
「マイル」「ポイント」「旅行」が筆者の趣味なのだが、その他にも通信機器やインターネットの趣味がある。実際、筆者は、自分と妻の2人分の名義で携帯電話などを32回線も契約して使用している。

さらに、マイルやポイントを利用して海外旅行に行った際には、現地のSIMカードを利用するので、SIMフリーのスマートフォンも何台か所有している。
最近、各社から様々な格安SIMが発売されているが、2016年3月25日(金)には、So-netから「MILEAGE SIM(マイレージ シム)」という格安SIMが発売された。このSIMは、その名のとおりマイルが貯まる仕組みになっている。
格安SIMのメリットを解説!
携帯電話料金が月額500円以下になるSIMカードも
So-netの「MILEAGE SIM」を紹介する前に、まずは格安SIMについて簡単に解説しておきたい。
携帯電話は、SIMカードと呼ばれるICチップを本体に刺すことで通話やデータ通信ができるようになるが、格安SIMとは、毎月の通信料金が安いSIMカードのことだ。
(関連記事⇒「格安SIM」でスマホ代を劇的に安くする節約術!デジタル音痴の人向けにスマホ用の「格安SIM」で携帯電話料金を削減するメリット&使い方を解説!)
人にもよるが、大手の携帯電話キャリアと契約していると、スマートフォンの月額料金は5000円以上になってしまう。平均では7000円~8000円はかかってしまうのではないだろうか。しかし、最近になって続々と格安SIMが登場し、月額2000円以下、安いものなら月額500円以下という料金で、スマートフォンを利用できるようになった。
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格安SIMはMVNO(仮想移動体通信事業者)がサービスを提供しており、これらの会社は自社で通信設備を持たず、他社の通信設備を借りることにより、低価格のサービスを打ち出すことを実現している。

なお、「MILEAGE SIM」は、So-netがドコモの回線を借りて提供している。そのため、このSIMカードをドコモの携帯電話に挿すことにより、すぐに使用可能となる。ドコモ以外の携帯電話の場合でも、「SIMフリー」と呼ばれる携帯電話であれば、使用可能だ。ただし、機種によっては様々な制限が発生する場合もあるため、SIMカードを購入する前に、自身が持っている携帯電話で使用可能かどうか、So-netに問い合わせるなどの確認をすることをおすすめする。
So-netの格安SIM「MILEAGE SIM」は、
余った通信量がANAマイルに交換されてお得!
それでは、「MILEAGE SIM」の料金プランと付与されるマイルについて解説しよう。
「MILEAGE SIM」のデータ専用プランの料金は、通信量が月3.5GBで月額1100円(税抜)、月7GBで2100円(税抜)となる。その他のプランの料金は下記の通りだ。
■「MILEAGE SIM」の料金プラン | ||||
データ専用 | 通話機能付き | 通信速度 | ||
SMSなし | SMSあり | |||
3.5GBプラン | 1100円 | 1240円 | 1800円 | 下り最大300Mbps 上り最大50Mbps |
7GBプラン | 2100円 | 2240円 | 2800円 | |
※料金はすべて税抜。どのプランでも月々20マイル付与、余った通信量300MBにつき10マイル付与。マイルは利用月の翌月末日までに積算。 |
「MILEAGE SIM」の入会時にANAマイルが250マイル付与され、契約中は毎月20マイルが付与される。さらに、使い切らなかった通信量300MBにつき10マイル付与される仕組みとなっている。
仮に、通信量が月3.5GBのプランを契約していて、通信量をまったく使わなかった場合、20マイル+110マイル(3300MB分)=130マイルが毎月付与される。使い切れなかった通信量を無駄なくマイルに変えることができるので、利用者にとって親切な仕組みだろう。
ただし、その場合、月額1188円(税込)で130マイルの獲得なので、計算すると1マイル=10.9円となり、効率は悪い。したがって、マイルを獲得するために契約するのではなく、「どうせ格安SIMを契約するのなら、マイルが貯まるSIMにしよう」くらいの気持ちで契約したほうがいいだろう。
以上、今回は、ANAのマイルが貯まる格安SIM「MILEAGE SIM」について解説した。必要となる通信量は人によって異なるが、筆者の場合は、通信量を月5GBほど使っているので、月7GBのプランで契約してみようと考えている。自分がどれくらいの通信量を使っているかについては、自身が契約している携帯電話会社のサイトや端末の設定で簡単に確認できる。それでもわからない場合は、街中の携帯電話ショップに行って聞いてみるといいだろう。
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master AMEX |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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【楽天カードのおすすめポイント】 楽天市場や楽天ブックス、楽天トラベルを利用している人はもちろん、楽天ユーザー以外にもおすすめの「年会費無料&高還元」クレジットカードの代表格。通常還元率は1.0%だが、楽天市場や楽天ブックスでは最低でも還元率が3.0%以上に! また、「楽天ポイントカード」や電子マネーの「楽天Edy」との併用で、楽天グループ以外でも還元率は1.5~2.0%以上になる! ゴールドカードの「楽天プレミアムカード」も格安の年会費で「プライオリティ・パス」がゲットできてコスパ最強! |
