「コラントッテ」のIPO情報総まとめ！スケジュールから幹事証券、注目度、銘柄分析、他の医療機器、ヘルスケア商品製造企業との比較や予想まで解説！［2021年7月9日 情報更新］

会社名	コラントッテ
市場・コード／業種	東証マザーズ・7792／その他製品
上場日	7月8日
申込期間（BB期間）	6月22日～6月28日
おすすめ証券会社	野村證券、SBI証券、SMBC日興証券、楽天証券、岩井コスモ証券、丸三証券、松井証券、LINE証券、DMM.com証券
フィスコ分析による 市場の注目度	★★★（最高★5つ）

初値（初値騰落率）	1385円（+25.91%）
最新チャート	【クリックで最新チャートへ】

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コラントッテが7月8日にIPO（新規上場）！

　コラントッテは、2021年6月4日、東京証券取引所に上場承認され、2021年7月8日にIPO（新規上場）することが決定した。コラントッテは1997年10月13日に設立された。家庭用永久磁石磁気治療器の製品開発及び販売を行っている。家庭用磁気治療器とは、厚生労働省が指定した第三者認証機関から認証を受けた管理医療機器のこと。製造については、製造委託先に外部委託している。

　同社は「健康に関する領域」での事業展開として、主にコラントッテ事業を営んでいる。Colantotteは同社の中核をなす家庭用磁気治療器を展開するブランドで、同製品は装着部位の血行を改善し、こりを緩和する効能・効果を提供する健康用品である。

 

コラントッテのIPOは、いつ申し込んで、いつ購入する？
（ブックビルディング期間、上場日など）

■スケジュール
仮条件提示	6月18日
ブックビルディング（抽選申込）期間	6月22日～6月28日
公開価格決定	6月29日
購入申込期間	6月30日～7月5日
払込日	7月7日
上場日	7月8日

コラントッテのIPOは、どこの証券会社で申し込める？
（主幹事証券会社・幹事証券会社・委託販売証券会社など）

■取り扱い証券会社（2021年6月22日時点。割当は変更になる場合があります）
証券会社名 （※青文字はクリックで詳細ページへ）	引受シェア	口座開設
野村證券（主幹事証券）	82.6％
SBI証券 ［最短翌日に取引可能］	4.3％
SMBC日興証券 ［最短3日で取引可能］	2.6％
楽天証券 ［最短翌日に取引可能］	2.6％
岩井コスモ証券 ［最短3日後に取引可能］	1.7％
丸三証券	0.9％
松井証券 ［最短3日後に取引可能］	0.9％
LINE証券 ［最短翌日に取引可能］	－％
DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止	―％
みずほ証券	4.3％

コラントッテのIPOは、いくらで買える？ 割安／割高？
（仮条件・公募価格・予想PER・初値・初値騰落率など）

■価格情報
想定発行価格（※1）	1000円
仮条件 ［予想PER（※2）］	1000～1100円 ［21.1倍～23.2倍］
公募価格	1100円
初値	1385円
初値騰落率	+25.91%
予想トレーディングレンジ（※3）	900円～1800円
最新チャート	【クリックで最新チャートへ】
※1 有価証券届出書提出時。※2 予想EPS＝今期（IPO時）予想純利益÷上場時発行済株式数、から計算したもの。※3 期間は上場後1年を想定。

■類似会社3社の予想PER（2021年6月17日ザラバの株価と会社側予想から計算）
会社名 ※クリックで最新チャートへ	予想PER
【3社平均】	27.2倍
RIZAP G<2928>	40.8倍(連)
ヤーマン<6630>	17.8倍(連)
MTG<7806>	23.1倍(連)

 予想EPSから割り出した仮条件の予想PERと、類似会社3社の平均PERと比較すると、本銘柄の公開価格は類似会社より割安と判断できる。

コラントッテの発行株数・単元数・公開規模は？

■株数などに関する情報
発行済株式数（上場時）	860万株（予定）
公開株式数	公募60万株  売出155万株 （オーバーアロットメントによる売出32万2500株）
想定公開規模（※1）	24.7億円（OA含む）
※1 有価証券届出書提出時における想定発行価格で計算。

