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「毎月分配型の投資信託」の売買で“やってはいけない”ダメな行動とは?“見た目の利回り”に惑わされたり、減配直後に慌てて売ったりしないのが負けないコツ!

2020年3月5日公開(2022年3月29日更新)
ザイ編集部
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「毎月分配型」の投資信託を売買するときに、多くの人がやりがちな“ダメ行動”とは⁉

発売中のダイヤモンド・ザイ4月号には、恒例特集「毎月分配型投信100本の【本当の利回り】」を掲載! 半年に一度掲載しているこの特集では、毎月分配型の投資信託の「本当の利回り」ランキング上位30本を紹介するほか、人気の毎月分配型の投資信託100本について、利回りだけでなく「健全度」や「今後の分配余力」などの面から細かく分析。さらに、毎月分配型の投資信託に投資するうえでの“ダメ行動”なども取り上げているので、毎月分配型の投資信託を保有している人や、これから投資したい人なら必見だ!

今回は特集の一部を抜粋し、毎月分配型の投資信託を売買するうえで、やりがちな“ダメ行動”を2つ紹介! 商品選びや、保有してからの投資判断の参考になるので、ぜひチェックを!
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【2020年版】毎月分配型の投資信託の「本当の利回り」ランキング公開! ベスト5のうち4銘柄は「リート型」で、特に「海外リート」に投資する銘柄の成績が好調

毎月分配型の投資信託を売買するときのダメ行動【その1】
⇒とにかく利回りが高い投資信託を選ぶ!

見た目の利回りより「本当の利回り」が重要!

 ダイヤモンド・ザイでは、毎月分配型の投資信託の分配金利回りを計算する際に、分配金の合計から基準価額の下落分を差し引き、それを1年前の基準価額で割っている。こうすることで、その投資信託の“本当に儲かっている度合い”がわかる。これが「本当の利回り」だ。見た目の利回りだけでは、本当に儲かっているかどうかはわからないので、必ず「本当の利回り」を確認するようにしたい。

 ただ、「本当の利回り」も、市場の変動によって大きく動くもの。以下のグラフは、2019年12月末時点で、毎月分配型の投資信託の「本当の利回り」ランキングで第1位となったチャイワン[中華圏株式ファンド](本当の利回り=24.1%)の、直近3年間にわたる「本当の利回り」の推移だ。

 ダイヤモンド・ザイ2020年4月号(2019年12月末時点)で「本当の利回り」が1位だといっても、直近3年間の「本当の利回り」は乱高下していることがわかる。それだけリスクをとった運用をしている証拠だ。現時点の高利回りだけを見て飛びつく前に、「本当の利回り」の長期的な推移をしっかりチェックし、どれだけのリスクを取れるか、自らに問い直したほうがいいだろう。
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毎月分配型の投資信託を売買するときのダメ行動【その2】
⇒「減配」したらすぐに乗り換える

 「減配したら即、ほかの投資信託に乗り換える」という人は多い。ただ、「減配=今後の見通し」が悪いというわけではない。むしろ、健全な運用のために必要な場合もあるからだ。

 分配金は投資信託の「純資産」から支払われるもの。分配金を出すほど純資産は減り、純資産を口数(投資信託を買っている人の持ち分)で割って算出する基準価額も下落する。その下落分を運用でカバーすべきなのだが、うまくいかないこともある。そこで、減配することにより、純資産の減少と基準価額の下落を抑え、運用を健全化させるのだ。

 実際、みずほUSハイイールドオープンBコース(為替ヘッジなし)は、2019年4月以降、基準価額の下落が続いていたが、2019年10月に減配したことで、基準価額は徐々に持ち直している。

 また、分配金の額だけで損得を判断してはいけない。これまでに受け取った分配金の金額に、基準価額の上げ下げや、一部売却で得た金額も加えた「トータルリターン」をチェックすることも重要だ。毎月分配型の投資信託の場合、基準価額が下がっていても、今まで受け取った分配金の合計を加えたトータルリターンがプラスならOK。減配したり基準価額が下がったからといって、すぐに慌てて売却する必要はないのだ。

 さて、ここまで毎月分配型の投資信託を売買するうえで避けたい“ダメ行動”を紹介してきた。ダイヤモンド・ザイ4月号の特集「毎月分配型投信100本の【本当の利回り】」では、人気の毎月分配型の投資信託100本の「本当の利回り(直近の数字だけでなく、3年間の平均値付き)」や分配健全度、分配余力などを紹介しているので、誌面も併せてチェックしてほしい!
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