ザイ・オンライン「ふるさと納税」担当ライターが
地元の応援のために現地を訪問して突撃取材を敢行!
岡山県の「吉備中央町」が「ふるさと納税」の制度を大きく変えたのは今年の7月1日のこと。その情報を知った、ザイ・オンラインの「ふるさと納税」記事を執筆してきた担当ライター・Aは驚いた。
というのも、担当ライター・Aの出身地は岡山県岡山市。岡山市から吉備中央町までは車で60分ほどの距離ということもあり、「地元の応援も兼ねて、ぜひ現地取材に行かせてください!(お盆の帰省も兼ねて!)」と直訴したところ、担当編集者から「実際に現地を見て、『どうしてこんなにお得な特典が用意できるのか』を確かめてこい!」と取材を許可してもらうことができた。
早速、現地取材のために調べてみると、「吉備中央町」への「ふるさと納税」のお得度は「日本一」と言っていいレベルということが判明!

「吉備中央町」では7月1日に「ふるさと納税」の特産品をリニューアルし、「1万円(実質2000円)の寄付でコシヒカリ20kg(2万円なら40kg、3万円なら60kg)」を「ふるさと納税」のお礼として寄付者に贈ることになったのだが、これはザイ・オンラインで掲載中の「ふるさと納税ランキング~お米編」で第1位に君臨してきた「長野県阿南町」の「1万円の寄付で新米20kg」と同等の驚異的なコストパフォーマンスになるのだ!
(関連記事⇒【2014年度版】お得な「ふるさと納税」ランキング~お米編~特典に「お米」がもらえるコスパ最強の自治体は?)
「ふるさと納税」は、納税(寄付)した翌年に確定申告をすれば、寄附金控除の適用下限額である2000円を超える部分は、一定の上限まで所得税・個人住民税から全額が控除の対象となる制度。いくら控除されるかは納税者によって異なるが、例えば控除の対象となる寄付金の上限額が3万円の場合、適用下限額である2000円を引いた額、すなわち2万8000円が控除対象額となる。
つまり、「吉備中央町」に3万円を「ふるさと納税」しても、実際には2万8000円が控除対象額となるため、実質2000円でコシヒカリを60kgももらえるということ。「ふるさと納税」をすると特典として「お米」をもらえる自治体は多いが、その多くは「1万円で5~10kg」なので、「吉備中央町」では相場の2~4倍のお米(しかもコシヒカリ!)をもらえるという、とんでもないコストパフォーマンスの良さを実現したのだ。
(※当初予定のお米の数量に達する見込みとなり、「米作り農家応援事業」のふるさと納税の受付は、9月12日の午前8時をもって終了となりました。なお、「22世紀の理想郷(ふるさと)づくり事業」に対するふるさと納税は引き続き受付中です。申込ページはこちら!⇒吉備中央町ふるさと応援サイト)
岡山県出身の「ふるさと納税」担当ライターとしては「吉備中央町」の英断を見過ごすことはできない! というわけで、「ふるさと納税コスパ日本一」の「吉備中央町」が「なぜ大盤振る舞いを始めたのか?」「寄付する人やお米を提供する農家の皆さんの反応はどうなっているのか?」を探るべく、「吉備中央町」に取材に行ってきました!
本当に「農家を応援する自治体」を目指して
長野県阿南町をお手本に「ふるさと納税」制度をリニューアル!

「吉備中央町」は、2004年10月に「加茂川町」と「賀陽町」が合併して誕生した新しい町で、沿岸部に位置する山陽新幹線・岡山駅から車で約1時間のところにある。岡山県のほぼ中央に位置することから“岡山県のヘソの町”としても知られている。総面積は268.73平方キロメートルで、人口は約1万2500人、世帯数は約5600世帯ほど。気候的には内陸性でこの時期は県南部に比べてやや涼しい地域でもある(残念ながら取材当日の8月8日は台風の影響で大雨でした!)
そんな「吉備中央町」の最大の特徴は、同町が位置する標高の高さ。昔から「吉備高原」とも呼ばれるほど標高が高く、場所によっては100~500mもの高低差がある。実は、この「標高の高さ」こそが、「吉備中央町」が「1万円でコシヒカリ20kg」という太っ腹な特典を実施するに至る理由があるのだが……。とにかく、最初は「ふるさと納税コスパ日本一」を実現した理由を探るため、「吉備中央町役場」に向かった。
役場を訪れると、その入り口には「ふるさと納税」で3万円を寄付すればもらえる「一俵(60kg)」の米俵が!「吉備中央町」が今回の「ふるさと納税」制度のリニューアルにかける意気込みが伺える。