コラントッテは家庭用磁気治療器を展開

　医療機器及びヘルスケア商品の製造、販売等を手掛ける。「Colantotte」は同社の中核をなす家庭用磁気治療器を展開するブランドで、装着部位の血行を改善し、こりを緩和する効能・効果を提供する健康用品。一般的な磁気治療器は点での効果となっているが、同社製品は独自技術で点ではなく面で高い効果が期待できる。デジタル社会の進展で「肩こり」人口は増加。

 「肩こり」人口の増加に高齢化も相まって健康増進への意識が高まり、医療機器・ヘルスケア商品への追い風が期待されるだろう。実際、業績はコロナ禍による営業制限等の影響を除けば順調に拡大。ただ、公開規模は軽量感に乏しい。6月後半のIPOラッシュを前に全体として初値水準が低下してきたのは気掛かり。

　公開規模については20億円台となる見込み。公開株以外が市場流通する余地は乏しい。

◆「コラントッテ」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
野村證券
SBI証券［最短翌日に取引可能］
SMBC日興証券［最短3日で取引可能］
楽天証券［最短翌日に取引可能］
岩井コスモ証券［最短3日後に取引可能］
丸三証券
松井証券［最短3日後に取引可能］
LINE証券［最短翌日に取引可能］
DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
⇒IPOで比較した証券会社ランキングはこちら！

コラントッテの業績データ

■業績推移（単位：百万円・％ ）
決算期	売上高 （伸び率）	経常損益 （伸び率）	純損益 （伸び率）
2017/9	1,798 （―）	▲ 128 （―）	▲ 143 （―）
2018/9	2,397 （33.3%）	207 （―）	174 （―）
2019/9	2,942 （22.7%）	431 （107.6%）	271 （55.4%）
2020/9	2,886 （-1.9%）	490 （13.7%）	324 （19.7%）
2021/9予	3,523 （22.1%）	602 （22.7%）	408 （25.6%）
2021/3 2Q	1,723 （―）	398 （―）	269 （―）
予想EPS（※） ／配当	単独：47.44円／12.00円
※予想EPSは「今期（IPO時）予想純利益÷上場時発行済株式数」で計算したもの。

コラントッテの業績コメント

　2021年9月期の業績は、売上高が前期比22.1％増の35.2億円、経常利益が同22.7％増の6.0億円と増収増益の見通しとなっている。

　新製品の積極的な市場投入に取り組み、売上の増加に大きく貢献した。また、販促活動として、新聞、雑誌、SNSなどの媒体を活用し新製品の紹介やマーケティング活動の強化に取り組んでいる。このような全社での経営強化策のもと、ホールセール部門については、国内卸販売は引き続き重要取引先に対して様々な施策を行うキー・アカウント・マネジメント（重要取引先管理）による販売強化に努めた。

　また、「巣ごもり消費」現象でインターネットやテレビ、ラジオ等の通販取引先との取引が好調に推移した。海外卸販売は、主要取引先国の政情不安やコロナ禍の影響による市場の冷え込みが依然続いており厳しい結果となった。一方、2021年1月に中国のTmallに出店して越境ECを開始し、好調なスタートとなった。

　リテール部門については、2020年10月に新静岡セノバ店を新規出店、2020年11月に大丸心斎橋店がリニューアルオープンしたが、緊急事態宣言発出の影響により来店客数が大幅に減少した。イーコマース部門については、マーケティング活動の効果により認知度が向上したことや新製品の販売が好調に推移したことに加え、新型コロナウイルス感染症の影響による外出自粛状況によって生まれた「巣ごもり消費」現象及び12月のギフト需要と宇野昌磨限定モデルの発売により、大幅に訪問客数とCV率が伸びたことで、売上高が伸びた。

　なお、通期計画に対する第2四半期末時点における進捗率は、売上高17.2億円で48.9％、経常利益3.9億円で66.1％となっている。

コラントッテの詳細情報

■基本情報
所在地	大阪市中央区南船場2丁目10番26号
代表者名（生年月日）	代表取締役社長 小松 克已（昭和32年2月2日生）
設立	平成9年10月13日
資本金	1000万円（令和3年6月4日現在）
従業員数	88人（令和3年4月30日現在）
事業内容	医療機器及びヘルスケア商品の製造、販売等

