安心して長期保有できる、「毎月分配型」の投資信託を2本紹介!
発売中のダイヤモンド・ザイ12月号は、特集「分配の【実績】と【適正度】のダブルでチェック! 長期で安心の【分配型投信】11本」を掲載。「毎月分配型」など、分配の回数が多い投資信託の場合、「途中で分配金を減らされないか」「無理な分配をしていないか」など、心配がつきもの。そこで、この特集では、減配リスクが少なく、長期で安心して保有できる分配型の投資信託を11本紹介している。
今回は、その中から2本の投資信託を抜粋! 商品の魅力・リスクに加えて、分配金の推移や投資対象、販売会社なども詳しく紹介するので、投資先選びの参考にしてほしい!
長期的に安心して保有できる毎月分配型の投資信託を2本紹介!
実際に儲かっているかがわかる「本当の利回り」も確認しよう
ダイヤモンド・ザイ12月号の特集「分配の【実績】と【適正度】のダブルでチェック! 長期で安心の【分配型投信】11本」では、「毎月分配型」などの分配回数が多い投資信託を対象に、「この10年で分配金を減らしていない」「無理な分配をしていない」という2つの条件でチェック。そのうえで、長期的に安心して保有できる投資信託を11本絞り込んでいる。
【※分配型の投資信託を絞り込んだ“2つの条件”の詳細はこちら!】
⇒買ってもいい「毎月分配型」投資信託は“2つの条件”で見極めよう! 長期&安定的に分配金を受け取れる「毎月分配型」投信を探すには“実績”と“適正分配度”に注目!
11本の投資信託は、毎月分配型という点は共通しているものの、投資対象はさまざまだ。国内外の債券型もあれば、リート型、バランス型の投資信託も。ここでは、その中から「グローバル債券型」と「先進国株型」の毎月分配型の投資信託を紹介していこう。
なお、紹介する際は、ダイヤモンド・ザイの投資信託の特集ではおなじみの「本当の利回り」も取り上げている。「本当の利回り」とは、基準価額が下落した場合、その下落分を分配金の合計から差し引いた利回りのこと。高い分配金を受け取っていても、基準価額が合計分配額より下落していたら、元本取り崩しが行なわれたことになり、「本当の利回り」はマイナスとなる。
もっとも、相場環境次第では、どんな投資信託でも「本当の利回り」が短期的にマイナスになることはある。そこで、すぐさまダメと決めつけるべきではない。逆に、長期で見ても「本当の利回り」がマイナスになっていたときは、「儲かっていない投資信託」と判断していいだろう。
「夢逢月[世界ソブリン債券インカムオープン]」の
適正分配度は85%で、リスクはかなり限定的!
長期的に安心して保有できる毎月分配型の投資信託の1本目は、「グローバル債券型」の「夢逢月[世界ソブリン債券インカムオープン]」だ。
「夢逢月[世界ソブリン債券インカムオープン]」は、北米、欧州、オセアニアの3地域の「ソブリン債」に投資している。「ソブリン債」とは、政府または政府の関係機関が発行したり保証している債券のことで、具体的には国債や政府機関債のこと。利率は低いが、信用格付けが高い点が魅力。この投資信託の場合、3地域に分散投資しており、しかも先進国の国債、それも格付けA以上の債券の比率が8割以上と多いため、リスクはかなり限定的といえる。
2019年8月末の投資信託の「直接利回り(※投資信託が運用によって受け取る利息の利回り)」は3.3%で、そこから計算される適正分配金は25.6円。実際の分配金は30円なので「適正分配度(利益からみて適正な分配金を、実際の分配金を割って算出。高いほど健全)」は85%と、無理な分配はしていない。基準価額は安定的に推移しており、安心感は高い。「本当の利回り」の3年平均は3%超と、こちらも魅力的な水準だ。ただし、各地域で景気減速の懸念が高まっている点は、リスク要因なので注意しておこう。
「新光ピクテ世界インカム株式ファンド(毎月決算型)」は
米国への投資比率が高く、米国の景気の影響を受けやすい
次に紹介するのは、「先進国株型」の「新光ピクテ世界インカム株式ファンド(毎月決算型)」だ。
「新光ピクテ世界インカム株式ファンド(毎月決算型)」は、電力会社や天然ガス供給会社など、先進国の好配当の公益株に投資する。「グローバル・ユーティリティーズ・エクイティ・ファンド」と「ピクテ・グローバル公益株ファンド」の2つの投資信託に投資する「ファンド・オブ・ファンズ」の形態をとる。基本の投資比率は前者が70%、後者が30%。2019年8月末の投資比率もほぼ同様だ。
どちらの投資信託も、米国への投資比率が60%以上となっており、米国の景気動向に影響される度合いが大きい点は留意したい。なお、組み入れ上位銘柄は「グローバル・ユーティリティーズ・エクイティ・ファンド」のもの。
分配金は10年間、毎月30円を継続。2019年8月末の予想配当利回りは両ファンドとも3.8%で、適正分配金は20.8円。「適正分配度(利益からみて適正な分配金を、実際の分配金を割って算出。高いほど健全)」は69%と、まずまずなレベルだ。
さて、ここまで安心して保有できる「毎月分配型」の投資信託を2本紹介した。ダイヤモンド・ザイ12月号では、そのほかに9本の分配型の投資信託を掲載。今回紹介した2本よりも「本当の利回り」や「適正分配度」が高い投資信託もあるので、誌面も併せてチェックしてほしい!
