「iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)」で運用できる「投資信託」うち、「投資対象単体型」タイプの特徴とリスクを紹介!
発売中のダイヤモンド・ザイには、別冊付録「老後資金をゼロから1000万円つくる方法」がついてくる! 金融庁が「老後に2000万円必要」との報告書を発表して話題になったが、それをきっかけに、改めて「老後資金」を準備する重要性を実感した人は多いはず。その手段として検討したいのが、節税効果が高い「iDeCo」の活用と、「iDeCo」による節税で浮いたお金を「つみたてNISA」で運用するというやり方だ。ダイヤモンド・ザイの別冊付録では、「iDeCo」と「つみたてNISA」を併用する方法を提案するほか、それぞれの特徴やメリットなどについて、わかりやすく解説している。
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⇒「iDeCo」と「つみたてNISA」を併用して“老後資金2000万円問題”を解決する方法を伝授! 節税で浮いたお金を活用すれば、20年で1000万円を準備できる!
今回はこの中から、「iDeCo」で運用できる商品を解説した記事を抜粋! これから「iDeCo」をスタートしたい人は、ぜひチェックを!
「iDeCo」で運用できる商品は大きく分けて2つある
お金を増やしたいなら「投資信託」を選ぼう!
「iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)」で運用できる商品は大きく分けて2つある。定期預金や保険の「元本確保型商品」と「投資信託」だ。
「iDeCo」に毎月入金するお金のことを拠出金というが、拠出金は全額、課税所得から控除される。例えば住民税10%、所得税20%の人で年20万円拠出しているなら、課税所得から20万円が差し引かれるので、20万円×30%で6万円程度(復興税や端数処理を除いた概算)の節税効果がある。
「iDeCo」にお金を入れるだけで何万円も節税できるのだから、リスクを取らず元本確保型の商品で運用するのも一つの手だ。しかし「ゼロ金利」の今、それではお金は増えないだろう。
そこで活用してほしいのが、もう一つの商品である「投資信託」だ。ひと口に投資信託といっても、実は投資先や投資スタイルによって3タイプに分類できる。また、各々リスクには大きな差がある。
上の図の「①投資対象単体型」には、各投資対象の解説の下に、過去18年間で最も値上がりした年と、最も値下がりした年の値動きの幅を表したグラフを掲載している。
このグラフを見ると、投資対象によって、値動きの幅が大きく異なっていることがわかる。「国内債券」の上昇幅は最大4.2%、下落幅は最大0.7%で値動きがもっとも少ない一方、「新興国株」の上昇幅は最大83.8%、下落幅は最大62.0%と値動きがもっとも大きくなっている。
どんな投資対象でも、長期間にわたって一方向に上がり続けたり、下がり続けたりすることはない。上がったり、下がったりを繰り返していて、その「上がる幅」や「下がる幅」によって、リスクやリターンの大きさが決まってくる。
この「上がったり、下がったりする」という特徴を味方につけることができるのが「積立投資」だ。毎月、同じ金額を積み立てることで、値下がりしたときには購入単価が下がるのでたくさんの「口数」が買えて、逆に値上がりしたときには購入単価が上がるので買える「口数」は少なくなる。
そして、長期にわたって「積立投資」を続けることで、購入単価が下がったときに投資信託の「口数」を増やすことができれば、下の図のように緩やかな値上がり局面でも「口数」が多いので資産が急激に増えることになるのだ。
「長期の積立投資」は“投資の王道”とも言われる投資手法。「iDeCo」や「つみたてNISA」は、投資の初心者でも「長期の積立投資」を簡単に実現できるように考慮された仕組みなので、すぐにでも活用しよう!
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今回は、発売中のダイヤモンド・ザイの別冊付録「老後資金をゼロから1000万円つくる方法」から一部抜粋して紹介した。別冊付録では、「iDeCo」の投資対象の選び方や、「つみたてNISA」の特徴、注意点、メリット・デメリットなどをわかりやすく解説しているので、誌面も併せてチェックしてほしい。
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