでは、特集「注目投信15本の激辛診断付き!投信選び 10の落とし穴」を掲載。前半では「投資信託選びで陥りがちな落とし穴&正しい対処法」を、後半では「注目投信の激辛診断」を紹介している。
誌面では、この1年間で純資産が急増した投資信託15本を、資産増加度が高い順にランキングで紹介し、激辛診断を実施している。ここでは、資産増加度が高かったトップ3の投資信託の診断結果を抜粋してみよう。
純資産が急増している注目の投資信託の診断結果とは⁉
「純資産が急増している=人気が集まっている」ということ。そこで、ダイヤモンド・ザイでは、この1年間で純資産が急増している投資信託に注目。2017年9月末時点で純資産10億円以上の投資信託を対象とし、ランキングを作成した。
もっとも、人気の投資信託が良い投資信託であるとは限らない。よって、特集ではランキング上位銘柄を、ファイナンシャルリサーチ代表の深野康彦さんに厳しく診断してもらっている。ここからは、資産増加度が高い順に、上位3本の投資信託の診断結果を紹介していこう。
まず、純資産増加ランキング第1位となったのが、「ロボット・テクノロジー関連株ファンド(年1回決算型)/(大和投資信託)」。
ロボット関連株が注目のテーマ株として浮上して、純資産額を大幅に増やした。「生産性の向上や省力化でロボットがもてはやされているうちはいいが、テーマ株型は物色の対象から外れると、運用成績が低迷する傾向が強い点に注意」(深野さん)
続いて、ランキング第2位となったのが、「フィデリティ・Jリート・アクティブ・ファンド(資産成長型)/(フィデリティ投信)」。
2012年12月に設定された同名の毎月分配型の商品を、資産成長型として年1回決算型に焼き直した投資信託。「組入上位10銘柄への資産配分が約6割、集中型の投資スタイルのため、基準価額のブレ幅は大きくなる恐れも」(深野さん)
最後に第3位は「アムンディ・欧州ハイ・イールド債券ファンド(トルコリラ・年2回決算型)/(アムンディ・ジャパン)」。
設定当初は純資産総額が増えなかったが、このところ、毎月分配型投資信託に強烈な向かい風が吹いたことから、その受け皿となった可能性がある。「米国、ユーロ圏が金融引き締めに動くことを考慮すれば、運用成績が悪化する可能性に注意」(深野さん)
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順位 | 投資信託本数 ※1 | 最低積立金額 | ||
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