韓国で50万部の超ロングセラーが発売から7年、いよいよ日本に上陸。韓国で社会現象を巻き起こした『勉強が面白くなる瞬間』。この本を読んで、学生の98.4%が「勉強をしたくなった」と証言! なぜ、勉強をしなかった人たちが勉強に夢中になるのか。10代~70代の世代を超えて多くの人が共感。そこにノウハウは一切ありません。ただ、この本を読んだ人にはわかることでしょう。執筆に8年かかったとされる『勉強が面白くなる瞬間』から、その驚くべき内容を紹介する。
今回の連載から紹介するのは、モチベーションアップに役立つ9人のエピソード。受験勉強につかれている人や仕事がうまくいかずつかれている人に、そっと届けたい内容です。周囲に疲れている人がいたら、ぜひ教えてあげてください。あなたがきっと、その人のモチベーターになるでしょう。
心の中にモチベーターを持とう
自分と競争するときは、自分をダメにする「ライバル」を持つよりも、心の中に「モチベーター(Motivator)」を持ちましょう。
「モチベーター」とは、その人の生きざまを通じて、それを見守る人の心に情熱を花咲かせてくれる人のことです。それは彼ら自身、自分との孤独な戦いに勝利を収めた人たちだからです。
心の中にライバルを持つと、常に相手が持つ「条件」に目がいってしまいますが、モチベーターを持てば、彼らの「人生に対する態度」が見えます。心を開いて、人生の先輩から多くのことを学びましょう。
ひょっとすると今日にでも、あなたの生き方を振り返らせてくれる人生のモチベーターに出会えるかもしれません。
ケース:マイケル・ジョーダン(バスケットボール選手)
私は常に、もっとうまくなりたいと思っていました。自分が最高であることを示すために、練習に練習を重ねました。鍛え抜いた精神は、決して自分を裏切ることはありません。足をちょっと捻挫したくらいで2週間も欠場するプレーヤーがいますが、信じられないことです。そんなときほど、私は精神力で試合に出場しました。腰の痛みで体が震えるような日でも、40得点を挙げたこともあります。練習も休んだことはありません。試合のある日は、まだ暗いうちから無人のコートで一人、フリースローの練習をしました。自分はもっとうまくなれるはずだと、信じていたからです。
ある日、父がチームの主治医に私の体調について尋ねたことがあります。主治医はこう答えました。
「ジョーダンの体調は最悪です。ひどい風邪で、下痢もしています」。
すると父はこう言ったそうです。
「おお! マイケルの奴、今日の試合はかなりの活躍が期待できそうだ!」
(本原稿は書籍『勉強が面白くなる瞬間 読んだらすぐ勉強したくなる究極の勉強法』の一部抜粋したものです)