今回、お話を伺ったのは、吉備中央町役場で「ふるさと納税」を担当する吉備中央町役場恊働推進課の課長・岡﨑道雄さん。岡崎さんは昨年までの「吉備中央町」の「ふるさと納税」の件数を「非常に寂しい数字だった」と振り返る。
「『ふるさと納税』には2008年から取り組んできました。申し込み数は08年度に13件だったものが、12年度には40件、13年度には64件と少しずつ伸びてはきていたんですが、他の人気の自治体に比べると、正直言って非常に寂しい数字だったんです。もちろん、寄付をしてくださる方々には感謝、感謝だったんですが、『これは行政としてなんとかしないと』と、役場内や町議会でも話し合っていたんです。しかし、なかなかいいアイデアが浮かばなくて……」
そんな折、山本雅則町長が東京で行われた全国規模の会議に出席。そこで「長野県阿南町」の「ふるさと納税」への取り組み方を知ることになった町長は「これを吉備中央町にも取り入れることができるでは!?」と考え、すぐに実現に動き出した。
「阿南町さんの『ふるさと納税』のやり方、特に農業支援に特化した『農業支援ふるさと納税制度』を聞いた町長が、『これは吉備中央町に取り入れることが可能ではないか』と感じたんですね。阿南町の取り組みは聞けば聞くほど目からウロコなことばかりで、町長が吉備中央町に戻ってから、すぐに『ふるさと納税』の制度を見直すという通達がありました。私たちも阿南町さんを見習うべく、昨年末に視察に行かせてもらったんです」
なんと、ザイ・オンラインでも「お得な『ふるさと納税』ランキング〜お米編〜」第1位の阿南町が、吉備中央町の制度改革の大きなきっかけとなっていたのだ。吉備中央町では今年の年明けからすぐに2014年度の導入を目指し、急ピッチで準備を始めた。
とはいえ、阿南町と同等の「1万円の寄付でコシヒカリ20kg」という特典を用意するのは容易なことではないはずだ。
“農業立町”を掲げる町だからこそできた「1万円で20kg」。
行政にかかわって初めて「明るいニュース」を提供できた!
しかし、吉備中央町には「1万円の寄付で20kg」を実現できる理由があった。

「吉備中央町は昔から“農業立町”を大きく掲げてきたんです。ここは“荘園”(西暦750年頃に豪族や貴族が開墾した同族専用の田んぼ)という稲作にまつわる古い歴史もあるほど、とにかく稲や田んぼと共に歩んできた土地で、今も人口の約6割が米作り農家(兼業農家含む)です。中間業者などを含めると、お米に関わる町民の割合はもっと多いでしょう」
ところが、多くの地方自治体が抱える悩みが吉備中央町の農家にも重くのしかかっていたのだ。
「年々お米の買取価格は下がる一方で、TPPの問題や農家の次の担い手がいないという問題を抱えています。行政も『農家を応援する!』とは言っていたものの、実際には手をこまねいているばかりの現状でした。恥ずかしながら、そんな中でも『ふるさと納税』の特典にお米を用意するということは思いつかなかった。ただ、阿南町さんの取り組みを知ってからは、そういった過去の吉備中央町を変えていかないといけないと。だから我々行政と、町民、農家さんが一丸となって、太っ腹と言ってもらえる『米づくり農家応援事業』を立ち上げたんです」
吉備中央町は昨年度まで「ふるさと納税」の寄付金で行う事業として「22世紀の理想郷づくり事業」を掲げて「子育て支援・地域医療の充実・高齢者福祉の充実」「環境保全・安全な町づくり」などを行っていたが、今年度からは「米づくり農家応援事業」を導入して「寄付金による生産者からの米の買い付け」を行うことを決定。現状はこの二本柱で「ふるさと納税」を継続中だ。後者の事業が今回注目の特典につながっている。
以前から“農業立町”を掲げてきただけあって、吉備中央町内の米農家による年間米収穫量は約3000トン以上もある。そこで吉備中央町では、「ふるさと納税」をした寄付者に贈呈する精米の量を1000俵(6万kg)、農家から買い取る玄米の量を1100俵(6万6000kg)に設定(買い取る玄米の量が精米の量より多いのは、精米時に多少のロスが生じるため。買い取りを希望する町内の農家を募り、流通価格よりも高値で米を買い取り、直接的に農家を支援する方法を開始したのだ。
「ふるさと納税」を利用した米の買い取りは農家に大人気で、初回は抽選で顔取る農家を選ぶことになり、残念ながら抽選に漏れた農家もあったという。しかし、「ふるさと納税コスパ日本一」として注目を浴びて寄付件数も増加していることから、農家には今後に期待してもらいたいと岡﨑さんは話す。
「私自身、行政に関わって30年以上が経ちますが、今回の『ふるさと納税』制度のリニューアルのように、周囲からの反応がよく、明るいニュースとして取り上げられる経験は初めてです。吉備中央町が掲げる『米作り農家応援事業』は寄付金をダイレクトに農業に回し、農家からの買取価格をこれまでの流通価格より少しでも高くして、農家の人に自信と元気を取り戻してほしいという事業。そして最終的には、全国の皆さんに吉備中央町のお米を口にしてもらうことが目標です。『吉備中央町のお米は美味しい!』と感じていただき、町の知名度アップにもなればうれしいですね」

