超成長株投資で資産10倍計画!

キュービーネットホールディングス(6571)の株価は割安?
コロナ禍で減益も、QBハウスの出店余地は内外で高い。
人材投資が実を結べば成長が見込め、長期で買いか山本潤の超成長株投資の真髄 第71回

2020年7月29日公開(2022年3月29日更新)
山本 潤
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今期は大幅減益も、今後の成長余地が高い2つの理由

 キュービーネットホールディングス(6571)は、低価格で短時間でヘアカットできる理髪店「QBハウス」を運営する会社です。2019年12月時点で国内で575店舗、海外で131店舗を展開しています。業績は2016年から増収増益を続けてきたものの、コロナ禍の2020年6月期は大幅減益予想ですが、来期は回復が期待できるでしょう。直近の株価は1726円(7月29日終値)と、年初来高値2554円と比べて冴えないものの、業績回復次第で戻りが期待できそうです。 

 同社の成長性は、私はまだまだあると考えています。理由は2つ。1つは理髪技術や接客サービスを磨くことで、より多くの顧客にリピートしてもらう余地があること。QBハウスの利用客の約9割は男性で、その中には一度利用したものの、しっくりこずに美容室に戻る客が一定割合いる。裏を返せば、技術や接客に磨きをかけることでリピート率を高めることができるのです。

 もう一つの理由は、男性が利用する昔ながらの理容室の廃業が進むことで、残存者利益を得られる可能性が高いことです。理容室の経営者が高齢化し、9割以上が個人経営の零細企業で後継者不⾜に悩んでおり、今後、廃業が加速するでしょう。髪はどこかで切る必要があり、そのニーズをうまく吸収することで成長できるのです。

人材教育を重視。人材確保できれば、国内1000店も通過点

 同社の成長のカギに担うのが人材教育です。同社は、離職率が高い理美容業界において人材を大切にする経営方針を掲げ、人材教育や待遇改善に取り組んでいます。例えば、一般の美容院では新人時代は見習いでシャンプーなどの下積みが長いのに対し、同社ではヘアカットに専念させ、半年で1人前に育てます。カット代の値上げによって従業員の待遇改善を行ったり、社員研修を実施したりすることで、より長く働けるようしています。その結果、10年前に31%だった離職率は7%まで改善しました。

 同社の出店基準は、優秀な人材が確保できること。そのため出店は人材が確保できる都市部中心になり、地方や郊外は途上です。テナントニーズから言えば、同社の出店余地は大きく国内1000 店舗も通過点でしょう。海外展開については、収益性は国ごとにばらつきがあるものの出店余地は大きく、成長が期待できます。長期投資の観点からは魅力的な銘柄と言えるでしょう。

掘り下げて考え、少数派になることで長期投資の成功は見える

 本題からそれますが、同社の理解を深めるためにも「床屋とは何か?」「切るとは何か?」をじっくり調べることをおススメします。「石器時代に床屋があったのか?」という素朴な疑問、その時代に既に金属加工されていたのかを調べている人々は世界に存在します。石器のナイフは存在したが、それで毛髪を切っていたのか、などを真剣に研究している人もいるのです。

 そうした研究をしている人は多数派でしょうか?それとも少数派でしょうか? 床屋やハサミの歴史を生涯研究する人は、世間では変人と言われるぐらいの少数派です。しかし、長期投資の思考としては望ましい状態です。とことん掘り下げて考えることで、多数派に見えない世界が見えてくる。

 「切る」という行為だけで業績を上げている上場企業は多数存在します。私たちは、誰一人として「切る」ということを知らない。見ていない。調べていない。株価よりそうしたことを見ようと努め、それを5年、10年と続ける。そうした時間の使い方は、長期投資を成功させるでしょう。なぜならば、深い理解は、他者を応援するという投資の本質につながるからです。社会の切実なニーズがあり、それを解決しようと人生をかけて戦っている方々が存在している。彼らの熱い想いに寄り添うことは、投資家の重要な仕事の一環なのです。

(DFR投資助言者 山本潤)

この連載は、10年で資産10倍を目指す個人のための資産運用メルマガ『山本潤 10年で10倍を目指す! 超成長株投資の真髄』で配信された内容の一部を抜粋・編集の上お送りしています。メルマガに登録すると、週2回のメルマガの他、無料期間終了後には会員専用ページでさらに詳しい銘柄分析や、資産10倍を目指すポートフォリオの提案と売買アドバイスもご覧いただけます

キュービーネットホールディングス(6571)/日足・6カ月(出典:SBI証券公式サイト)


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