【※関連記事はこちら!】
⇒海外株に投資する「ひふみワールド」の運用方針や信託報酬、販売方法などを解説!「ひふみ投信」のレオス・キャピタルの新商品「ひふみワールド」の実力とは?
大特集は「ずーっともらえる【株主優待】130」!
ダイヤモンド・ザイ12月号をチェック!
ダイヤモンド・ザイ12月号の大特集は、「ずーっともらえる【株主優待】130」! 株主優待株をいろんな角度で分析、採点して、株主優待を廃止・改悪するリスクが低い「10年続く株主優待株」のランキングを発表。さらに、株主優待株メインで投資する個人投資家の座談会や、多くの株主優待株を分析してわかった、「株主優待の廃止・改悪を避けるための3つの注意点」なども紹介している。
そのほかにも、ダイヤモンド・ザイ12月号は、新連載の「AKB48武藤十夢のわくわくFX生活」や「気になる銘柄&商品……今から買って大丈夫?」「NISAの【買い】と【売り】の年末戦略」「人気の毎月分配型100本の『分配金』速報データ」「定年退職までのロードマップ【番外編】シニア限定の割引サービス40連発!」「かんぽって何が問題? 郵政ブランドはなぜ地に落ちたのか」など、今月もお得な情報が充実!
ダイヤモンド・ザイ12月号は、全国の書店や楽天ブックス・Amazonで好評発売中!
※証券や銀行の口座開設、クレジットカードの入会などを申し込む際には必ず各社のサイトをご確認ください。なお、当サイトはアフィリエイト広告を採用しており、掲載各社のサービスに申し込むとアフィリエイトプログラムによる収益を得る場合があります。 |
【2024年11月1日時点】 |
||||
順位 | 投資信託本数 ※1 | 最低積立金額 | ||
全体 | ノーロード (手数料無料) |
積立対応 | ||
1位 | ◆楽天証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
2567本 | 2567本 | 2424本 | 100円 | |
【特徴・メリット】 投資信託の販売手数料はすべて無料! 投資信託の保有残高が一定の金額を超えるごとに「楽天ポイント」が貯まるサービスもお得。また「投信残高ポイントプログラム」の対象となる6ファンド(「楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド」など」)については、保有しているだけで一定のポイントが還元されるのでお得。さらに投信積立の際に楽天カードを使うと0.2〜1%分、楽天キャッシュを使うと0.5%分の楽天ポイントが付与される。ポイントは投資信託の買付や投信積立の代金にも利用できる。投資信託の最新事情がわかる「楽天証券レポート&コラム」や、最大5銘柄の基準価額の推移を比較できる「投信スーパーサーチ」など、投資信託選びのサポートもバッチリ。ロボ・アドバイザーが銘柄選択や売買タイミングまで判断してくれる「楽ラップ」や、スマホ専用のロボ・アドバイザー「ロボのぶくん」を利用可能。さらに、専用バランスファンドで手軽に積立投資ができるロボ・アドバイザー「らくらく投資」も登場。 |
||||
2位 | ◆SBI証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
2554本 | 2554本 | 2367本 | 100円 | |
【特徴・メリット】 投資信託の販売手数料はすべて無料で、投資信託本数の取扱本数はネット証券でトップクラス! スマホアプリ「かんたん積立 アプリ」を利用すれば、投資信託をスマホで管理可能だ。また、投資信託の月間平均保有額に応じてVポイントやPontaポイント、dポイント、PayPayポイント、JALマイルなどが貯まる「投信マイレージサービス」もお得。保有額が1000万円以上なら獲得ポイントが2倍になる(通常銘柄の場合)ので、投資信託が本格的に資産形成を考えている人には、かなりお得だ。買付&積立が100円以上1円単位に引き下げられ、初心者でも気軽に始めやすくなった。投信の買付には、VポイントやPontaポイントが利用できる。投信積立は三井住友カードによるクレジットカード決済「クレカ積立」がお得で、最大で決済額の0.5%ものポイントが貯まる。最近では、低コストなiDeCo(個人型確定拠出年金)にも力を入れており、無条件で運営管理手数料を無料にしている。 |
