iDeCo(個人型確定拠出年金)おすすめ比較&徹底解説[2024年]

iDeCo口座に必要な「定期点検&メンテナンス」の方法を解説! 運用成績が不満なら銘柄や配分変更、不満はなくても今より低コストな商品の有無を確認しよう!

2020年11月7日公開(2022年3月29日更新)
ザイ・オンライン編集部
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「iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)」で口座を開設したら、年1回は定期点検(メンテナンス)しよう! 自分にとってベストな「iDeCo」口座のメンテナンス方法を、フローチャートでチェック!

発売中のダイヤモンド・ザイ12月号には、別冊付録「老後のお金、ちゃんと増えてる?【iDeCo】再点検!」が付いてくる! この付録では、「iDeCo」の運用状況をチェックするにあたって注意すべきことや、リバランスの仕方などを紹介。ダイヤモンド・ザイ12月号は、本誌でも「【iDeCo】投資信託・全270本の完全リスト」と題した特集を組んでいるので、「iDeCo」で運用中の人や、これから「iDeCo」を始めたい人なら必見だ。
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今から「iDeCo(イデコ)」を始める人におすすめの“金融機関&投資信託の選び方”を解説! 口座管理手数料無料の口座で、成績&コストが優れた投信を選ぼう

今回は別冊付録から、「【iDeCo】口座をメンテナンスする方法」を紹介。メンテナンス方法はいくつかあって、人それぞれ選ぶべき方法は異なる。ここでは、自分に合ったメンテナンス方法を見つけるためのフローチャートを取り上げるので、活用してほしい!
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iDeCo(個人型確定拠出型年金)の金融機関を比較! 口座管理手数料や投資信託の取扱数などで比較した、iDeCo口座を開設できる、証券会社・銀行を紹介!

「iDeCo」の運用中は、基本的には”ほったらかし”でOK!
ただし、年1回程度の定期的なメンテナンスは必要!

iDeCoは定期的にメンテナンスを!

 「iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)」は、自分で拠出した掛け金を自分で運用し、老後資金を作ることを目的とした年金制度。毎月拠出する掛け金は「所得控除」の対象になるため、所得税・住民税を節税することができ、運用による利益も非課税になる。さらに、60歳以降に「iDeCo」の資金を引き出すときは、「公的年金等控除」や「退職所得控除」の対象になる。つまり、「iDeCo」には、3段階での税制優遇メリットがあるのだ。
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iDeCoを始める前に知っておきたい4つのメリットを紹介! 入金時・運用時・出金時に優遇される「3段階の節税効果」に加え、金融機関や商品を選べるのも魅力

 「iDeCo」の積立は、基本的にほったらかしでOKだが、最低でも年1回くらいは運用状況を確認したい。確認のタイミングは、運用報告書が送られてきたときや、年末・年度末などがおすすめ。加えて、2020年2~3月に起きたコロナ・ショックのような相場急変時にも、運用状況を確認することをルール化したい。

 なお、「iDeCo」の運用状況は、口座を開設した金融機関のサイトなどで手軽に確認できる。金融機関によって「iDeCo」口座の表示形態は異なるが、ここでは、楽天証券の「iDeCo」口座ページを例に解説していこう。

 必ずチェックしたいポイントは2カ所ある。1つめは「評価損益」(画像では一番上に表示)。これを見れば、「iDeCo」口座で積み立てた資産がどのくらい増えているのか、減っているのかがわかる。増えていれば、とりあえずひと安心だ。

 2つめは「運用利回り」(画像では「評価損益」のすぐ下に表示)。実は、これが”iDeCoならではの特徴”だと、ファイナンシャルプランナーの山崎俊輔さんは言う。1年間の運用利回りは、”元手資金に対して、1年後どのくらい増えたか”で計算される。しかし、「iDeCo」は積立なので、毎月の掛け金の運用期間が異なり、その計算が面倒なのだ。「年率換算してくれるので、運用方針に対し、順調に進んでいるのか判断がしやすい」と山崎さん。

 ただ、どの金融機関でも年率換算の運用利回りを表示しているわけではない。金融機関によっては「損益率」(掛け金に対し、どのくらいの利益が出ているのかを表す数字)を表示している場合もあるので、混同しないように気を付けたい。
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運用状況に納得できない場合は配分変更やスイッチングを検討!
特に不満はなくてもコストのチェックは忘れずに

 運用状況を確認したら、次は必要に応じて”メンテナンス”を行おう。繰り返しになるが、「iDeCo」は制度の構造上、次々と運用商品を入れ替えることには適していないため、基本的にはほったらかしにしておけばよい。しかし、運用状況に不満がある場合は、投資対象を検討し直す必要がある。

 たとえば、納得のいく利回りを実現できていないなら、株式型の投資信託の投資比率を上げる(配分変更)ことを検討したいし、より成績の良い投資信託への乗り換え(スイッチング)も手だろう。

 「iDeCo」は利用するだけで税制優遇を受けられるので、「投資に興味はない」という人でも、とりあえず「iDeCo」口座を開設して、元本割れリスクがない定期預金や保険で運用している場合が多い。だが、「iDeCo」は毎月手数料がかかるので、節税効果を加味せず掛け金だけで見ると、資産が目減りしていく。これに抵抗感を覚える人は、少額からでも投資信託の組み入れを検討するといいだろう。 

 また、運用中の投資信託とよく似た商品で、よりコストが安いものが新たに出てきたら、乗り換えを検討したほうがいい。山崎さんは「小さなコスト差でも、長期では大きな差になります」と指摘する。近年、低コストの投資信託がどんどん出てきているので、年1回くらいはコストチェックを忘れないようにしよう。

 以下に、「『iDeCo』のメンテナンス方法を見つけるためのフローチャート」を示したので、自分がどこに当てはまりそうか、チェックしてほしい。

 

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 今回は、発売中のダイヤモンド・ザイ12月号の別冊付録「老後のお金、ちゃんと増えてる?【iDeCo】再点検!」から、「iDeCo」口座を開設した後のメンテナンスの仕方について紹介した。

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