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今週の日経平均株価は、一時6万3799円まで上昇して
取引時間中の最高値を更新するも、週末にかけて失速
今週(5月11〜15日)の日経平均株価は、週半ばに史上最高値を更新して6万3799.32円まで上昇したものの週末にかけて失速し、最終的に先週末と比べて1304.36円(2.08%)安い6万1409.29円で終えました。
日経平均株価チャート/日足・3カ月(出典:SBI証券公式サイト)※画像をクリックすると最新のチャートへ飛びます
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今週は米国市場でAI・半導体関連株が買われ、ナスダック総合株価指数が連日で最高値を更新。東京市場でもこの流れを引き継ぐ形となりました。一方で5月7日の3300円を超える急伸の反動に加え、決算発表がピークを迎えたこともあり、売り買いが交錯。日経平均株価は連日で6万3000円台に乗せたものの、高値をつけた後は伸び悩んで失速する形が続き、日中値幅が1000円を超える日があるなど荒い値動きが目立ちました。
そんななか、5月14日には一時6万3799.32円まで買われ、取引時間中の最高値を更新。しかし、その後は上値の重さが意識され、利益確定の売りが強まりました。
週末の5月15日も前場に6万3235.77円まで買われましたが、その後は軟化。終盤にかけて下落幅を広げ、一時は6万1000円を割り込む場面も見られました。この日は長期金利の上昇が重荷になったほか、フジクラ(5803)やキオクシアホールディングス(285A)など、これまで相場を牽引していたAI・半導体関連株の売りが膨らみ、日経平均株価を大きく押し下げました。
ただし、キオクシアホールディングスは5月15日の取引終了後に決算を発表。2027年3月期・第1四半期の業績予想として、連結最終利益が前年同期比48倍の8690億円になる見通しを示しました。これを受けて時間外取引で急騰し、一時は15日終値と比べて23%超高い5万5000円台に乗せる場面も見られました。
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来週はAI・半導体関連株の目先のピーク感が意識されるなか、
中小型の「フィジカルAI」関連銘柄の動向を要チェック!
【来週の日経平均株価の想定レンジ】
5万9500 ~ 6万3000円
来週(5月18〜22日)の日本市場は、AI・半導体関連株の動向を見極める展開になりそうです。足元で利益確定の動きが見られますが、長期的には上昇トレンドが続いていると考えられます。ただし、指数インパクトが大きい“値がさハイテク株”において目先のピーク感が意識されるようだと、不安定な相場展開になる可能性があります。
また、AI関連株に対する利益確定の動きが目立つ一方、足元ではファナック(6954)や安川電機(6506)など「フィジカルAI」関連に物色の広がりが見られます。この「フィジカルAI」関連の物色が中小型株に広がってくるようだと、センチメント(投資家心理)の改善が見られそうです。
【※関連記事はこちら!】
⇒「フィジカルAI」関連銘柄を紹介!“AI相場”の第二幕と期待される「フィジカルAI」は、AIが現実世界と融合する近い将来において基盤技術となる重要テーマ!
そのほか、決算発表シーズンのピークを通過したことで、あらためて業績を手掛かりとした物色が活発になると見られます。
【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
サクシードが+113.37%で値上がり率トップ!
ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄を見ていきましょう。
今週の値上がり率ランキングのトップはサクシード(9256)でした。明確な材料は確認できませんが、流動性の低い銘柄なので値幅取り狙いの投機資金が向かう形となり、連日のストップ高で急伸しました。なお、5月14日に発表した決算でサプライズはありませんでしたが、翌15日もストップ高となっています。
値上がり率2位のFIG(4392)は5月7日、台湾企業と共同で、最先端AI半導体の検査工程に使われる自動化装置を開発したと発表。このニュースが引き続き材料視されているようです。この装置は、グローバル市場で高いシェアを有する米国企業のAI向け半導体に搭載されるGPUパッケージを対象としています。
値上がり率3位は日新商事(7490)。5月11日に、同社社長の筒井博昭氏が全株式を保有するEDIANDが、マネジメント・バイアウト(MBO)の一環として日新商事に対して公開買い付け(TOB)を行うと発表。TOB価格の2210円にサヤ寄せする動きとなりました。
一方、今週の値下がり率ランキングの1位はユニチカ(3103)でした。電子部品生産向けの素材「ガラスクロス」などの需要拡大への期待から大きく買われていましたが、4月21日につけた高値4380円をピークに調整が続きました。さらに、5月14日に今期減益見込みを発表したことが嫌気され、換金売りの動きが強まったようです。
値下がり率2位はアクアライン(6173)。東京証券取引所が4月30日、同社の上場廃止を決定し、整理銘柄に指定すると発表しており、換金売りが続いています。
| ■今週の値上がり率 トップ5 | ||
| 順位 | 先週末比(%) | 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ |
| 1 | +113.37 | サクシード(東G・9256) |
| 2 | +112.12 | FIG(東P・4392) |
| 3 | +76.40 | 日新商事(東S・7490) |
| 4 | +64.42 | シリコンスタシオ(東S・3907) |
| 5 | +51.43 | レナサイエンス(東G・4889) |
| ■今週の値下がり率 ワースト5 | ||
| 順位 | 先週末比(%) | 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ |
| 1 | −44.92 | ユニチカ(東S・3103) |
| 2 | −42.11 | アクアライン(東G・6173) |
| 3 | −39.03 | ReYuu Japan(東S・9425) |
| 4 | −37.89 | Aiロボティクス(東G・247A) |
| 5 | −32.98 | abc(東S・8783) |
| ■今週の出来高 トップ5 | ||
| 順位 | 出来高(株) | 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ |
| 1 | 1,390,413,600 | NTT(東P・9432) |
| 2 | 1,091,487,100 | ランド(東S・8918) |
| 3 | 679,772,300 | オンコセラピー・サイエンス(東G・4564) |
| 4 | 446,853,700 | ソフトバンク(東P・9434) |
| 5 | 416,627,100 | ソニーフィナンシャルグループ(東P・8729) |
【来週の主要イベント】
米国の製造業・サービス部門PMI、FOMC議事要旨、
エヌビディアやウォルマート決算に注目!