■売上高構成比率（2020/9期 実績）
品目	金額	比率
リテール部門	251 百万円	8.7％
ホールセール部門国内卸	2,281 百万円	79.0％
ホールセール部門海外卸	50 百万円	1.8％
イーコマース部門	302 百万円	10.5％
合計	2,886 百万円	100.0％

■大株主上位4位
順位	株主名	保有株数	保有シェア
1	小松 克已	320万株	40.00％
1	(株)アーク・クエスト	320万株	40.00％
3	小松 由美子	80万株	10.00％
3	和田 百子	80万株	10.00％
合計		800万株	100.00％

■その他情報
手取金の使途	運転資金として、（1）プロモーション費用、(2)EC取引拡大のためのマ ーケティング費用、(3)採用活動費及び人件費に全額を充当する予定
関係会社	－
VC売却可能分（推定）	－社 －株（売出し・保有期間などの制限があるもの以外）
直近有償第三者割当	年月日	－年－月－日
	割当先	－
	発行価格	－

◆「コラントッテ」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
野村證券
SBI証券［最短翌日に取引可能］
SMBC日興証券［最短3日で取引可能］
楽天証券［最短翌日に取引可能］
岩井コスモ証券［最短3日後に取引可能］
丸三証券
松井証券［最短3日後に取引可能］
LINE証券［最短翌日に取引可能］
DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
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コラントッテの銘柄紹介

 同社は、家庭用永久磁石磁気治療器（家庭用磁気治療器）の製品開発及び販売を行っている。製造については、製造委託先に外部委託している。また、同社はコラントッテ事業とCSS事業の2つの事業に分類している。

 「健康に関する領域」での事業展開として、主にコラントッテ事業を営んでいる。Colantotteは同社の中核をなす家庭用磁気治療器を展開するブランドで、同製品は装着部位の血行を改善し、こりを緩和する効能・効果を提供する健康用品である。家庭用磁気治療器とは、厚生労働省が指定した第三者認証機関から認証を受けた管理医療機器である。さらに同社では、韓国での医療機器認証、EUでの医療機器のCEマーキング（製品をEU加盟国へ輸出する際に安全基準条件を満たすことを証明するマーク）及び日本での医療機器の品質マネジメントシステムに関する国際規格であるISO13485を取得している。

　Colantotte製品の機能面での最大の特徴及び差別化ポイントは、一般的な磁気治療器は同極配列のため、同極同士で反発し合うことや深く磁力が影響しないことがあり、点での効果となっているが、同社の場合は、独自技術である永久磁石の「N極S極交互配列」により磁場の死角をなくし、磁力を広範囲に影響させることで、点ではなく面で高い効果が期待できることである。

　加えて、豊富なデザインやカラー展開及びほぼ全ての部位をカバーする幅広い製品ラインナップにより、性別、年齢を問わず様々な生活シーンで使用できるラインナップを揃えている。具体的には、首・肩用にネックレスシリーズ、腕用にループシリーズ、腰・背中・膝・肘用にウエアやサポーターシリーズ、その他では枕、インソール、パッチなどのアイテムラインナップがある。

　また、Colantotteブランドの新しい製品ラインとして2019年4月からColantotte RESNO（コラントッテ レスノ）の販売を開始した。同ラインでは、「今日の疲れをケアして、ベストな明日をつくる」というコンセプトで家庭用磁気治療器にこだわることなく健康の3大要素である「運動」「休養」「栄養」の側面から日常のヘルスケアをサポートするための製品を展開しており、現在のラインナップとしては、筋運動をサポートしたり運動時の筋疲労を軽減するアイテムとして、リラクシングウエア（スイッチングウエア シャツ/パンツ）、リラクシングクリーム（リラクシング アロマクリーム）、サプリメント（ウェルビィサプリメント マルチビタミン＆ミネラル）、EMS（デュアルパッド）、ソックス（プロエイドソックス）がある。

