毎回お宝株を発掘している原宿投資研究所だが、今回は特別編として、日本の代表的な銘柄の本当の価値について研究していく。分析するのは、青山学院大学大学院教授の榊原正幸さん、別名プロフェッサー・サカキ。数々の株投資本でおなじみの氏が、最新決算を用いて本当の「底値」を明らかにする。ファンダメンタル分析に基づく株式投資法をご堪能あれ!
資産内容を診て、堅実に底値で投資する方法
「リスクを抑えた安全な投資」を実践していくためには、資産内容を診て、投資対象と買い値の株価を算出することが肝要です。
そうすることで、堅実に底値で投資することが可能になります。そして、そのためには、財務データに基づく投資指針を持つことが欠かせません。
ここでは、企業の財務諸表の中でも、その企業の財務内容を示す最も基本的なものである「貸借対照表」を用いて、株価の安値を読み解く手法をご紹介します。
ここで取り扱うのは、企業の「清算価値」に基づく株価の安値の算出法です。

「清算価値」とは、簡単に言えば、「その企業の資産を売却して現金化して、それで借金を返した後に残っている価値」のことです。数式ふうに言えば「現金化した資産-負債=清算価値」です。
この「企業の清算価値」を割り出して、それを参考にしながら株価の安値を予測し、そのくらいの株価で買っておけば、かなり安全な株価で投資を始めることができるわけです。
さて、ではどうやって「企業の清算価値」を割り出すのかといえば、各企業の貸借対照表(バランスシート)を見ればいいのです。次ページからいよいよ具体的な方法について述べていきます。



