iDeCo(個人型確定拠出年金)おすすめ比較&徹底解説[2024年]

iDeCoでは投資信託を買うべき3つの理由とは?節税効果だけでなく、長期の積立メリットで得する投資初心者必見の正しい運用商品の選び方を伝授!

2017年4月23日公開(2022年3月29日更新)
ザイ・オンライン編集部
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いま話題のiDeCo(個人型確定拠出年金)で、どんな商品を運用するとお得なのか、投資初心者にもわかりやすく解説!

ダイヤモンド・ザイ2017年6月号では、「iDeCo(個人型確定拠出年金)の金融機関ベスト5&買うべき投資信託」を特集として掲載している。iDeCoは自分でお金を積み立てて運用し、老後資金をつくる“自分年金”だが、どんな運用商品を選べばいいのか、まだわからないという人も多いのでは?

そこで今回はダイヤモンド・ザイから抜粋して、iDeCoにおける正しい運用商品の選び方を紹介しよう!

iDeCoは、投資信託のほうが節税効果が大きい!
定期預金から始めて、慣れたら徐々に投資信託へ

iDeCoの活用ステップ

 iDeCo(個人型確定拠出年金)で運用する商品には、大きく分けると定期預金や保険などの「元本確保型」と、「投資信託」の2種類がある。

 リスクを取りたくないなら預金、保険商品といった商品は、元本が保証されるため安心だ。ただ、超低金利の現状では利回りはゼロに近い。掛け金以上の額に資産を増やすことはできない。

 一方、資産を増やしたいなら、投資信託(リスク商品)のような投資家から集めた資金でプロが投資・運用する商品がおすすめ。ただし、運用結果次第で資産を増やせるが、値下がりで損をする可能性がある。

 掛け金をそれぞれにどう配分するかは、その人の考え方や、年齢(60歳までに取れる投資期間)、資産の状況によって違ってくる。投資期間が長く取れる、あるいは他に預金などの安全資産が十分にあるなら、100%投資信託にしてもいい。そのほうが節税面では効率的だ。

iDeCoでの資産配分の例バランス型投資信託はタイプによってリスクが違うので中身の確認を!

 投資信託の中でも、どの投資対象にどれくらい投資するかでリスクは変わる。基本は4種類の金融商品(国内株式、先進国株式、国内債券、先進国債券)の組み合わせで、目指すリターンや取れるリスクに合わせて配分を調整する。株式の比率を増やすとより高リスク高リターンに、国内債券の比率を上げると低リスク低リターンになる。

 投資初心者は、あらかじめ資産配分されている「バランス型投信」を1本買うだけでもOK。それでも迷うなら、最初は全額、定期預金でもいい。先述の通り、節税効果だけでも大きなメリットがあるからだ。ちなみにたいていの金融機関では、iDeCo加入直後の初期状態では全額が元本確保型に配分されている。

iDeCoで投資信託を買うべき3つの理由

 ここまで説明してきたように、最初は定期預金から始めたとしても、iDeCoは投資信託を買って運用したほうが断然お得だ。そこで、iDeCoで投資信託を買うべき理由をまとめると、以下のようになる。

【理由(1)投資の基本である「分散」が簡単にできる】
 なるべく幅広い対象に分散して買うのが投資の基本。投資信託はいわば多くの銘柄を組み合わせたセット商品なので、1本で世界への分散投資が簡単にできる。

【理由(2)長期の積み立て投資なら勝てる可能性が高い】
 世界に分散した長期投資なら、一時的に損が出ても取り返せる可能性が高い。資産を増やすには、特に長期で大きな利益を期待できる株式型の投資信託を中心に。

【理由(3)節税効果を考えればある程度リスクは取れる】
 所得税と住民税の控除による節税効果だけで多くの人が15%以上の利益を得られる。その分はもし投資で損が出てもチャラになると考えることもできる。

 iDeCoはせっかくのお得な制度なので、使わないのはもったいない。まずはとにかく、始めるべきだ。そしてある程度慣れたら投資信託で、老後資金を増やすことを目指そう。

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どの金融機関でiDeCo口座を開設した場合でも、別途、国民年金基金連合会へ支払う加入時手数料2829円、国民年金基金連合会と信託銀行へ支払う手数料合計171円(毎月)かかる。受取時は給付手数料440円(1回毎)を信託銀行に支払う。還付時には、国民年金基金連合会と信託銀行への還付時手数料として合計1488円(1回毎)がかかる。運営機関変更時の手数料は「他の金融機関から」変更の場合で、「他の金融機関に」変更する場合は4400円の手数料が発生する場合がある。下記の金額は掛金を拠出する場合(すべて税込)。
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【信託報酬が低いおすすめ投資信託】
・三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド(信託報酬:0.176%)
・楽天・S&Pインデックス・ファンド(信託報酬:0.077%)
・楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド(信託報酬:0.0561%)
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【信託報酬が低いおすすめ投資信託】
・One DC 国内株式インデックスファンド(信託報酬:0.154%)
・eMAXIS Slim先進国株式インデックス(信託報酬:0.09889%)
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口座管理料は誰でも0円。「セレクトプラン」は、ほとんどの投資対象で信託報酬が“最安”のインデックス型投信が揃えられており、バリエーションも豊富と、強力なラインナップになっている。人気のアクティブ型投信「ひふみ年金」や「ジェイリバイブ」も用意。2021年1月から申込み手続きを電子化。WEB申込フォームへの入力、必要書類のアップロードが可能になり、iDeCo口座開設の手続きが簡単になった。シミュレーションツール「DC Doctor」を提供しており、ポートフォリオ提案から将来予測の比較など、長期にわたるiDeCoの資産形成をサポートしてくれる。
【信託報酬が低いおすすめ投資信託】
・eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)(信託報酬:0.143%以内)
・SBI・全世界株式インデックス・ファンド[雪だるま(全世界株式)](信託報酬:0.1102%)
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口座管理料が誰でもずっと「無料」で、コスト面から最もお得な金融機関の1つ。投資信託の本数は27本と標準的だが、内容は充実。「eMAXIS Slim」シリーズなど信託報酬が最安水準のインデックス型投資信託が揃えられている。加えて、「ひふみ年金」「jrevive」など好成績のアクティブ型投信も豊富だ。「つみたてNISA」と「iDeCo」、どちらの制度が各個人の投資目的に適しているかアドバイスが受けられる「つみたてNISA・iDeCoシミュレーション」が便利。
【信託報酬が低いおすすめ投資信託】
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2019年4月27日(土)より「カブコムのiDeCo」取扱い開始。KDDIアセットマネジメントが運営管理機関となりサービスが提供される。スマートフォンから操作できるiDeCo専用アプリにより、節税効果のシミュレーションや申し込み、運用商品の選択などが直感的に行える。取扱商品は、信託報酬が業界最低水準となるインデックス投資信託を中心に、株式、債券、不動産(REIT)の投信や定期預金など幅広く27本。若いうちはリスク資産に投資し、老後は安定運用を目指す「ターゲットイヤーファンド」も選択が可能だ。
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