それほどお金をかけなくても豪華で優雅な生活をおくる技術が「格安セレブ術」だ。
私が人生で最初に「セレブ生活のゴージャスさ」を体験したのは、私がまだ12歳のとき。ホームステイでお世話になったロサンゼルスのホストファミリーのお宅での昼食時だった。
今から考えれば、そのご家庭はアメリカ西海岸の典型的な中流家庭だったのだと思う。ただ1970年代前半、高度成長期の日本とベトナム戦争に入る前のアメリカでは、豊かさのレベルが違った。
なにしろ驚いたのは普通の昼食を家で食べるのに、テーブルの真ん中に「ケンタッキーフライドチキン」のバーレル(!)が置かれていたことだ。あのバケツみたいな紙容器にフライドチキンが12個ぐらい入っている、今やお馴染みのアレである。
当時は、まだ昭和の中盤の時代。映画『三丁目の夕日』の時代からは7~8年が経っていたとはいえ、当時の日本では家での昼食にわざわざ高級な(!)レストランから食べ物をケータリングして帰るという習慣はなかった。
驚いたことに、ホストマザーはそのバーレルのフライドチキンを取り分けることなく、無造作に手でとって食べていいと言うのだ。とにかく、こんなおいしいチキンを食べたことはそれまでの人生でなかった。しかも、いくつ食べてもいいという体験もしたことはなかった。
さらに子ども時代の私が驚いたのは、この家庭ではオレンジジュースも日常的に飲めて、しかもおかわりは自由だったこと。食べきれなかったチキンは、ホストマザーが、足元で食事が終わるのを待っていた愛犬にひょいと無造作に投げていた。子ども心に「これがセレブ生活というものか!」と驚嘆したものだった。
日本が豊かになって、食べ放題・飲み放題がむしろ「セレブが手を出さない庶民の楽しみ」になったような今でも、私の豊かさの原点は「ケンタッキーフライドチキン」にある。
毎月28日はケンタッキーがお得!
フライドチキン4ピース+ナゲット5個で1000円!
さて、(「格安」とはいえ)セレブになった今も、むしょうに「ケンタッキーフライドチキン」をおなかいっぱい食べたいと思うときがある。コンビニチキンではなく、とにかくケンタッキーが食べたいときに、一番お得な価格で購入するにはどうすればよいか?
正解は「にわとりの日に買いに行く」である。毎月28日は「にわとりの日」ということで、ケンタッキーでは特別メニューの「とりの日パック」を用意している。
前提としてお伝えしたいのだが、「ケンタッキーフライドチキン」は基本的に大きな割引はしない。1ピース250円(税込)のチキンは4ピース買っても980円(税込)。バーレルに入った12ピースを買っても2940円(税込)という形で1個あたり5円しか安くならない。

しかし、にわとりの日の「とりの日パック」なら、チキン4ピースにナゲットが5個ついて通常価格1380円(税込)のところを、およそ30%オフの1000円(税込)で手に入れることができるのだ。ここで「それってナゲット5個が普段は400円ってこと?そもそもの値段が高くない?」などと思ってはいけない。純粋に「凄く安いぞ、にわとりの日!」と驚いて欲しいところだ。
このように毎月ある「特別に安い価格でおいしく食べられる日」はぜひとも覚えておきたいものだが、グーグルカレンダーに「繰り返し設定」で記録しておくと、忘れずに格安セレブな食事を食べることができる。この考え方に沿って、グーグルカレンダーに記入すべきお得な日付をチェックしていこう。
1日は丸亀製麺の「釜揚げうどん」が半額以下、
31日と3月1日はサーティワンの「ダブル」が31%引きに!
28日の「にわとりの日」の次は、29日の「肉の日」だ。この日は焼肉チェーンからステーキチェーン、そして食べログ上位評価の肉料理の専門店などあらゆる肉業態で超お得なメニューを用意している。
たとえば、120分で2680円(税別)の食べ放題で有名な「焼肉でん」では、毎月「肉の日」には、時間は90分と短くなるが1980円(税別)で食べ放題になるメニューを用意している。
すかいらーくグループの「ステーキガスト」も肉の日のスペシャルメニューを用意していることで有名だ。2017年11月は、赤身ステーキ225グラムとハンバーグ200グラムが鉄板にのった「熟成赤身ログステーキ&牛っとこぶしハンバーグ」が2399円(税別)で、29日と30日に提供された。
ホットペッパーグルメで「肉の日」と検索すると、東京だけで50件の検索結果がヒットする。お店によっては当日予約もできるので、おいしい内容のお店を狙ってお得なコースを選ぶのも楽しいだろう。
さて、1年で2月だけは29日の「肉の日」が存在しない。いや、4年に一度の夏季オリンピックイヤーだけは毎月「肉の日」が存在する。
それと同じ原理で1年に7回だけしか存在しない31日と3月1日は、「サーティワンの日」である。つまり「サーティワンアイスクリーム」でダブルのアイスクリームが31%引きで食べられる日になる。
サーティワンの「ダブル」とは文字通り、2種類のアイスをスクープで球形にすくってコーンないしはカップの上に2個のせるサーティワンの人気メニューだ。サイズはスクープの大きさによってスモールとレギュラーの2サイズがある。
価格は地域によって若干異なるが、たとえば通常価格が450円(税込)のスモールダブルがこの日は31%引きで310円(税込)に、630円(税込)のレギュラーダブルは31%引きで434円(税込)になる。やはり31日、そして3月1日はサーティワンに行くべし!である。

