本業は好調 コスト削減も進む
超低位株さいか屋を敢えて推したくなるポイントは3つ。

1:最終利益は赤字だった時期も営業利益は黒字を継続
さいか屋は近年、経常利益および最終利益段階で赤字を計上してきたが、本業の利益すなわち営業利益は黒字であり続けた。特筆すべきは、債務超過転落に至り巨額最終赤字を計上した10年2月期でさえも営業利益は黒字、本業自体は黒字経営だったのだ。
2:営業CFにおいても黒字を持続している
09年から12年まで、営業キャッシュフローは10~15億円で推移。ここでも、本業の堅調さをうかがい知ることができる。金回りにおいても決して悪くなかったのだ。

3:事業再生ADRのスキームが有効に作用
さいか屋は2010年に事業再生ADR(本ページの最後の注参照)の手続きが成立し、様々な自助努力を遂行した結果、総売上においては
09年度:688億→12年度:402億(減少率41.6%)
と、企業規模こそ大きくシュリンクしたが、負債は
09年2月期:435億円→12年2月期225億円(削減率48.3%)
と、大きく圧縮。人件費に至っては09年2月期:52億円→12年2月期 19億円と62%も削減しており、また支払利息も同様に50%近く削減している。
パラサイトのごとく営業利益を蝕んでいた悪しき支出も激減、結果、黒字で最終まで走りぬける企業へと生まれ変わったのだ。
さらに今年4月の決算発表直前の1月12日には、業績の上方修正(売上高2.5%増、経常利益30%増など)も発表するといった好調ぶり!
なのに予想PERはたったの2.4倍! しかも資産売却といったシリコンカップのパチ低PERではない、ガチで稼ぎ出したモノホンGカップ低PER、私には注目しない理由が見つからないと言わざるをえない!