7月にリニューアルした新制度の今年度の目標寄付金額は3000万円だったが、なんとちょうど取材に訪れた8月8日に目標を達成! 8月8日時点で、申し込み数は1590件、寄付金額は約3023万円と、昨年よりも件数、金額ともに大幅に増加した。わずか5週間ほどで当初の目標を超えたことで、新たに買い取りを希望する農家を募集して、さらなる寄付金額のアップを目指す予定だという。
まずは新しい制度に町と役場が慣れることに重点を置いているため、現在も「ふるさと納税」を受付中ではあるが、収穫量と収穫時期の都合で早期に締め切る可能性もあるということなので、「吉備中央町」の「ふるさと納税」したい人は早めに申し込んだほうがいいだろう
(※当初予定のお米の数量に達する見込みとなり、「米作り農家応援事業」のふるさと納税の受付は、9月12日の午前8時をもって終了となりました。なお、「22世紀の理想郷(ふるさと)づくり事業」に対するふるさと納税は引き続き受付中です。申込ページはこちら!⇒吉備中央町ふるさと応援サイト)

今回、ライターAも取材中に実際に町役場で「ふるさと納税」を行った。同じ岡山県民として、お得にもらえる地元のコシヒカリを東京で食べるのが楽しみだ!
しかし、もしコシヒカリの募集が締め切られたとしても、従来の「22世紀の理想郷づくり事業」の特典には吉備中央町特産の「ピオーネ」や「ブルーベリー」「チーズ」などがもらえるので、こちらもぜひ食べてみてほしい。
「ふるさと納税」の特典のお米を提供する農家を直撃!
吉備中央町が掲げる「安全・安心の米づくり」とは?
では、実際に寄付者の元に届く吉備中央町のお米(コシヒカリ)とは一体どんなお米なのか?

次にライター・Aは「吉備中央町役場」の岡崎さんに紹介してもらい、吉備中央町で農業を営む小柳恵一さんのもとに向かった。
小柳さんは米農家が集まって設立した農事組合法人大明神組合の組合長も務める人物。吉備中央町の米づくりに詳しい小柳さんに、吉備中央町で収穫され、「ふるさと納税」でもらえるお米について話を聞いた。
町の人が自慢する「吉備中央町のお米」とはどんなものなのか?
「吉備中央町の米づくり文化の起源は縄文時代までさかのぼります。これはこの土地で発掘されている出土品からわかることなんですが、とにかく人とお米との付き合いが長い。ということは、それだけ米づくりに適した土地ということなんです。『吉備高原』と呼ばれるように標高も高くて寒暖差が大きいので、お米が昼間にしっかりと成長し、夜はぐっすりと眠る。このプロセスがこの町のうまいお米の秘密なんです。ちなみに、組合名の『大明神』とは吉備中央町の山手にある池の名称なんですが、この池よりも上には家屋がなく、家庭排水が混じることがない、とてもキレイな水なんです。我々にとっては“天水”とも言える水を使って米づくりをしていることもおいしいお米が育つ理由でしょう」
取材当日は台風が近づいていたために雨が降っていたが、晴れているときは実に清々しい田園風景が広がる。吉備中央町ではお米のほかに「ピオーネ」や「桃」、「ブルーベリー」といった特産品が収穫できる。これらの果物もお米同様に特有の寒暖差と水質の良さによって、とてもおいしく育つそうだ。
さらに詳しく話を聞くと、吉備中央町のお米は一般的なお米よりも丹精込めてつくられていることがわかった。この自然環境をより生かすために、吉備中央町では1978年から1990年にかけて大規模な農地整理を行い、404枚あった田んぼを109枚に結合させ、より農家が管理をしやすくすることで「安心・安全な米づくり」を具現化させていったという。