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◆三井住友カード(NL) |
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0.5~5.0% | 永年無料 | VISA Master |
iD |
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【三井住友カード(NL)のおすすめポイント】 2021年2月に申し込み受付が始まった「三井住友カード」の新しいクレジットカードで、券面にカード番号が記載されていない「ナンバーレス(NL)」なのが特徴(カード番号はアプリで確認可能)。通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなどで「Visaのタッチ決済」または「Mastercardコンタクトレス」で支払うと、還元率5%に大幅アップ(※)するので、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなどを日常的に利用する人におすすめ! さらに、獲得できる「Vポイント」は、dポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、Tポイント、ANAマイルなどに交換できるほか、「1ポイント=1円」としてカード利用額に充当できるなど、ポイントの汎用性が高いのも魅力! ※ 一部店舗では還元率5.0%とならない場合あり。また、一部店舗および一定金額を超える支払いでは「Visaのタッチ決済」および「Mastercardコンタクトレス」が利用不可の場合あり。 |
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【関連記事】 ◆「三井住友カード(NL)」は年会費無料+高還元+最短翌日発行の“三拍子”が揃ったおすすめカード!「対象コンビニ&飲食店で最大5%還元」特典は利用価値あり! ◆「三井住友カード(NL)」は、年会費無料&対象コンビニで最大還元率5%のお得なクレジットカード! カード情報を記載していないのでセキュリティも抜群! |
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◆Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード |
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1.875% (※1) |
4万9500円 | AMEX | - |
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【Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードのおすすめポイント】 2022年2月24日に誕生した「スターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カード(SPGアメックス)」の後継カード。SPGアメックスと同じく、通常100円につき3ポイントが貯まり、「6万ポイント⇒2万5000マイル」の高い交換レート(=還元率1.875%!)でANAやJALなどの航空会社40社以上のマイルに移行可能! しかも、ポイントの有効期限は「最後にポイントが増減した日から2年間」なので“実質”無期限でマイルを貯められるのも大きなメリット。また、世界的ホテルグループ「マリオット・インターナショナル」との提携カードなので、カードを保有するだけで上級会員資格「ゴールドエリート」が手に入り、客室のアップグレードや14時までのレイトチェックアウトなどの特典が利用できる。さらに、年間150万円以上を利用したうえでカードを更新すると、シェラトンやウェスティンなどの同グループのホテルに2名まで無料で1泊できる「無料宿泊特典」(※2)がもらえるほか、年間400万円以上を利用するとワンランク上の会員資格「プラチナエリート」が手に入り、最大でスイートまでの客室アップグレード、朝食無料サービスなどの豪華特典が利用可能に! 家族カード1枚は年会費が無料(2枚目以降は年会費2万4750円・税込)になり、夫婦や家族でポイントが貯めやすくなっている。 ※1 6万ポイントを一度にマイルに移行した場合。1マイル=1.5円換算。※2 交換レートで5万ポイントまでのホテルに宿泊可能。追加で最大1万5000ポイントを支払って、6万5000ポイントまでのホテルに宿泊することも可能。 |
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還元率 | 年会費 (税込) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~5.5% | 永年無料 | JCB | QUICPay |
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【JCB CARD W(ダブル)のおすすめポイント】 39歳以下の人だけが申し込める、年会費無料の高還元クレジットカード!(40歳以降も継続して保有可能)通常還元率は1%、「ORIGINAL SERIESパートナー加盟店」のAmazonやセブン-イレブンなどでは還元率2%、「ポイントップ登録(無料)」をすれば「スターバックスカード」へのチャージで還元率5.5%に! |
