超成長株投資で資産10倍計画!

コロナショックで日本株の週間下落幅が過去最大に。
ポートフォリオの買い増しや銘柄選択など
暴落後のパフォーマンス改善策を助言山本潤の超成長株投資の真髄 第55回

2020年3月18日公開(2020年3月18日更新)
山本 潤
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適切なリスク管理で退場者を出さなかったのが不幸中の幸い

 日経平均の週間下落幅が過去最大を記録するなど、株式市場は崩壊状態です。それを受け、堅調だったDFRポートフォリオも壊滅的な打撃を受けました。下落時にゆっくりと2回買い下がりました。現状は報われてはいませんが、やがて報われる時がくるでしょう。

 非常事態を受け、私は今後2カ月間をDFRポートフォリオのパフォーマンスを集中的に改善する期間と位置づけており、今回はその考え方や方策を助言します。

 まずは最も重要な助言です。株式投資は余裕資金の半分以下で取り組んでください。会員の多くはこれを守ってポートフォリオを構築しています。その結果、大暴落による撤退者を出さなかったことは不幸中の幸いと言えます。

暴落後の買い増しのルール

 大暴落の渦中にありながら、多くの会員が余裕資金で買い増してポートフォリオを増築しています。そうした方々への助言です。確かに現状の株価はとても割安です。しかし、相場に過剰に反応せず、残りの余裕資金を投入する金額は2割以下にとどめてください。構築のスピードも慌てず、約2カ月かけてゆっくり行ってください。

 一方、少数ですが、余裕資金の大半を株式投資に費やし、現金が少ない会員もいます。暴落後の反発を期待し、信用取引を活用した買い下がりや、遠いアウト・オブ・ザ・マネーのプットプションを売るなどのパフォーマンス改善手段がありますが、致命的な損失を招きかねないので控えてください。

異常に高いボラティリティが収まるのを待つ

 次にDFRポートフォリオの立て直し策です。直近の作戦は、高い異常値を示しているボラティリティが収まることを待つことです。ボラティリティが高い期間が数週間程度は継続するものの、やがて低下するでしょう。ボラティリティが40~50%の水準から、30%~40%の水準まで低下する動きが2カ月以内に生じると考えます。ボラティリティが低下すると、資本コストが低下し、それにより日経平均株価は17%程度、小型株は25%程度の上昇を促すと考えます。

 残した4%のキャッシュは、相場が下押しされ、日経平均が17000円を割れた段階で投入致します。そして、さらなる下押しがあれば、ポートフォリオの改質を行います。

 コロナへの対応は明暗別れています。暗は、イタリアやスペインなど欧州の感染拡大が悪化していること。明は中国の経済活動の平常化、韓国の終息が見えていることです。WHO事務局長が高く評価したシンガポールや日本など、アジア諸国が先んじて沈静化の兆しが見えることでしょう。沈静化が進むにつれ、過剰な自粛ムードは段階的に解消され、アジア諸国から経済が戻るでしょう。とは言え地域によってクラスターが再び発生し封鎖される事態も起こり得る中、徐々に再開されるでしょう。

 深刻な景気後退にさせないためには、国民の病気への恐怖を鎮めることが重要です。ただ、簡単ではなく平常化までに時間がかかるでしょう。一方、コロナとの共存も始まっています。一定のルールのもとでプロ野球やJリーグは開幕します。東京五輪は中止や延期が市場にほぼ織り込まれたと思いますが、まだ分かりません。東京の感染状況を見ればクラスター追跡が奏功しており期待が持てます。日本のクラスター追跡はWHOも高く評価しています。

安易な連想ゲームで銘柄を選択しない

 企業業績は、当面の間、運輸や観光など需要減が直撃する企業、景気敏感業種の企業は厳しいでしょう。しかし、これらの企業の株価は来期の大幅減益を織り込んでおり、長期投資で考えるとケースバイケースで買いの銘柄もあります。状況を冷静に判断することが大事です。

 ポートフォリオによる長期運用では、現状だけを見てディフェンシブ銘柄や業績悪化しにくい銘柄など安易な連想ゲームで選ばないことです。あくまで通常に戻った場合をベースに考えて、優れた事業や秀でた経営している企業に着目をすることが基本です。また、ポートフォリオにあえて悪い銘柄を入れることも重要です。パフォーマンスの改善目標は、今後2カ月でNAV(純資産総額)を20%回復したいと思います。

(DFR投資助言者 山本潤)

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