　なお、「生活不安に関する領域」での事業展開として、「大切な人を守りたい」との想いから、緊急医療行為に際し家族の承諾が必要な場合や認知症、独居高齢者の身元確認等が必要な場合の緊急時連絡サービスとしてCSS（コラントッテ・セーフティ・システム）事業を行っている。顧客がCSSに会員登録し、会員固有のID番号及びCSS管理センターのフリーダイヤルが記された緊急時連絡カード、ペンダント、キーホルダーのいずれかを携帯することで、外出先で意識不明やその他何らかの事情により会員本人が家族等に連絡できない状況に陥った場合でも、救急・警察からの連絡を受けたCSS管理センターが、24時間365日迅速にあらかじめ登録された最大5件の緊急連絡先に連絡を取るサービスである。

コラントッテの投資のポイント

　デジタル社会の進展で眼精疲労や悪姿勢に起因する「肩こり」人口は増加しているという。高齢化も相まって健康増進への意識が高まり、医療機器・ヘルスケア商品への追い風が期待されるだろう。実際、業績はコロナ禍による営業制限等の影響を除けば順調に拡大。

　ただ、公開規模は軽量感に乏しい。昨年来、公開規模20億円以上40億円未満のマザーズIPOは14社あり、公開価格に対する初値騰落率は平均+56.5％。直近では5～7割高程度の初値を付けたケースが多いが、6月後半のIPOラッシュを前に全体として初値水準が低下してきたのは気掛かりだ。

　同社は、家庭用永久磁石磁気治療器の製品開発及び販売を行っている。製造については、製造委託先に外部委託。「Colantotte」は同社の中核をなす家庭用磁気治療器を展開するブランドで、装着部位の血行を改善し、こりを緩和する効能・効果を提供する健康用品。家庭用磁気治療器とは、厚生労働省が指定した第三者認証機関から認証を受けた管理医療機器。さらに、韓国での医療機器認証、EU（欧州連合）での医療機器のCEマーキング（製品をEU加盟国へ輸出する際に安全基準条件を満たすことを証明するマーク）及び日本での医療機器の品質マネジメントシステムに関する国際規格であるISO13485を取得。一般的な磁気治療器は点での効果となっているが、同社製品は独自技術で点ではなく面で高い効果が期待できる。

　販売チャネルは「リテール部門（前期実績で売上高の8.7％、直営店18店舗）」「ホールセール部門（同80.8％、8カ国に海外代理店）」「イーコマース部門（同10.5％）」の3つ。製品群別ではネックレス類が同84.0％を占める。

　業績面について、2021年9月期は売上高が前期比22.1％増の35.2億円、経常利益が同22.7％増の6.0億円と増収増益の見通しとなっている。プラス要素として通販系取引先の伸長、取引先の新規店舗への導入計画及び既存取引先店舗の売場面積の拡大、取扱品目の拡充、大型の新規取引など、マイナス要素としてコロナ禍による来店客・インバウンド客数の激減、催事売上の減少や緊急事態宣言の影響が挙げられている。

　想定仮条件水準の今期予想PERは19～23倍程度。健康・美容器具を手掛ける類似企業との比較では妥当な水準だろう。年間配当は1株当たり12.0円を予定しており、安定した配当を継続して実施していく方針。

　公開規模については20億円台となる見込み。小松克已社長とその資産管理会社、配偶者である小松由美子取締役、それに親族で発行済株式の全てを保有しており、公開株以外が市場流通する余地は乏しい。また、7月上旬のIPOスケジュールに過密感はなく、7/8に同時上場する企業もない。ただ、6月下旬のIPOラッシュ通過で環境が改善するか慎重に見極めたい。

◆「コラントッテ」IPOに申し込めるおすすめ証券会社
野村證券
SBI証券［最短翌日に取引可能］
SMBC日興証券［最短3日で取引可能］
楽天証券［最短翌日に取引可能］
岩井コスモ証券［最短3日後に取引可能］
丸三証券
松井証券［最短3日後に取引可能］
LINE証券［最短翌日に取引可能］
DMM.com証券 ※委託販売の配分がなかったため取扱中止
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