||||
3位 | ◆松井証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
1885本 | 1885本 | 1862本 | 100円 | |
【特徴・メリット】 投資信託の取り扱い本数を着実に増やしており、現在はランキング3位まで上昇。他社に先駆けて投資信託の販売手数料無料を打ち出したのも高評価だ。さらに投資信託の残高の最大1%分のポイントが貯まるサービスもお得。他社の類似サービスと比較しても、ポイント還元率は高水準に設定されている。投資信託ページは、人気の投信や好成績の投信がすぐにわかる各種ランキング装備、スマホでの見やすさ、直接発注など機能が充実。さらに、投資信託の組み合わせに頭を悩ませる人のために「投信工房」「投信提案ロボ」「投信見直しロボ」という3つの高機能ロボアドバイザーを用意。無料のロボアドバイザーとしては、どれも非常に高い機能を備えている。 |
||||
順位 | 投資信託本数 ※1 | 最低積立金額 | ||
全体 | ノーロード | 積立対応 | ||
4位 | ◆auカブコム証券(旧:カブドットコム証券) ⇒詳細情報ページへ | |||
1839本 | 1839本 | 1760本 | 100円 | |
【特徴・メリット】 投資信託の販売手数料はすべて無料! 信託報酬控除前のトータルリターンが見られるので、実態に合った取引コストや運用パフォーマンスがわかるのも魅力だ。また「プレミアム積立」は100円から可能。au PAYカード決済による積立なら1%ポイント還元、投資について気軽に話し合えるSNS「ファンドスクエア」も魅力。積立の銘柄選びに役立つ「セレクション」は、ジャンルごとの代表的な銘柄が複数紹介されている。ファンド探しはランキングやファンド検索から。投資信託の月間保有金額に応じて0.005〜最大0.24%分のPontaポイントがもらえる「資産形成プログラム」も上手に活用したい。 |
||||
【株アプリに慣れていない「株初心者」には特におすすめ!】 | ||||
5位 | ◆マネックス証券 ⇒詳細情報ページへ | |||
1764本 | 1764本 | 1704本 | 100円 | |
【特徴・メリット】 投資信託の購入時手数料はすべて無料! もちろん、NISA口座での取引や「投信つみたて」による購入も手数料0円だ。クレカ積立のポイント還元率は業界トップクラスで、「dカード」や「マネックスカード」で投資信託を積立購入すると最大1.1%分のポイントがもらえる。さらに、投資信託の保有金額の最大0.26%分のポイントがもらえるのもお得。なお、貯まったポイントは投信信託の購入代金に利用できる。ファンド探しに迷ったら、自分のライフプランに合ったファンド選びを手助けする「投信ポートフォリオ診断」を参考にするといいだろう。ポートフォリオの分析やリターン予測、アドバイスなどの機能がある「MONEX VISION」も便利だ。ロボアドバイザーサービスは、1000円から始められる投資一任型の「ON COMPASS」と、最低投資金額が5万円で国内ETFで運用を行うアドバイス型の「Monex Advisor」が利用可能。 |
||||
※手数料などの情報は定期的に見直しを行っていますが、更新の関係で最新の情報と異なる場合があります。最新情報は各証券会社の公式サイトをご確認ください。※1 投資信託本数は、各証券会社の投資信託サーチ機能をもとに計測しており、実際の購入可能本数と異なる場合があります。 |