日付が変わって毎月1日は丸亀製麺の「釜揚げうどんの日」で、この日は釜揚げうどんが全てのサイズで半額になる。いや、厳密には半額よりもちょっと安くなる(ただし1月1日は除く。2018年は1月5日が「釜揚げうどんの日」になる)。
通常価格では一玉290円(税込)の「並」がこの日は140円(税込)、うどん三玉の「特」だと490円(税込)が240円(税込)になる。
これだけ安ければ、天ぷらを増量しても財布を痛めることなく、格安セレブなディナーを楽しむことができるだろう。
1日以外にも、11月の立冬の日を「夜なきうどんの日」と称して、対象のうどんが半額になるサービスを実施している。2017年は11月7日、8日、9日に「ごろごろ野菜の揚げだしうどん」並620円(税込)が、310円で提供された。次回は忘れないように、こちらもグーグルカレンダーに記入しておこう。
10月1日は「天下一品」でラーメン無料券をゲット!
11月29日は「ロッテリア」で特別なバーガーが食べられる
そのほか、毎月1回ではなく、年に1回だけお得になるイベントも存在する。
毎年10月1日は「てんかいちの日」ということで、私が大好きなラーメンチェーン「天下一品」では「天下一品祭り」が開催される。この日は例年、ラーメン(並、大、特大、定食を含む)を注文した人にラーメン(並)の無料券がプレゼントされる。

「ロッテリア」では年1回、11月29日を「いいにくの日」として、バンズから肉が大きくはみでる特別メニューを販売する(2017年はアメリカ産ビーフステーキ100グラムを挟んだ「はみだしステーキバーガー」(1200円・税込)を11月24日~29日に限定販売した)。
こういった「年に1回」のイベントは忘れてしまいがちなだが、これもグーグルカレンダーの「毎年」設定にしておけば、決して忘れることはないだろう。
給料日前の18日でも財布にやさしい!
「てんや」なら「サンキュー天丼」が390円に!
さて、ここまでご覧になってお気づきかどうかわからないが、外食チェーンでは通常月末から月初にかけて「お得な日」が集中する傾向がある。それは「給料日後のゆたかな財布を狙え」という経営セオリーが背景にあるからだ。でも、「むしろ給料日前に財布にやさしい日を用意している飲食店はないのか」と思われる方も少なくないだろう。
そのような方のために、給料日前の18日にお得になる外食チェーンをご紹介しよう。
毎月18日は「てんやの日」である。この日、天丼チェーンの「てんや」では通常メニューにはない「サンキュー天丼」を390円(税込)で販売する。通常の天丼並500円(税込)よりもずいぶん安い。
一応、タテマエ的な理由だろうか、通常は「海老・イカ・キス・かぼちゃ・いんげん」となっている500円の天丼とは「違う」メニューにするために、サンキュー天丼の具は「海老・イカ・野菜三種(かぼちゃ・れんこん・いんげんなど)」になっている。つまり、「キス」が「れんこんなどの野菜」に変更されているのだ。しかし、ボリューム的には通常の天丼と変わらない。給料日前のお財布には、十分おいしいメニューといえないだろうか。
今回は、特定の日に限って、お得に外食チェーンで食事を楽しむための裏ワザを紹介した。最後に、こうしたお得な食事をより堪能するために、格安セレブ直伝のコツをひとつ伝授しよう。
グーグルカレンダーに記入する際には、前の日の23時にこの予定が入るようにして、リマインドができるようにしておくのがいい。この方法だと「ああ、明日は『にわとりの日』だ」とわかるので、前の晩のうちに「明日の夕食はケンタッキーブライドチキンだからね!」と家族に念を押すことができる。これをするだけで、「もう!今日は食事の用意をしちゃったわよ!」と言われることなく、家族全員でお得ワザをより堪能できるようになるはず。ぜひ参考にしてほしい。
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還元率 | 年会費 (税抜) |
ブランド | 電子マネー対応 (ポイント付与対象) |
カード フェイス |
◆OricoCard THE POINT (オリコカード・ザ・ポイント) |
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1.0~2.5% | 永年無料 | JCB Master |
Suica ICOCA |
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iD |
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◆アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード |
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1.5%~ | 1万円 | AMEX | Suica ICOCA |
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◆楽天カード |
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1.0~3.0% | 永年無料 | VISA JCB Master |
楽天Edy (楽天Edyへの チャージ分は 還元率0.5%) |
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◆JCB CARD W(ダブル) |
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1.0~3.0% | 永年無料 | JCB | QUICPay |
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◆イオンカードセレクト | ||||
0.5~1.0% |
永年無料 | VISA JCB Master |
Suica ICOCA WAON |
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【イオンカードセレクトのおすすめポイント】 一般的な「イオンカード」ではポイントがつかない「WAON」チャージでポイントが貯まり、「ポイント2重取り」ができるのが最大のメリット。また、「イオンカードセレクト」の保有+月1回のカード(または搭載のWAON)決済+ネットバンキングに登録という3つの条件を満たすだけで「イオン銀行Myステージ」の「シルバーステージ」に到達し、「イオン銀行」の普通預金金利が通常の30倍=0.03%になる(こちらの記事を参照)。メガバンクの定期預金金利が0.002%の今、普通預金金利が0.03%になるのはお得!「イオンカードセレクト」以外の「イオンカード」保有者はすぐ切り替えよう! |
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