「吉備中央町では約10年前まで、18種類の農薬や化学肥料を使用していましたが、それを9種類にまで減薬したんです。しかし、ただ減薬するだけではダメで、減薬しても立派に育つ工夫が必要になります。例えば、ウチではまず“種籾(種にする米)”の段階から60度のお湯で10分以上の熱湯消毒をします。そして化学肥料ではない堆肥(有機質肥料)を一つの田んぼに1~2トン、隈なく入れていきます。化学肥料は一時的には効果があるんですが、すぐにその効果が薄まってしまうんですが、有機質肥料なら効果が長続きしやすく、鉄やマンガン、カルシウムなどの栄養素と腐食質(植物などが腐ったもの)が田んぼに時間をかけてジワーっと広がっていく。つまり、吉備中央町では近代的な農業から昔の稲の育て方に近づけているとも言えます。それが結局は安全で食べる人への安心につながるお米になると考えています」
しかし、化学肥料を減らせば、それだけ手間がかかる。近年の買取価格は1俵(60kg)で1万1000円前後だったが、吉備中央町の農家の育て方では買取価格が最低でも1万6000円前後でないと採算ベースには合わなかったという。そこで、吉備中央町では「ふるさと納税」で集まった寄付金を活用して、1俵1万7000円で買い取ることにした。お米を手間暇かけて育てている農家にとって、「ふるさと納税」で買い取られるのは一般に流通させるよりもとてもメリットが大きいことがよくわかる。

「国や町から“農家さんガンバレ、ガンバレ!”と言われても、価格が安いんじゃあ、やる気もなかなか起きないのが人間であって、そこには魅力もなくなってしまうんですよ。だから、この『ふるさと納税』は農家からすると大変助かるんです。採算もつくし、長い目で見ても生活が成り立って、吉備中央町の農業を託すことになる次の世代の若者にも胸を張って農業を勧められるようになります。先祖伝来の田んぼは守っていかなくてはいけないし、そもそも吉備中央町から農村の景観が減っていくと寂しいですからね。この『ふるさと納税』をきっかけにして、全国に吉備中央町のコシヒカリが広まっていけばうれしいですね」
吉備中央町の農家だけでなく、吉備中央町に「ふるさと納税」をする寄付者にとっても、化学肥料をなるべく使わない「安心・安全なお米」を食べられるのはうれしい限りだ。しかも、それだけ手をかけて育てたお米20kgを、実質2000円という破格の値段でもらえるのだ。これを活用しない手はない!
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「ふるさと納税」で親しみが湧けば、
ぜひ一度「吉備中央町」を訪れてみよう!
「ふるさと納税」を活用すると縁もゆかりもない土地でも、その土地の自慢の特産品を味わうことで、親近感が生まれるのは「ふるさと納税」をしたことがある人ならわかるだろう。地元出身のライター・Aとしては、「ふるさと納税」で吉備中央町を知り、興味を持ったり、親近感を持っりした人には、ぜひとも同地に足を運んでもらいたい。吉備中央町には自然がたっぷりで、水と空気がキレイな町には、魅力的なスポットも数多くあるからだ。
そこで、ここからは吉備中央町の町の人がおすすめしてくれた観光スポットを紹介していこう。
グルメでは「手打ちそば そば工房くずはら」がおすすめ。山間の中腹にある“隠れ屋そば道場”でこだわりの食材を使った本格手打ちそばが堪能できる。完全予約制なので事前にチェックしてから行こう。
また、女性におすすめなのは、花に包まれているカフェ「Flower and cafe 花空間 ivory」だ。優しい店主と奥さんの手作りスイーツとベーグル、そしてサイフォン式で淹れられたコクの深いコーヒーで贅沢なひと時を楽しめる。
旅で疲れた体を癒すなら「小森温泉」や「湯の瀬温泉」もおすすめ。「小森温泉」は岡山県藩主池田継政が享保年間に開発した湯治場としても有名で、「湯の瀬温泉」は県下でもっとも湯質がいいと言われる薬効成分の高い温泉だ。
そのほかにも、大自然を馬に乗って堪能できる「岡山乗馬クラブ」や農業体験ができる「百姓王国」などのレジャー施設、吉備中央町の特産品を揃えた道の駅「かもがわ円城」、大きな望遠鏡を備えたドーム型の天体観測室がある町営の宿泊施設「アストロコテージ・ガリレオ」など、レジャーでもグルメでも買い物でも、ファミリーで楽しめる場所が数多くある。
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今回の現地取材では「ふるさと納税」をする人だけでなく、地元の役場や町民にとってもメリットは大きく、しかも特産品を提供する農家にとっては高齢化や過疎化による後継者問題などの「死活問題」を解決する可能性を秘めていることもわかった。
最近では「ふるさと納税の特典の豪華さ」に対して、「制度を歪めている」という批判も聞くようになってきたが、一時的な雇用を生んでも負債が残る「箱モノ行政」よりも、もっと根本的な「地方活性化」の対策として、「ふるさと納税」の効果はとても高いと実感できた。
さらに、「ふるさと納税」を通して、吉備中央町のことが全国に知られるようになって観光客が一人でも増えれば、それによってまた一つの産業が誕生し、町が活性化していくはずだ。
ぜひ一度、今回紹介した我が故郷・岡山県が誇る「コスパ日本一」の「吉備中央町」に「ふるさと納税」をして、その良さを実感してみてほしい!
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(取材・文/東賢志[A4studio])
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