また、よくいわれるように、ストックがたくさんあると、ついムダに使ってしまう(たとえば、ティッシュを余分に使いすぎてしまう……など)といった側面もあるため、買いすぎも考えものです。
過去を振り返ると、増税の直前には、住宅の駆け込み需要が見られました。たしかに、住宅のような大きな買い物では増税の影響も大きくなるわけですが、これに関しては住宅ローン控除(住宅ローン減税)の拡充があるので、増税の負担はある程度相殺されます。また、同じく高価な買い物として車が挙げられますが、やはり自動車税などの見直しがあるので、増税前に買うメリットは限定的です。
そう考えていくと、増税するからといって買っておくべきものは、大してないのです。買っておいてもいいものを挙げるとするなら、ずっとほしかったブランド品や、値崩れしにくい白物家電くらいでしょうか。恐らく、2014年の3月頃には「さよなら5%セール」のようなものが町中のあちこちで見られるでしょう。このとき、むしろ躍らされて買いすぎないように、注意すべきです。
今のうちから、増税によって負担増となる金額を計算しておこう
増税前に焦ってしまうのは、「増税=大変なことになる」という恐怖心のようなものが、必要以上に膨張しているからではないでしょうか。この恐怖心を抑え込むためには、実際に消費税が8%になると、家計の支出がどの程度増えるのかを計算してみるのが一番です。
家計簿をつけている方は、それを見ながら食費、日用品費など、あらゆる支出(医療費など、消費税が発生しないものは除く)が、それぞれどれだけ負担増になるかを計算してみてください。家計簿をつけていない方は、まず1カ月の支出を費目ごとに書き出してみましょう。
たとえば、月の食費が4万円なら、現状消費税は2000円です。それが、8%になったら、3200円まで増加することになります。このような計算を費目ごとに行い、毎月どれだけ負担が増えるのか割り出します。
結果を見て、「意外と多い」と感じるかもしれませんし、「案外少ないな」と感じる場合もあるかもしれません。どちらにせよ、漠然と不安に感じているよりは、具体的な数字がわかっていたほうが、覚悟を決めて増税に臨むことができます。
現在、きちんと毎月貯蓄し、支出も費目ごとに予算を決めて管理できている人は、増税によってくれぐれも貯蓄を減らさないようにしてください。貯蓄は死守し、それぞれの費目を少しずつ削ることで、現在の支出の割合を維持することが重要です。
しかし、その「割合を維持する」というのが、非常に難しいところです。そこで次回は、割合維持の方法について、考えていきたいと思います。
(構成/元山夏香)
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◆三井住友カード(NL) |
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0.5~7.0% | 永年無料 | VISA Master |
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◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~7.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD | |
【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、Apple PayやGoogle Payに「三井住友カード ゴールド(NL)」を登録して「Visaのタッチ決済」または「Mastercardタッチ決済」を利用すれば、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルド、サイゼリヤ、バーミヤンなど、対象のコンビニや飲食店では還元率7%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトでご確認ください。※2 一部店舗および一定金額を超える支払いでは指定の決済方法を利用できない場合、または指定のポイント還元にならない場合あり。iD、カードの差し込み、磁気取引による決済は7.0%還元の対象外。 |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆JCB CARD W(ダブル) |
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永年無料 | JCB | QUICPay | |
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◆au PAY カード |
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1.0~2.0% |
初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※) |
VISA Master |
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【au PAY カードのおすすめポイント】 通常還元率1.0%でPontaポイントが貯まり、マツモトキヨシやかっぱ寿司などの「au PAY ポイントアップ店」では還元率1.5~2.0%以上に達する、auユーザー以外も得するクレジットカード! しかも、初年度は年会費無料、2年目以降は年会費1375円(税込)だが、年に1回でもカード決済、もしくは携帯電話などのauのサービスを利用していれば次年度以降の年会費も無料に! ※ 2年目以降1375円。ただし、年一回でも利用した場合、もしくは「au ID」に「au PAY カード」を紐付けて、携帯電話などのauサービスを利用している場合は次年度無料。 |
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◆セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digital |
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0.5~2.0% (※1) |
初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※2) |
AMEX | Suica | |
【セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digitalのおすすめポイント】 通常還元率は0.5%だが、QUICPay決済を利用した場合は還元率2%に大幅アップ!(※3)セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンといったコンビニはもちろん、マツモトキヨシやツルハグループなどのドラッグストア、ビックカメラやヨドバシカメラといった家電量販店など、QUICPayを利用できる店舗ではいつでもどこでも還元率2%になるので非常にお得! 貯まるポイントは、有効期限のない「永久不滅ポイント」なので、ポイントの失効を気にする必要がないのもメリット! ※1 通常1000円(税込)につき1ポイント貯まる永久不滅ポイントを 「1ポイント=最大5円相当」 の商品に交換した場合の還元率。交換する商品によっては、1ポイントの価値が5円未満になる場合あり。※2 2年目以降は1100円(税込)。ただし、年一回でもクレジットカードの利用があれば次年度以降も無料。※3 年間合計30万円までの利用分が対象。以降は還元率0.5%。 |
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