来週は以下のようなイベントが予定されています。
<5月18日(月)>
◆中4月小売売上高
◆中4月鉱工業生産
◆米5月NAHB住宅市場指数
<5月19日(火)>
◆1-3月期四半期実質国内総生産(GDP)速報値
◆3月鉱工業生産 確報値
◆3月設備稼働率
◆3月第三次産業活動指数
◆欧3月貿易収支
◆決算:ホームデポ(HD)
<5月20日(水)>
◆決算:東京海上ホールディングス(8766)、SOMPOホールディングス(8630)
◆独4月生産者物価指数(PPI)
◆欧4月消費者物価指数(HICP)改定値
◆米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
◆決算:エヌビディア(NVDA)、アナログ・デバイセズ(ADI)、ターゲット(TGT)
<5月21日(木)>
◆4月貿易統計
◆3月機械受注
◆独5月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
◆独5月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)(速報値)
◆独5月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
◆独5月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)(速報値)
◆米5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
◆米4月住宅着工件数
◆米5月製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値
◆米5月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)(速報値)
◆米5月総合購買担当者景気指数(PMI)速報値
◆決算:ウォルマート(WMT)
<5月22日(金)>
◆4月全国消費者物価指数(CPI)
◆独1-3月期国内総生産(GDP)改定値
◆米5月ミシガン大学消費者態度指数 確報値
【来週の注目銘柄】
「VRAIN Solution」「セック」「Kudan」の3銘柄をピックアップ!
来週、注目したい銘柄は、この3つです。
| VRAIN Solution(2026年5月15日時点) | ||||
| 業種 | 市場・コード | 株価 | 予想PER | 実績PBR |
| 情報・通信 | 東G・135A | 3860円 | 40.7倍 | 18.97倍 |
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企業の設備投資への意欲を背景とした業績拡大に期待! AI技術で工場の生産性を向上させる「AIシステム事業」と、製造ラインの自動化をサポートする「DXコンサルティング事業」を展開。AI・デジタル技術による生産工程の自動化・効率化を実現するさまざまなソリューションを提供します。2026年2月期の業績は、売上高が前期比52.9%増の32億7800万円、営業利益が同53.8%増の9億1400万円でした。既存システムの刷新やDXの推進など、企業の設備投資への高い意欲が見られるなか、成長期待は大きいです。株価は、5月11日に一時4250円まで買われた後、調整を見せていますが、ボリンジャーバンドの+1σまで下げてきたことで、リバウンドが期待されます。 |
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| セック(2026年5月15日時点) | ||||
| 業種 | 市場・コード | 株価 | 予想PER | 実績PBR |
| 情報・通信 | 東P・3741 | 3730円 | 24.1倍 | 3.69倍 |
|
「フィジカルAI」ソフトの組込みで圧倒的な優位性を誇る 世界のロボット開発の標準規格である「ROS(Robot Operating System)」のビジネス利用に早くから着手しており、「フィジカルAI」ソフトの組み込みで優位性を持っています。また、宇宙・防衛分野にも強く、JAXAの衛星・探査機ミッションの支援や防衛関連の指揮管制システムなどを手掛けています。2026年3月期の業績は、売上高が前期比9%増の112億2000万円、営業利益が同4.8%増の18億7900万円でした。非接触IC関連の開発が増加したことに加え、民間企業向けのDX関連の開発も増加しています。株価は、4月24日につけた安値2791円をボトムにリバウンド。2月19日につけた年初来高値4245円が射程に入っており、高値更新からの一段の上昇を狙いたいところです。 【※関連記事はこちら!】 ⇒「AIロボット」関連銘柄を解説! 従来のロボットより複雑な作業が可能な「AIロボット」は、製造や農業、医療、介護など、あらゆる現場での人手不足を解消! |
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| Kudan(2026年5月15日時点) | ||||
| 業種 | 市場・コード | 株価 | 予想PER | 実績PBR |
| 情報・通信 | 東G・4425 | 2404円 | − 倍 | 10.34倍 |
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「フィジカルAI」時代の空間知覚プラットフォームを提供 AP(人工知覚)の基幹技術であるSLAMアルゴリズムなどを、ロボットや各種デバイスに組込むためのソフト「Kudan SLAM」をライセンス化して顧客に提供。デジタルツインや移動ロボット向けに、空間知覚技術を展開しています。2026年3月期の連結業績は、売上高が前期比131.3%増の11億9600万円、営業損益が5億8500万円の赤字(前期は8億円の赤字)と赤字幅が縮小。株価は、5月11日につけた高値3140円をピークに調整を見せています。週末15日の下げで下値支持線として意識されていた25日移動平均線を割り込み、ボリンジャーバンドの−1σまで下げてきたことで、リバウンドが期待されます。 【※関連記事はこちら!】 ⇒「フィジカルAI」関連銘柄を紹介!“AI相場”の第二幕と期待される「フィジカルAI」は、AIが現実世界と融合する近い将来において基盤技術となる重要テーマ! |
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【※今週のピックアップ記事!】
⇒「フィジカルAI」関連銘柄を紹介!“AI相場”の第二幕と期待される「フィジカルAI」は、AIが現実世界と融合する近い将来において基盤技術となる重要テーマ!
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