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【関連記事】 ◆「JCB CARD W」は「楽天カード」などとほぼ同じ、年会費無料+還元率1~3%のJCBの入門用カード!Amazonやスタバをよく利用する20~30代は注目! ◆「JCB CARD W」は、年会費無料で還元率1%以上のお得な高還元クレジットカード!「JCB CARD W」のメリット・デメリットを他のカードと比較して検証! ◆JCB CARD W(ダブル)のメリットを解説!「年会費無料」「常に還元率1.0%以上」「ポイントの使い勝手が良い」と三拍子そろった高還元クレジットカード! |
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◆セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digital |
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0.5~2.0% | 初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※1) |
AMEX | Suica |
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【セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digitalのおすすめポイント】 通常還元率は0.5%だが、QUICPay決済を利用した場合は還元率2%に大幅アップ!(※2)セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンといったコンビニはもちろん、マツモトキヨシやツルハグループなどのドラッグストア、ビックカメラやヨドバシカメラといった家電量販店など、QUICPayを利用できる店舗ではいつでもどこでも還元率2%になるので非常にお得! 貯まるポイントは、有効期限のない「永久不滅ポイント」なので、ポイントの失効を気にする必要がないのもメリット! ※1 2年目以降1100円。ただし、年一回でもクレジットカードの利用があれば次年度以降も無料。※2 2022年10月31日までの利用分が対象で、2022年11月1日以降の還元率は未定。 |
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◆三井住友カード ゴールド(NL) |
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0.5~5.0% |
5500円 (ただし、年100万円以上の 利用で次年度から永年無料) |
VISA Master |
iD |
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【三井住友カード ゴールド(NL)のおすすめポイント】 2021年7月1日に発行が始まった、券面にカード番号が記載されていない“ナンバーレス(NL)”のゴールドカード。年会費5500円(税込)だが、年間100万円を利用すると(※1)、次年度から年会費が“永年無料”になるうえに、1万ポイントが「継続特典」としてもらえるのが大きな魅力! さらに、通常還元率は0.5%と一般的なクレジットカードと同等だが、セブン-イレブン、ローソン、マクドナルドなどで「Visaのタッチ決済」または「Mastercardコンタクトレス」で支払うと還元率5%に大幅アップ(※2)するなど、ポイントも貯まりやすくてお得! ※1 対象取引などの詳細は、三井住友カードの公式サイトでご確認ください。※2 一部店舗では還元率5.0%とならない場合あり。また、一部店舗および一定金額を超える支払いでは「Visaのタッチ決済」および「Mastercardコンタクトレス」が利用不可の場合あり。 |
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◆au PAY カード |
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1.0~2.0% |
初年度無料 次年度以降も 条件次第で無料(※) |
VISA Master |
- |
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【au PAY カードのおすすめポイント】 通常還元率1.0%でPontaポイントが貯まり、マツモトキヨシやかっぱ寿司などの「au PAY ポイントアップ店」では還元率1.5~2.0%以上に達する、auユーザー以外も得するクレジットカード! さらに、スマホ決済の「au PAY」へのチャージでも1.0%分のポイントが貯まり、「au PAY(コード払い)」の利用時に0.5%分のポイントが貯まるので、合計還元率1.5%でPontaポイントを2重取りできる! しかも、初年度は年会費無料、2年目以降は年会費1375円(税込)だが、年に1回でもカード決済、もしくは携帯電話などのauのサービスを利用していれば次年度以降の年会費も無料に! ※ 2年目以降1375円。ただし、年一回でも利用した場合、もしくは「au ID」に「au PAY カード」を紐付けて、携帯電話などのauサービスを利用している場合は次年度無料。 |
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